あすなろブルワリー
福岡市地下鉄「千代県庁口」駅から徒歩約1分、千代東公園沿いにある「あすなろブルワリー」。かつて旅客機の客室乗務員として世界中を飛びまわり、各地のパブでその土地ならではのビールを飲み比べてきたオーナーが「日本にもその土地ならではのビールがあれば」と本場・ドイツの醸造所でビールづくりを学び、ここ福岡・千代で始めたパブを併設するブルワリー(醸造所)だ。
こちらでは地名「千代(ちよ)」を冠するエール・IPA・クロ・セゾンの主に4種のクラフトビールを醸造している。かんきつ系の香りがするアロマホップでフルーティに仕上げた「ちよエール」や、エールと同じホップを2倍量使うことで香りは高めつつも、苦味と度数は抑えた「ちよIPA」。さらに、ロースト麦芽とチョコレート麦芽を加えまるでコーヒーのような風味の「ちよクロ」や、麦芽と小麦で喉越しがいい強炭酸に仕上げた「ちよセゾン」とどれも個性あふれる一杯である。
初めての方におすすめなのが、エール・IPA・黒・セゾンの「ちよ」シリーズ全4種を、130mlのミニグラスでちょっとずつ飲み比べができる「4種飲み比べセット(3種もあり)」。それで、まずそれぞれの個性を確かめてみて、とくに気にいったものがあれば通常のサイズで頼むのがいいだろう。もちろん、どれも魅力的な一杯なので毎度、飲み比べセットで全種楽しむのもありだ。
こちらでは「ソーセージの盛り合わせ」をはじめ、クワトロフォルマッジやマルゲリータなど数種類のピザ、枝豆やカシューナッツ、トルティーヤチップスなどおつまみ系も提供。よく冷えたビールはそれだけでも十分に旨いものだが、肴があれば一段とおいしく感じられるのもまた確かだけに、このようにビールと相性のいい軽食があると、お酒の席がより盛り上がることだろう。
「あすなろブルワリー」では自宅でもクラフトビールを楽しめるようテイクアウトにも対応している。500mlのカップのほか、鮮度を保ったまま持ち帰れるよう耐圧ボトルでも提供可能。さらに、個人的に専用のボトルを用意し、お店まで持ち込めばそれを満タンにもしてくれる。ブルワリー、と聞くと日本人には馴染みのないものではあるが、オーナーはとても気さくな方なので、ほかでは味わえないここだけのクラフトビールを楽しみに、ぜひ気軽に立ち寄ってみてほしい。
※カップの容器代は無料ですが、耐圧ボトル(500ml)には1本50円の追加料金がかかります。
あすなろブルワリー
所在地:福岡県福岡市博多区千代4-6-31F
電話番号:092-710-4842
営業時間:17:00~23:00(土曜日は15:00~)
定休日:日曜日
https://www.facebook.com/asunarobrewery/