江戸川区共育プラザ小岩 子育て専門指導員 内藤成子さん

地域ボランティアによるプログラムも充実
「来てよかった」と思える子育てひろば作り

子育て支援を充実させている江戸川区では区内6カ所の共育プラザ内に「子育てひろば」を開設している。そのひとつが京成線「小岩」駅から徒歩5分の場所にある「江戸川区共育プラザ小岩」だ。建物の2・3階には子育てひろばや音楽スタジオ、スポーツルームなどが完備され、多彩な子育て・中高生支援事業を実施している。今回は、子育て専門指導員として長年、地域の子育てファミリーに寄り添ってきた内藤成子さんにお話を伺った。

「江戸川区共育プラザ小岩」の概要をお教えください

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

就学前の乳幼児とその保護者を対象とした子育て支援、中高生支援、世代間交流を3本の柱に活動している施設です。子育て支援の部屋としては、お子さんと保護者が自由に遊べる子育てひろばと、おやつやお昼を食べられる談話室があります。

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

中高生支援としては、ダンスができるスポーツルーム、完全防音の音楽スタジオ、バスケットやフットサルのできる屋外の球技場や学習室などがあります。子育て支援と共同の談話室には、日本プロビリヤード連盟に所属する世界チャンピオンから寄贈されたビリヤード台もあります。

なお、各部屋はすべて無料で、子育て支援の部屋は9時から17時まで、中高生支援の部屋は中学生が9時から19時まで、高校生が9時から21時まで(土・日曜日は中高生とも17時まで)利用できます。
※共育プラザの対象は未就学児までと中高生ですが、江戸川区では区内73小学校で「すくすくスクール」という小学生対象の事業も行っていて、そこに学童クラブの機能を持たせています。

子育てひろばについて詳しく教えてください

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

乳幼児と保護者が自由に遊び、交流をしながら、子育ての仲間づくりや情報交換ができるひろばです。滑り台やプレイハウスといった遊具やままごと遊びのおもちゃ、ブロックなどが置いてあって、絵本コーナーもかなり充実しています。また、授乳コーナーやベビーベッドも用意して、ママがリラックスして過ごせるようにしています。

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

利用にあたっては、お子さんのお名前で利用登録証を作って頂いていますが、これがあれば区内6カ所の「共育プラザ」のどこでも入館できます。ここは南小岩の共育プラザと距離が近いので、プログラムによっては南小岩から来る方もいらっしゃいます。

どんなプログラムを実施していますか?

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

定例行事として大きな遊具などで遊べる「自由ひろば」と「アスレチックひろば」、「ベビー&ママタイム」、「パパと遊ぼう」、読み聞かせや、わらべうたの集いなどを毎月開催しています。それから、スプーンなどを使ったツボ健康法やバルーンアートのワークショップ、美容師さんによるキッズカット講座、応急救命講座など、利用者のニーズに沿ったプログラムを月替わりで開催しています。このほか、保育園と合同で開催する「子育てフェスティバル」、「夏まつり」や「クリスマス会」といった季節イベントなどもあります。

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

特に「ベビー&ママタイム」はとても人気があります。0歳児とママに限ったプログラムなので、初めてママになったばかりでどうしたらいいのかわからず、お友達や相談相手がほしいというママたちの集いの場になっています。前半は遊びの指導、後半はグループでのおしゃべり会になりますが、そこでおしゃべりしながら同じ月齢ぐらいのお子さんのママ同士で親しくなれて、とても心強いのではないでしょうか。

地域ボランティアを活用されていると伺いました

「江戸川総合人生大学」で子育て支援について勉強された方や、長く園長をされていた方などに地域ボランティアとして登録してもらい、子育てひろばの見守りのお手伝いや各種プログラムの講師などをして頂いています。

年配の方が多いので、若いママが年の離れたボランティアさんから、わらべ歌のように昔のいいもの・身近なものでお子さんを楽しませてあげるスキル、そうした“おばあちゃんの知恵”みたいなものを教えてもらえる。そして何より、年配の方たちと関わることで、ママたちがちょっとゆったりした気持ちになれるというのが大きな利点だと思います。

子育て相談も行っていらっしゃるのですか?

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

ちょっとした工夫で解決できるような質問については、子育てひろばの中で職員がアドバイスしています。さらに、毎月1回個別相談日を設けていて、予約をとっていただいた上で、別室で30分ぐらいお話するというシステムにしています。

ただ、職員が子育てひろばでいろいろな話をしてくれているので、個別相談にくる方はそれほど多くはないですね。また、心配なケースについては小岩健康サポートセンターなどの専門機関につなぐようにしています。

子育て中のママと接する際に心掛けていることはありますか?

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

あいさつや送り出しの言葉掛け、ママの気持ちに添うような形での優しい対応を通して、少しでも「ここへ来てよかった」と思っていただけるような場づくりを心掛けています。例えば、2人目が生まれて上のお子さんが赤ちゃん返りしてしまい、お家でお子さん2人を抱えて困っているというママがけっこういらっしゃいますが、そういう方には「下のお子さんを見ている間にお姉ちゃんと遊んであげて」とか、サポートしてさしあげる。そうすることで、行き詰っているママがちょっとでもほっとして帰られればうれしいですね。今のママたちはとてもまじめで一生懸命子育てしていらっしゃいますが、ぜひここにいらして、一人で悩まず楽しく子育てしてもらえたらと思います。

6つの共育プラザのうち、「江戸川区共育プラザ小岩」の特色はどんな点ですか?

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

子育て中のスタッフを含めて職員の年齢の幅が広いので、そうした職員と触れ合い、それをきっかけにお友達作りできるところが魅力だと思います。また、6館の中でも特に地域ボランティアさんのプログラムが充実しているので、職員だけでなく、いろいろな方と触れ合うことができます。例えば、「自由ひろば」と「アスレチックひろば」では毎回、年配のボランティアのご夫婦が来てくださり、子どもたちをゆったりと遊ばせてくれています。

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

それから、おじいちゃん、おばあちゃんの同伴が多いことも小岩の特色ですね。おじいちゃん、おばあちゃんの面倒見がよくて、お子さんもとても懐いていらっしゃいます。お子さんをおじいちゃん、おばあちゃんに任せて稼業を手伝っているママもいらっしゃるようです。

小岩の子育て環境について教えてください

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

このあたりは古い土地なので穏やかな方たちが多く、おじいちゃん、おばあちゃんを交えた3世代交流が根付いていて、どこへ行っても安心していられるような場所だと思います。周りに緑も多くて、ちょっと行けば江戸川の土手があるなど、子育てにはとてもいい環境ですよ。駅前には商店街や大型スーパーマーケットがあって、生活するにも便利です。

江戸川区共育プラザ小岩
江戸川区共育プラザ小岩

今回、話を聞いた人

江戸川区共育プラザ小岩

子育て専門指導員 内藤成子さん

住所:江戸川区北小岩2-14-17
電話番号:03-3672-0604
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/plaza_koiwa/index.html

江戸川区共育プラザ小岩 子育て専門指導員 内藤成子さん
所在地:東京都江戸川区北小岩2丁目14番17号 
電話番号:03-3672-0604
開館時間:9:00~21:00(土・日曜日は~17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日も休館)、祝日、年末年始
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/kyoiku..