南行徳VOICE:
リトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」


リトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」
小林治美さん

遊びながら学び、学びながら感性を育てたい

「南行徳公民館」では、子どもの交流や成長のための様々な教室やサークル活動が行われている。そのひとつが、1~3歳児向けのリトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」だ。
子どもたちが自然と笑顔で楽しみながらも、そのひとつひとつの取り組みに子どもたちの成長を促す工夫があり、その先には、人生を音楽とともに歩める感性を育てるという目標がある。リトミックや「ぽこ・あ・ぽこ」の活動について、また南流山エリアの子育て環境について、指導者である小林先生にお話しを伺った。

―リトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」を主宰していらっしゃいますが、そもそも“リトミック”というのはどのようなものですか?

リトミックとは、作曲家であり、音楽教育家でもあったスイスのエミール・ジャック・ダルクローズによって開発された音楽教育法です。特徴的なのは、音楽教育にリズム運動を採り入れていること。音楽を聴くだけでなく、実際に歌い、身体を動かしながら音楽感覚を育てていきます。音楽から感じ取ったことを表現していくので、お遊戯のように動きが決められているわけではありません。

―お子さんの年齢によって、内容は変わるのでしょうか。

そうですね。模倣から自己を確立していく幼児期は、まだそれをする段階にありません。ですから絵本を題材にしたり、季節の行事を採り入れるなどして、子どもたちの想像力を膨らませる取り組みを心がけています。模倣に始まり、想像を経て、創造へと繋がっていくのです。

3歳にもなると音符を理解するようになり、4歳では音名・リズム・拍子を学びます。5歳では、リズムパターンをステップしたり、打楽器による合奏もします。小学生になれば内容はさらに音楽的なものとなり、子どもたちにとって少し難しいことも出てくるかもしれませんが、それと向き合うことで努力することを学ぶのです。

―リトミック教室は数多く存在しますが、そのなかで「ぽこ・あ・ぽこ」さんの特長を伺えますか?

保育園や幼稚園でも指導をしていますが、いつも感じるのは幼少時から音楽に親しむことの大切さです。遊びに始まり、遊びに終わるのではなく、遊びながらも“学ぶ”ということに重点を置いています。幼少時代のこうした経験を通じて、感性が豊かになり、音楽とともに人生を歩んでもらいたいというのが私の願いです。でも最初は、あまり深く考えず、まずは気軽に来ていただければ嬉しいですね。

―どのような方が通われているのですか?

やはり周辺の南行徳エリアからいらっしゃる方が多いですね。遠い方でも妙典や浦安エリアです。年に一度、「広報いちかわ」に案内を出すのですが、それを見て通うようになってくれた方や、口コミで興味を持ってくれた方もいます。

―“子育て”という視点で南行徳エリアはどのような印象でしょうか。

お子さんが多いので活気がありますね。「東京ディズニーランド」をはじめ、人気のレジャースポットも近いですし、生活施設も身近に感じられます。それと、人との交流によって、常に新しい情報が入ってくるというのも特長に挙げられるかもしれません。新しいことに敏感な方が多いと思います。

―南行徳エリアにこれから住む方へのメッセージをいただけますか?

ファミリー層が多いので、落ち着いた生活ができる街だと思います。さらに言えば、新しい友だちをつくったり、人との繋がりを求めている方が多いので、その意味では移ってきたばかりの方でも自然に溶け込みやすく、友だちがつくりやすい環境ではないかなと思います。

 

今回、話を聞いた人

リトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」
小林治美さん

ぽこ・あ・ぽこ
ぽこ・あ・ぽこ

活動場所:南行徳公民館内 2階・視聴覚室
市川市相之川1-3-7
活動日時:毎週水曜日14:00~21:00、毎週金曜日10:00~11:00

南行徳VOICE:
リトミック教室「ぽこ・あ・ぽこ」

所在地:千葉県市川市相之川1-3-7 南行徳公民館 2階 視聴覚室
活動時間:毎週水曜日14:00~21:00、毎週金曜日10:00~11:00