つくば市は日本有数の学術研究都市である「筑波研究学園都市」を擁する市だ。つくば市桜一丁目は市の東部に位置し、筑波研究学園都市の代表的施設「筑波大学」の東側に広がる「つくばテクノパーク桜」内にある。

「つくばテクノパーク桜」は、筑波研究学園都市の周辺開発地区として整備されたエリアで、1988（昭和63）年から始まった土地区画整理事業による街づくりは、1997（平成9）年に完了を迎えた。「つくばテクノパーク桜」の中心部にはショッピング施設が集中して設けられ、その周囲に住宅エリアが配置されていることから、生活利便性が高い。

交通アクセスも良好だ。桜一丁目の最寄り駅となるつくばエクスプレス「つくば」駅には自転車でアクセスできる距離で、コミュニティバス「つくバス」の「小田シャトル」でもアクセスできる。「つくば」駅から「秋葉原」駅まではつくばエクスプレスの快速で約45分で移動でき、東京都心方面へのアクセスも良好だ。

桜一丁目付近を通る学園東通りをはじめ、つくば市内の幹線道路は多車線で整備されているため、自動車の利用もしやすい。学園東通りを南へ走れば、常磐自動車道の「桜土浦」ICがあるほか、圏央道の「つくば中央」ICも近い。圏央道は2015（平成27）年に東関東自動車道と、2017（平成29）年には東北自動車道や関越自動車道と結ばれ、これらの高速道路沿線へのアクセスも便利になった。

買い物環境にも恵まれている。エリア内にはスーパーマーケットの「フードスクエアカスミ テクノパーク桜店」をはじめ、「カワチ薬品 つくば桜店」など様々なショッピング施設があり、日常の生活で必要なものは近隣で手に入る。コンビニエンスストアが充実しているのも便利だろう。

自動車を使えば「イーアスつくば」や「イオンモール土浦」など大型ショッピング施設での買い物もしやすい。

学生や若い研究者が多いこともあり、桜一丁目周辺にはカフェ「te.to.te」やタイ料理「プンプイ」など居心地のよい店が集まっていることも特徴だ。「つくば食堂花」など、地元の食材を味わえる店も揃っている。

計画的に造られた街ならではの魅力として、公園や緑地など緑に親しめる場所が多いことも挙げられる。桜一丁目内にある「反町の森公園」もそのひとつだ。春には桜のトンネルができて、シーズンには多くの人々が花見を楽しむ。

「つくばテクノパーク桜」内には、このほか「陽の見公園」や「水たまり公園」などの小公園も点在し、このエリアに暮らす人々や、研究所などで働く人々の憩いの場となっている。

交通アクセスやショッピングなど生活の利便性だけでなく、自然環境にも恵まれたつくば市桜一丁目エリア。この街は誰もが快適に暮らせる街といえるだろう。