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人口が増加した「土呂」駅周辺は保育施設も増加、子育て環境に恵まれた街へと進化している

多くのマンションが誕生した「土呂」駅周辺

さいたま市北区の「土呂」駅周辺では2000(平成12)年に「オーベル大宮土呂プライムタワー」が完成したほか、2001(平成13)年に「ザ・バーデン大宮土呂」、「セルテシティオ大宮植竹」、2002(平成14)年には「ローヤルシティ大宮土呂第3」、「コスモ大宮シティフォルム」、「ベルシェーナ大宮盆栽町」、2003(平成15)年には「ガーデンアクシス」も完成し、ベッドタウンとして進化を遂げた。

直近10年間ほどで「土呂」駅周辺に竣工したマンション
直近10年間ほどで「土呂」駅周辺に竣工したマンション

その後も2008(平成20)年に「ラ・アトレ大宮土呂」、「ブランズ大宮宮原サンマークス」、「イニシア大宮宮原コンフォートリッジ」、「イニシア大宮宮原ディーセントリッジ」が完成したほか、2011(平成23)年に「レーベンリヴァーレ大宮土呂レジデンス」、「イニシア大宮宮原サザンフォート」、2012(平成24)年に「レーベンリヴァーレスマートレジデンス土呂」、「シティテラス大宮宮原」、2015(平成27)年には「ルネサンス大宮土呂」と続々とマンションが完成を迎えた。

これらのマンションはとくに「土呂」駅の西側に多く、駅から近い場所には総戸数30戸から50戸の規模が多いが、駅から遠い場所には「ガーデンアクシス」など大規模マンションが誕生している。

人口増加に対応して、子育て環境が整備される

このようにマンションが増加したことから「土呂」駅周辺の人口は毎年増え続けている。さいたま市全域のここ10年の人口は約1.15倍、世帯数は約1.07倍の増加だが、「土呂」駅周辺では人口が約1.22倍、世帯数が約1.13倍と、さいたま市全域の増加率より高くなっていることが特徴だ。

人口・世帯数の推移(さいたま市の統計資料を元に作成)
人口・世帯数の推移(さいたま市の統計資料を元に作成)

子育て世代の人口も増えていることから、さいたま市では保育施設の充実に力を入れてきた。さいたま市では2014(平成26)年に153施設であった保育施設を現在は小規模保育131施設を含め453施設まで拡充、定員も13,655名から21,321名まで増やした。2019年4月にはさらに保育所が11施設開所し、930名の定員増加が予定されている。「土呂」駅周辺でも「大宮みちのこ保育園」が誕生する予定だ。

土呂駅周辺の保育施設
土呂駅周辺の保育施設

保育施設の増加に対応した保育士を確保するため、保育士や保育教諭の子どもに対し、保育施設を優先的に利用できる取り組みも行っている。また、保育施設を利用しやすくするため、ナーサリールームや家庭保育室等の保育料の軽減が行われていることも特徴だ。

今後も積極的な子育て支援が行われる予定

2018(平成30)年度の施政方針によると、さいたま市では「市民一人ひとりがしあわせを実感できる“絆”で結ばれたさいたま市」、「誰もが住んでいることを誇りに思えるさいたま市」を目指して、様々な取り組みが行われる。

認可保育園等の施設数と定員の推移(さいたま市の統計資料を元に作成)
認可保育園等の施設数と定員の推移(さいたま市の統計資料を元に作成)

とくに、子育て支援では、乳幼児期から青少年期に至るまで切れ目のない支援をより一層充実させていくため、誰もが安心して子どもを産み育てることができる環境を整備していくとしている。

具体的には、産後ケアや保育施設整備、保育士確保対策の強化、私立幼稚園などの預かり保育事業に対する補助拡充や、「子育て支援型幼稚園」の認定制度の創設、放課後児童クラブの拡充などがあげられており、今後のさらなる子育て環境の向上が期待される。

また、教育においては「日本一の教育都市」の実現を掲げ、生きる力の確実な育成や未来へ飛躍する人材の育成を図るなど、質の高い教育活動を実践していくとしている。

具体的には、小・中学校での英語教育として「グローバル・スタディ」の発展・充実、市立中学校・高等学校の部活動の充実・活性化などがあり、教育環境も充実することだろう。

子育て・教育に対し、さまざま取り組みが継続して行われてきたさいたま市。なかでも「土呂」駅周辺は子育てファミリーが快適に暮らせる街といえそうだ。

参考:さいたま市 平成30年度施政方針
URL:http://www.city.saitama.jp/006/003/003/002/p058091.html




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