小さな保険屋さんが始めた地域貢献。地域の方々の憩いと挑戦の場
JR「南浦和」駅から少し離れた住宅街の中にある、きれいに飾り付けられた入り口が印象的な保険ショップ「のむらほけんサービス」。店内にはフリースペースが設けられ、ハンドメイドやダイエット教室、ファスティングセミナーなどさまざまな講座が開かれている。扉を開くと女性たちの賑やかな声が聞こえてきた。なぜ保険ショップでフリースペースを開こうと考えたのか。「NomuRabo」オーナーの野村文勇さんと店長の田嶋智子さんにお話を伺った。
南浦和にお店を開いたきっかけ
野村さん:私は大阪出身なのですが、縁あって転勤で埼玉に来ました。以前は見沼区にある自宅で保険の仕事をしていましたが、大阪出身の私からすると「埼玉=浦和」というイメージがあり、お店を開くなら「浦和」という地名が付いているところに出したいと考えていました。ちょうどいいテナントを探し、なんとか「浦和区」にお店を出すことが出来ました。
フリースペースを設けた理由
昨年の12月に現在の店舗で保険のショップを立ち上げましたが、はじめはなかなかお客様に認知していただけませんでした。そこで、人を引き込める魅力的なものはないかと2人で考えました。せっかくスタッフに女性もいますし、私の知り合いにハンドメイドの先生がいたので、お店を開放して教室として使っていただき、色々な方に口コミで広がっていけばいいかなと考え始めました。結果的にフリースペースでの講座が盛り上がり、保険の見直しのほうにはあまり結びつかなかったのですが…(笑)。それでも、地域貢献としてとらえて、ワークショップもこのまま続けて、盛り上げていけたらと思っています。
これまで実施したワークショップや講座
田嶋さん:「美脚講座」や「ベビーマッサージ」、「ネイル」や「アロマ」のほか、私がファスティングの資格を持っているので「ファスティングセミナー」も行っています。ハンドメイド系では「羊毛フェルト」での人形作り、「ハワイアンリボンレイ」、「タイルクラフト」など、女性が楽しめるイベント企画が多いですね。
参加者の層
田嶋さん:利用者の半分くらいがご近所にお住まいの方ですね。そして大半が女性です。カルチャーの盛んな土地柄なので、ハンドメイドに興味を持たれる方も多く、たくさんの方に参加していただいています。おかげさまでこの場所の存在は、比較的早く浸透したように思います。「ベビーマッサージ」などお子様連れでも参加できる講座もありますが、お母様方の目の届く範囲内で、事故が起こらないように注意していただいています。小学生くらいのお子さんが、お母さんの講座について参加してくれることも多いです。
南浦和の街の魅力
野村さん:カルチャーに興味をお持ちで、フリーランスでプチ企業を経営されている女性が多いですね。「浦和」駅周辺の街は完成されているイメージがありますが、南浦和エリアはまだこれから発展しそうな余地がありますから、皆さんで地域を盛り上げていこうという活気が感じられます。お店がいっぱい立ち並ぶ地域というよりも、ママさん同士の横のつながりが太く、そうしたつながりが街のポテンシャルにもなっていると思います。文教都市なのでお子さんも多く賑やかです。
NomuRabo
オーナー:野村文勇さん(左)、店長:田嶋智子さん(右)
さいたま市浦和区東岸町15-5 1F
TEL:048-711-8553
http://nomurabo.petit.cc/
※スケジュールはホームページをご覧ください
※この情報は2015(平成27)年8月時点のものです。
小さな保険屋さんが始めた地域貢献。地域の方々の憩いと挑戦の場
所在地:埼玉県さいたま市浦和区東岸町15-5 1F
電話番号:048-711-8553
毎月のスケジュールはホームページをご覧ください
http://nomurabo.petit.cc/