市川市の「本八幡」駅から「市川」駅の北側一帯は、千葉県でも有数の高級住宅地として、落ち着きと品のある街並みが広がる。近年、東京近郊のベットタウンとして再開発も進み、駅周辺には大型の商業施設もも整い生活利便性が高まっている人気のエリアだが、駅から少し離れれば、独特の風情ある街並みが広がっている。

3路線で都心へのアクセス性抜群の「本八幡」駅

東京都江戸川区と接する市川市は都心へ近いため、交通アクセスの利便性も住む地として考えたときの大きな魅力となる。特に「本八幡」駅はJR総武線、都営地下鉄新宿線、京成本線の3路線の利用ができる。JR総武線を使えば「東京」駅へ20分で到着する。その他の主要な駅として「御茶ノ水」「秋葉原」駅などへもダイレクトアクセスが可能となる。始発駅となる都営地下鉄新宿線では「新宿」駅へ直通29分で、地下鉄への乗り換えも豊富でアクセスの幅は広い。さらに、京成本線を利用すれば「成田空港」と「羽田空港」の2つのエアポートに1時間以内で快適にアクセスできるため、出張や旅行の際にも実は便利な立地である。

文人たちも愛した、歴史薫る土地

市川・本八幡の地は、歴史・文学へのゆかりも深いエリアだ。特に「市川」駅の北側・本八幡周辺は万葉集にも記述が残るほどで、古くからの要所であったことがうかがい知れる。市内を流れる「真間川」の土手では、春には桜が咲き誇り、今も風情ある万葉の香りが漂う。奈良時代に造られた「下総国分寺」や、平安時代に建立されたと伝えられる「葛飾八幡宮」など、歴史ある寺社も存在する。

そして、1894（明治27）年に総武鉄道（現・JR総武線）の「市川」駅が開業して以降は、アクセス利便性が向上した事で、「永井荷風」や「幸田露伴」、「北原白秋」などの文人や資産家などが屋敷を設ける邸宅街となった。文人たちの足跡は「市川文学の散歩道」として整備され、いまなお市川に息づいている。

家族に嬉しい、快適な教育環境と便利な公共施設

先述のような文化的な歴史を受け継ぎ、周囲には有名私学も増えていった。幼稚園から大学、学習塾や習い事施設まで、多様な教育施設が揃い、千葉県内でも有数の文教エリアとなっている。私立では、幼稚園から大学までを展開する「昭和学院」をはじめ、「国府台女子学院」や「日出学園」など、歴史と実績のある総合学園も多い。もちろん市立の教育機関の数も多く、通学・通園距離が短い距離で済む快適・安心さもある。

また、「八幡親子つどいの広場」など子育て関連施設も多く、「中央こども館」や「市川市立中央図書館」などの便利な公共施設が駅近くに点在している。2020（令和2）年8月には、「市川市役所」が建て替えられ、“親しまれる庁舎”として住民が気軽に立ち寄って交流できるスペースを配置。より身近な存在となるだろう。

都内にも劣らない、充実した商業施設の駅前

市川・本八幡エリアは駅周辺に大型の商業施設も揃い、買い物環境にもとても恵まれたエリアとなっている。駅直結の「シャポー市川」「シャポー本八幡」や「パティオ本八幡」、再開発で誕生した「I-linkタウン」などの他、100店舗以上の店が集まる大規模ショッピング施設「ニッケコルトンプラザ」もある。また、各駅前を中心に、日常使いに便利な小〜中規模のスーパーマーケットが点在しているのも嬉しいポイントだ。

四季の移ろいを感じる自然環境と、利用しやすい大型公園が魅力

桜の名所として知られる真間川沿いを散策するだけでも、四季の移ろいを十分に感じられる市川・本八幡エリアだが、市内北部の「市川市動植物園」や国府台エリアの「里見公園」といった大型の公園へ足を伸ばすのもよい。一人でゆったりとリフレッシュするにも、家族とアウトドアを楽しむのにも最適な環境が広がっている。

豊かな自然に恵まれながらも、利便性が向上し更に住みやすさの増している市川・本八幡エリア。歴史と文化の薫り高いこの地に居を構えれば、文人たちに愛された理由も実感出来るだろう。