HOME >  東京都エリア  >  北区 コラム  >  子どもの体力づくりを軸に、「楽しい」を体感する幼稚園/飛鳥すみれ幼稚園 園長 中川貴支先生

子どもの体力づくりを軸に、「楽しい」を体感する幼稚園/飛鳥すみれ幼稚園 園長 中川貴支先生

学校法人 飛鳥学園 飛鳥すみれ幼稚園
園長 中川貴支先生

すみれ幼稚園

子どもの体力づくりを軸に、
「楽しい」を体感する幼稚園

北区西ケ原は、江戸時代に将軍の日光東照宮参拝のためにつくられた日光御成道も通る歴史のある街。桜の名所である飛鳥山公園や滝野川公園などの公園を擁し、閑静な住宅が広がるのんびりとした雰囲気が特徴。東京メトロ南北線「西ヶ原」駅から都心まで10分足らずという便利さも人気の秘密だ。北区随一の高台の地・西ケ原に建つ「飛鳥すみれ幼稚園」中川貴支園長に話を聞いた。

幼稚園の概要についてお聞かせください。

飛鳥すみれ幼稚園

本園は1950(昭和25年)にこの場所に開園し、2014年で創立65年目を迎えます。すでに2代目・3代目の園児も誕生しています。都内では珍しくなった土の園庭で、比較的大きな広さを確保し、子どもたちは毎日伸び伸びと遊んでいます。

あたたかな家庭的な雰囲気を大切にしたキメの細かな保育と子どもたちへのスキンシップを心がけています。子どもにとって、もちろん保護者にとっても幼稚園は初めて体験する集団生活ですから、「楽しくなくては幼稚園ではない」をモットーに、子どもも保護者も楽しんで通える幼稚園を目指しています。 全園児223名、年少3クラス、年中3クラス、年長2クラスの編成。スタッフ15名のうち男性スタッフは5名で男性職員を多く揃え、ダイナミックな遊びや運動など、男性スタッフならではの楽しい保育を積極的に行うようにしています。

バスも4台保有し、豊島区など区外からのお子さんも受け入れています。池袋周辺の新しいマンションのお子さんも多く通っていらっしゃいますよ。

一日の流れについて教えてください。

飛鳥すみれ幼稚園

朝は8時50分から随時登園し、9時~10時くらいまでは自由遊び。10時10分~全員揃って挨拶をして朝のお集まり、10時半からはクラスの活動をします。この活動では、絵画や制作をはじめ、ネイティブの先生をお呼びしての英語活動や体操、音楽などもこの時間に行っています。

そして楽しみなお弁当と給食の時間。月・木曜日は給食、火・金曜日はお弁当、そして水曜日はパン給食になっています。子どもたちには、やっぱりお母さんのつくるお弁当が一番人気のようです。お昼の後は12時45分~自由遊びをし、13時半~帰りのお集まり、14時に降園という流れです。

14時~18時は園長保育も行っていて(1時間200円)、現在働くママさんを中心に30名ほどの園児たちが利用しています。これは急用ができてしまったお母さんたちも、スポットで利用できるものです。また夏休みや春休みなどの長期休暇の保育も実施。朝9時~夕方17時まで、お弁当持ちでお子さんをお預かりしています。(午前中800円、午後1,000円)

毎日子どもたちと接するうえで気をつけていらっしゃることは?

飛鳥すみれ幼稚園

「当たり前を当たり前に」ということですね。例えばあいさつをきちんとすること、ごめんなさいが素直に言えること、整理整頓をすること。人間として当たり前のことを、集団の中でしっかり学んでもらいたいと思っています。

子どもを取り巻く環境は変わりましたが、幼稚園教育の真髄は今も昔も変わっていません。自分が親から言われたこと、幼稚園の先生から教わったこと、それらの当たり前を当たり前のこととして子どもたちに教えていきたいと思います。

また「取り合い」や「思い通りにいかないこと」「小競り合い」などは、集団生活のなかである程度経験することも必要だとも考えています。もちろん先生やスタッフはケガがないようにきちんと見ていますので、保護者の方々も温かく見守っていただければと思います。幼稚園の年齢では、集団で一人をいじめたり、仲間外れにするような関係性はまだありません。今のうちに意見の主張の仕方、そして仲直りの方法を覚えてほしいとも思います。

特色のある取り組みなどはありますか?

飛鳥すみれ幼稚園

私の母である2代目の園長の時代、兄がぜんそくで体が非常に弱かったこともあり「子どもには体力づくりが大切だ」と、運動に力を入れるようになりました。近年子どもたちの運動神経の発達や体力低下が取り沙汰されることが増え、非常に重要な取り組みだと改めて考えてます。当園に男性スタッフが多いのもこの理由からです。とはいえ、難しいことをプログラムとしてやっている訳ではなく、体操遊びを通して集中力をつけたり目標を持って取り組むことに中心にしています。なので体を動かすのが苦手なお子さんが、運動の楽しさに目覚めて外遊びが大好きになることが多いんですよ!

マラソン大会は年2回開催し、年少で660m、年中で1.1km、年長では1.5kmの距離を走ります。最初は園庭を回って短い距離から始め、近所の公園のトラックで練習を積んで、速さを競うのではなく完走する達成感を経験する大会です。この大会の後は、子どもたちの体力が目に見えて向上し、精神的に大きくなっているのが分かります。

また、降園後のサッカークラブや体操クラブはそれぞれ週2回、本園のスタッフが講師になって教えています。クラブスタッフは普段の子どもたちの生活も見ていますので、子どもの様子もしっかり把握できており、お母さんから相談を受けることも多いようですよ。音楽・英語教室も正課・課外共に同じ講師なので、親しまれています。

先生方への指導で大切にしていることは何ですか?

飛鳥すみれ幼稚園

そんな大上段に構えて伝えていることはないんですが、「気がつく人になってほしい」とは言っています。日常の些細な事…例えば落ちているゴミを拾うとか、お客様がいらっしゃる時にサッとスリッパを出すとか、本当に些末なことに気を配れるようになってほしい。そういったことに気づかないということは、子どもの成長や変化にも気づかないということです。私たちスタッフは毎朝園庭の遊具を一つ一つを不備が無いか確認し、園舎内も全てケガの原因になるようなものが無いかをチェックするのを習慣にしています。そんな日常の仕事を通して、子どものこと、園の環境に目端を利かせられるようになってほしいですね。

この西ケ原地区の魅力はどんなところですか?

飛鳥すみれ幼稚園

とにかく静かで治安も良い、のんびりした住みやすい街です。僕もこの街で育ち、この街に住む人間のひとりとして大好きな街ですね。地域で子育てしようという気持ちを持っている方が多く、小学校でも地域の方々と交流する活動も盛んなようです。駅も近くて、地下鉄もJRも両方利用できるのが便利です。

飛鳥すみれ幼稚園
飛鳥すみれ幼稚園

今回、話を聞いた人

学校法人 飛鳥学園 飛鳥すみれ幼稚園

園長 中川貴支先生

所在地:東京都北区西ケ原3-23-13
電話&FAX:03-3917-1355

子どもの体力づくりを軸に、「楽しい」を体感する幼稚園/飛鳥すみれ幼稚園 園長 中川貴支先生
所在地:東京都北区西ケ原3-23-13 
電話番号:03-3917-1355




PAGE
TOP