小平市上水南町一丁目は「国分寺」駅の北側に位置するエリア。「国分寺」駅から徒歩13分ほどで、電車の利用や駅周辺のショッピング施設での買い物に便利な場所ながら、エリアの北を流れる「玉川上水」には、桜並木沿いに遊歩道が整備され、春にはとくに美しい風景を楽しめる快適な住宅地だ。

JR中央線で都心にも短時間でダイレクトアクセス

「国分寺」駅には快速や特快、通勤特快なども停車し、特快なら「新宿」駅まで約20分、「東京」駅にも約35分で着く。西武多摩湖線は「西武園ゆうえんち」などのレジャー施設に行く場合に利用するとよい。

早朝には「成田空港」へ向かう「成田エクスプレス」も停車するほか、「羽田空港」への直行バスもあり、飛行機を使った旅行も便利だ。

また、五日市街道や府中街道などの幹線道路が近いため、カーアクセスの利便性も高い。現在、府中街道のバイパスである小平都市計画道路3･2･8号府中所沢線が整備中。完成後は、自動車での移動はさらに快適になりそうだ。

国内最大級の「武蔵国分寺」があった街

国分寺という地名は、奈良時代に「武蔵国分寺」が建立されたことに由来する。「武蔵国分寺」は全国に造られた国分寺でも最大級の規模だったという。また「武蔵国分寺」付近には上野国と武蔵国府を結ぶ武蔵路も通っており、周辺地域の交通拠点として機能していたことがうかがえる。

かつての「武蔵国分寺」は、現在「都立武蔵国分寺公園」として整備されている。「都立武蔵国分寺公園」は毎年11月の第1日曜日に開催される「国分寺まつり」の会場となっている。

鎌倉時代になると鎌倉街道が整備され、現在の恋ヶ窪周辺が宿場町として発展。江戸時代には尾張徳川家の御鷹場が設けられるなど、時代ごとに重要な役割を果たしてきた。

明治時代に入ると甲武鉄道（現・JR中央線）開通により交通アクセスの利便性が向上。「国分寺」駅周辺は邸宅街として発展した。池の周囲に広がる和洋折衷の庭園が美しい「東京都立殿ヶ谷戸庭園」も大正時代に南満州鉄道副総裁の江口定條の別荘として使われた邸宅の跡地で、昭和になってからは三菱財閥の岩崎家別邸となった。

ショッピングやグルメの楽しみも豊富、進化する駅前に注目

このエリアは買い物も便利だ。「国分寺」駅周辺には「セレオ国分寺」「国分寺マルイ」のほか、「西友 国分寺店」「マルエツ 国分寺南口店」などスーパーマーケットが多く、多彩な買い物を楽しめる。

「国分寺」駅周辺には商店街が広がるほか、「吉田スーツ」などおしゃれなファッションのショップも点在しており、散策しながらの買い物も楽しい。

ギャラリーを併設したおしゃれなカフェや近隣の人々に親しまれているパティスリー、イタリアンなどグルメの名店も多く、食の魅力にも恵まれている。

さらに、現在「国分寺」駅の北口では再開発事業が進められており、2018（平成30）年に再開発ビル「cocobunji EAST」と「cocobunji WEST」が完成。「cocobunji WEST」の1階から4階には三越伊勢丹による「ミーツ国分寺」が出店しており、買い物の選択肢が増えている。この再開発に合わせて「国分寺」駅北口の交通広場も整備されており、今後、このエリアの暮らしはさらに便利になりそうだ。

子育て施設も充実

子育て施設の利用は「一橋学園」駅方面へ。小平市上水南町一丁目周辺には「小平あおば幼稚園」や「なおび幼稚園」など幼稚園、保育施設が揃っている。「小平市立小平第十小学校」は、敷地内に市の名産品であるブルーベリーがあるなど豊かな自然環境を活かした教育も行っている。さらに、小平市では小学校と中学校の連携教育に力を入れていることも魅力だ。

「一橋学園」駅周辺は文教エリアとしての機能も持ち、「一橋大学 小平国際キャンパス」や「津田塾大学 小平キャンパス」など大学キャンパスのほか、「早稲田実業学校中等部・高等部・初等部」や「東京学芸大学附属幼稚園小金井園舎・小金井小学校・小金井中学校」、「サレジオ小学校・中学校」、「中央大学附属中学校・高等学校」など人気の教育施設も揃う。

暮らしの利便性と豊かな自然が共存する小平市上水南町一丁目。再開発でさらなる利便性向上も期待されている国分寺と文教エリアの一橋学園エリアに挟まれた注目の住宅地だ。

「国分寺」駅まで徒歩圏内、2つのエリアの利便性を享受できる小平市上水南町一丁目
所在地：東京都小平市