青梅市は東京多摩地域の北西、多摩川が山間部から平野に出てくる場所に広がる。青梅市付近では古くから集落が形成されていた痕跡があり、鎌倉時代には三田氏が豊富な林産資源を背景に勢力をのばし、その後約300年にわたって独自の文化を築きあげたという。

江戸時代には青梅街道の「青梅宿」が置かれ、宿場町として発展。絹織物の街としても栄えた。現在は工業団地の開発により多くの工場が進出したほか、「青梅」駅周辺ではレトロな映画看板を飾り、昭和レトロの街としても注目されている。

青梅市の中心地に近い「青梅」駅や「東青梅」駅からはJR青梅線を利用できる。JR青梅線には「立川」駅行きの電車のほか、JR中央線に直通する青梅特快や快速電車もあり、「新宿」駅や「東京」駅にもダイレクトアクセス可能だ。

「青梅」駅や「東青梅」駅からは青梅市内各地のほか、「飯能」駅や「入間市」駅、「小平」駅、「花小金井」駅などに向かうバスが発着。青梅市では一部タクシー会社が24時間無線配車の受付をしており、タクシーも使いやすい。

「青梅」駅、「東青梅」駅周辺は買い物環境も問題ない。スーパーマーケットは「マルフジ 東青梅店」や「いなげや 青梅師岡店」が揃うほか、「ノジマ 青梅統合館」や「カインズ 青梅インター店」など専門店も使いやすい。

2016（平成28）年には「青梅」駅南側に「まちの駅 青梅」がオープンし、地元産のとれたて新鮮野菜や人気のベーカリーのパン、青梅の地酒「澤乃井」など青梅ならではの品を購入できるようになった。

青梅市は東京都内でもとくに豊かな自然に恵まれている。「青梅」駅北側にも「永山公園」があり、緑の中に運動競技場やテニスコートなどのスポーツ施設、蒸気機関車などが展示されている「青梅鉄道公園」といった多彩な施設が揃う。「永山公園」は青梅市納涼花火大会の会場でもあり、夏の風物詩を身近で楽しむことも可能だ。

「青梅」駅から少し南に歩けば、多摩川が渓谷になって流れ、多摩川の両岸には「釜の淵公園」が広がる。「釜の淵公園」にはバーベキューエリアがあり、用具の貸し出しや食材の販売もあるので、気軽にバーベキューを楽しめる。

東京都心にダイレクトアクセスでき、自然環境も身近な青梅市。ここは、暮らしの利便性と休日の楽しみを両立したい人にぴったりの街だ。

都内有数の豊かな緑に恵まれた青梅市「青梅」駅、「東青梅」駅周辺
所在地：東京都青梅市