HOME >  東京都エリア  >  文京区 コラム  >  文教エリアならではの文化と歴史に包まれ、都心の利便も享受する文京区本駒込五丁目

文教エリアならではの文化と歴史に包まれ、都心の利便も享受する文京区本駒込五丁目

落ち着きと利便性を併せ持つ邸宅街

本駒込五丁目の穏やかなまち並み
本駒込五丁目の穏やかなまち並み

文京区は東京23区のほぼ中央に位置し、古くから多くの邸宅街が開発されるなど、住まいの場として根強い人気を誇る。本駒込五丁目は文京区の北東部に位置し、北側で豊島区と北区が隣接する。文教エリアならではの落ち着いた雰囲気と生活利便性を併せ持ったエリアだ。

江戸期の富士信仰の拠点の一つとなった「駒込富士神社」
江戸期の富士信仰の拠点の一つとなった「駒込富士神社」

本駒込五丁目周辺は富士信仰の拠点でもあった「駒込富士神社」に近く、現在の「都立駒込病院」付近には「鷹匠屋敷」があり、周囲は「駒込なす」の産地であったことから「一富士二鷹三茄子」が揃う縁起のよい土地といわれていた。

「駒込富士神社」では、例年6~7月頃の富士山の山開きに合わせて露店などが並ぶ「山開祭(大祭)」や、8月の山終いの祭礼「鎮火祭」が開かれている。(※各イベントは延期・中止となる可能性あり。)

江戸を代表する名庭園「六義園」の緑が寄り添う

文京区内には江戸時代に多くの武家屋敷が置かれ、これらの屋敷には庭園も設けられていた。本駒込六丁目に広がる「六義園」も徳川五代将軍綱吉の側用人であった柳澤吉保が屋敷内に7年かけて作り上げた庭園で「小石川後楽園」とともに江戸の二大庭園に数えられていた。今も四季折々の花が咲き誇る広大な回遊式築山泉水庭園が残り、「吹上茶屋」では池を眺めながら抹茶を楽しめる。

四季折々の自然が美しい「六義園」
四季折々の自然が美しい「六義園」

明治維新後、一部の武家屋敷跡地では「大和郷(やまとむら)」など住宅地の開発が進み、旧山の手と呼ばれる邸宅街として注目され、政官財界人や多くの文人が暮らすまちとなった。現在も邸宅街ならではの歴史と気品が受け継がれている。

歴史と文化の薫りが漂う

「駒込富士神社」は富士塚の上に立てられており、江戸時代は流行した富士信仰の拠点として大いに賑わったという。富士塚の斜面には富士山から運んだ溶岩が置かれており、現在も6~7月頃には山開祭が行われ、多くの露店も出る。

本郷通り沿いは「吉祥寺」や「目赤不動尊(南谷寺)」など多くの寺が集まり、「駒込寺町」とも呼ばれる風情あるまちなみが残る。「駒込」駅の北側はソメイヨシノの発祥の地であり、「染井霊園」など桜の見どころも多い。

東洋学研究の拠点でもある「東洋文庫ミュージアム」
東洋学研究の拠点でもある「東洋文庫ミュージアム」

三菱財閥を率いた岩崎久彌氏が設立した日本最古かつ最大の東洋学図書館「東洋文庫」を起源とする「東洋文庫ミュージアム」では、所蔵する名品を公開する展覧会も開かれる。併設された「オリエント・カフェ」で庭園を眺めながらの食事やお茶も楽しい。

本駒込五丁目周辺には「田端文士村記念館」、「夏目漱石旧居跡」や「文京区立森鴎外記念館」など文人にゆかりのスポットもあり、文学散歩するのも心地よいひと時になるだろう。

「駒込」駅から2路線利用可能

JR山手線と東京メトロ南北線が乗り入れる「駒込」駅
JR山手線と東京メトロ南北線が乗り入れる「駒込」駅

本駒込五丁目の最寄りとなる「駒込」駅からはJR山手線と東京メトロ南北線が利用でき、交通アクセスの利便性も高い。「駒込」駅からJR山手線に乗れば「池袋」駅に7分、「上野」駅には10分で到着するほか、「新宿」駅や「東京」駅など都内の主要ターミナルにもダイレクトアクセスできる。「日暮里」駅からスカイライナー乗り換えで「成田空港」へ、「浜松町」駅から東京モノレール乗り換えで「羽田空港」にもアクセスしやすい。

「駒込」駅から東京メトロ南北線に乗れば、「永田町」駅に15分、「麻布十番」駅には21分と都心にも短時間でアクセス可能。東京メトロ南北線は東急目黒線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線に直通する電車もあり、神奈川県、埼玉県方面への移動もスムーズだ。

商店街のほかスーパーマーケットやこだわりの専門店も

古くから買い物に利用されてきた「アザレア通り(駒込東銀座東栄会)」
古くから買い物に利用されてきた「アザレア通り(駒込東銀座東栄会)」

「駒込」駅南側には「アザレア通り(駒込東銀座東栄会)」、「田端銀座商店街」といった昔ながらの商店街が広がり、食料品店や惣菜店など古くから地域の人々に親しまれてきた店が並ぶ。スーパーマーケットも朝7時から深夜1時まで営業している「マルエツプチ 駒込中里一丁目店」などがあり、日常の買い物環境も整う。自然食品店「赤とうがらし」など、こだわりの専門店が点在するのもうれしい。

景観も美しい複合施設「文京グリーンコート」
景観も美しい複合施設「文京グリーンコート」

本駒込五丁目の西にはスーパーマーケットやドラッグストアに加え、郵便局、フィットネスなども揃う複合施設「文京グリーンコート」もある。ここは開放的な遊歩道や桜並木があり、「都市景観大賞」も受賞するなど景観にも配慮された空間で、心地よく買い物できる。

文教エリアならではの恵まれた教育施設

現在の文京区内には江戸時代、「湯島聖堂」や「昌平坂学問所」が置かれ、古く学問の街として発展した。明治維新後「昌平坂学問所」跡には、「東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)」や「東京高等師範学校(現・筑波大学)」、「東京府師範学校(現・東京学芸大学)」が誕生。1876(明治9)年には「東京医学校(現・東京大学)」が現在の場所に移転してきたことから文教エリアの礎が築かれた。

数多くの著名人を輩出してきた「東京都立小石川中等教育学校」
数多くの著名人を輩出してきた「東京都立小石川中等教育学校」

本駒込五丁目周辺にも人気の教育施設が多い。グローバル教育に力を入れる「広尾学園小石川中学校・高等学校」は、前身の「村田女子高等学校・村田学園小石川女子中学校」から2021(令和3)年に改称し男女共学となった。「東京都立小石川中等教育学校」の前身となる「東京都立小石川高等学校」は小沢一郎や鳩山由紀夫などの大物政治家や、澁沢龍彦や小田嶋隆、いずみたくなどの文化人を多く輩出したことで知られる。

本駒込五丁目は、100年近い歴史のある「文京区立昭和小学校」の通学区という点も魅力だ。「Leialoha Kids International School」、「アオバジャパン・インターナショナルスクール 文京キャンパス」などインターナショナル系の教育施設も多く、多様な選択肢にも恵まれている。

古くから邸宅地としての人気を誇る文京区本駒込エリア。このまちには長い歴史と豊かな文化に裏打ちされた多くの魅力がある。

文教エリアならではの文化と歴史に包まれ、都心の利便も享受する文京区本駒込五丁目
所在地:東京都文京区 




PAGE
TOP