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新宿エリアまで30分圏内、駅前再開発も期待される小平市美園町三丁目

「小平」駅北口に広がる閑静な住宅地、小平美園町

付近の街並み
付近の街並み

小平市は東京都多摩地域北部の武蔵野台地上に広がり、都心にアクセスしやすく、緑も豊かな郊外の住宅地として人気だ。小平市は保育施設の整備など待機児童対策に力を入れているほか、教育施設も充実しており、ファミリー層にも人気が高い。西武新宿線の線路沿いに延びる「小平グリーンロード」など豊かな自然を感じられるスポットも豊富だ。

小平市美園町3丁目エリアは西武新宿線と西武拝島線が分岐し、急行も停車する「小平」駅の北口に位置し、小平市内でも交通アクセスの利便性が高い。また、「小平」駅北口では再開発も計画されており、将来の利便性向上にも期待できる。

東京の暮らしを支え、学園都市としても発展

美園町3丁目付近を通過する東京街道はかつて江戸街道とも呼ばれており、江戸時代から青梅と江戸を結ぶ青梅街道の別ルートとして明治時代中期までは多くの往来があったという。1924(大正13)年には、美園町3丁目エリアの南の地下に「村山貯水池」から「境浄水場」への水道管が開通し、東京の暮らしを支える場所になった。

「小平グリーンロード」
「小平グリーンロード」

この水道管は現在も水を送り続けられており、地上部は「小金井公園」から「玉川上水緑道」、「野火止用水」を経由して小平市を一周する遊歩道「小平グリーンロード」の一部となっている。「小平グリーンロード」は起伏も少なく、水辺のせせらぎや春の桜並木など、四季折々の自然を感じられる憩いの場所だ。

津田塾大学 小平キャンパス
津田塾大学 小平キャンパス

大正には現在の小平市内で学園都市開発が構想され、昭和初期には現在の「津田塾大学」や「一橋大学」のキャンパスが小平市内に誕生した。戦後も「武蔵野美術大学」、「文化女子大学(現・文化学園大学)」などの大学進出が相次ぎ、現在も多くの学生が学んでいる。

1927(昭和2)年、西武村山線(現・新宿線)の「東村山」駅から「高田馬場」駅間が開通し、「小平」駅も開設された。翌1928(昭和3)年には多摩湖鉄道(現・西武拝島線と西武多摩湖線の一部)も乗り入れ、「小平」駅は鉄道の要衝となる。

陸軍跡地に誕生した「ブリジストン 東京ACタイヤ製造所」
陸軍跡地に誕生した「ブリジストン 東京ACタイヤ製造所」

太平洋戦争中に設置された「陸軍兵器補給廠小平分廠」の跡地を利用して、1960(昭和35)年に「ブリヂストン東京工場(現・ブリジストン 東京ACタイヤ製造所)」が進出すると、小平エリア周辺の人口も増加し、発展する要因となった。

西武新宿線・拝島線が乗り入れ、都心アクセスも休日レジャーも快適な「小平」駅

「小平」駅は西武新宿線と西武拝島線が分岐する主要駅で、急行や準急も停車する。「西武新宿」駅方面には西武新宿線と西武拝島線から来る電車をともに利用でき、平日朝7時台の上り電車は16本と本数が多い。「小平」駅からJR山手線や東京メトロ東西線に接続する「高田馬場」駅には最速22分、「西武新宿」駅には25〜27分程と所要時間も短い。「小平」駅には朝6時台と8時台に1本ずつ運行される座席指定列車「拝島ライナー」も停車し、追加料金は必要となるが座って移動できる。

小平駅
小平駅

西武新宿線や西武拝島線、接続する西武池袋線、西武多摩湖線沿線には多摩湖や「西武園ゆうえんち」、「所沢航空記念公園」などファミリーでレジャーを楽しめるスポットも多い。「グランエミオ所沢」など新しいショッピング施設のオープンが相次ぐ「所沢」駅へも直通3駅8分と近く、気軽に休日のショッピングを満喫できる。

西武園ゆうえんち
西武園ゆうえんち

再開発と新しい道路で生まれ変わる「小平」駅北口

「小平」駅の北口では約2ヘクタールを対象に再開発が予定されている。現在、再開発計画の検討が進められており、2024(令和6)年度に都市計画決定を行い、2030(令和12)年度までに完了させる予定だ。この再開発ではショッピング施設や公共施設、スポーツ施設、医療機関などを併せ持つ再開発ビルを整備するほか、駅前広場、イベントに対応する広場も設ける予定になっている。

現在の「小平」駅北口の街並み
現在の「小平」駅北口の街並み

また、小平市内では都市計画道路の整備が進み、美園町3丁目エリア周辺でも「小平」駅北口から北へ向かう新しい道路が計画されている。この道路は広い歩道を持ち、電線の地中化も行われる予定で、「小平」駅北口へ安全、快適に移動できるようになるほか、整った街並みの整備も期待される。

学園都市ならではの充実した教育施設

小平市は乳幼児の増加が続き、待機児童も増加していた。そこで、保育施設の整備を積極的に進め、2021(令和3)年度の保育所等待機児童数は86人であったが、2022(令和4)年度には3人まで減少している。

小平市内には「武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス」、「津田塾大学 小平キャンパス」、「一橋大学 小平国際キャンパス」など大学キャンパスが多く学園都市という機能も果たす。「サレジオ小学校・中学校」、「錦城高等学校」など教育施設が多いことも学園都市ならではの魅力と言えるだろう。2023(令和5)年9月には、国際バカロレアプログラムに準じた教育を提供するインターナショナルスクール「マルバーン・カレッジ東京」も開校する予定だ。

美園町3丁目エリアの通学指定校である「小平市立小平第七小学校」と「小平市立小平第六中学校」は、ともに2014(平成26)年度と早くからコミュニティ・スクールとなり、地域と連携して教育を推進している。

小平市立小平第七小学校
小平市立小平第七小学校

「小平市立小平第七小学校」は21学級に約650名の子どもが通う小平市内でも大規模の小学校だ。2022(令和4)年度に開校60周年を迎える伝統校でもあり、地域住民と保護者がボランティアで参加する「放課後子ども教室」も長く続けられている。広い校庭を持ち、周辺は田園風景も残る落ち着いた環境で学べることも魅力だ。

小平市立小平第六中学校
小平市立小平第六中学校

「小平市立小平第六中学校」も2021(令和3)年度に50周年をむかえたという長い歴史を持つ。現在は教育目標を「敬愛」「勤勉」「創造」とし、思いやりや自主性・責任感、自分の個性を豊かに表現できる力を育んでいる。また、「分かるまで教え、共に歩み学べる学校」をスローガンに分かりやすい授業を目指すほか、放課後や土曜日、夏休みなどに学習教室「ジョイナス」を開講。そのほか、キャリア教育、あいさつ運動、SDGs教育などにも力を入れるなど教育内容の充実にも努めている。

西武新宿線で都心へ短時間でアクセスできる好立地で、緑豊かな環境を併せ持ち、学園都市ならではの恵まれた教育施設がそろう美園町3丁目エリア。ここはファミリーにぴったりの街と言えるだろう。

新宿エリアまで30分圏内、駅前再開発も期待される小平市美園町三丁目
所在地:東京都小平市 




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