足立区は東京23区の北部に位置し、古くからベッドタウンとして発展してきた。千住一丁目は足立区の南に位置し、「北千住」駅に近いことから交通アクセスの利便性に恵まれた住宅地として注目されている。

日光街道の宿場町として発展

江戸時代に日光街道が整備されると、現在の千住一丁目周辺には「千住宿」が置かれた。「千住宿」は日光街道の最初の宿場町で江戸四宿のひとつに数え、賑わっていたという。本陣があった千住三丁目には「千住宿本陣跡」の石碑が建てられているなど、当時の面影を感じられる場所も多い。

また、千住一丁目にある「慈眼寺」は1314（正和3）年に行覚上人が現在の関東地方を巡った際に創建したといわれる古刹で、江戸時代は将軍家が日光へ向かう際の休憩所として利用されたほか、江戸城の北方を鎮護する寺として葵があしらわれた寺紋の使用が許されていたそうだ。

旧日光街道沿いはその後「宿場町通り北千住サンロード商店街」や「千住本町商店街」など商店街となり、今も多くの人々が行き交っている。

5路線が集まる「北千住」駅至近

千住一丁目はJR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ日比谷線、東京メトロ千代田線、つくばエクスプレスの5路線が集まるターミナル「北千住」駅に近く、交通アクセスの利便性は大きな魅力だ。

東京メトロ日比谷線で「銀座」駅や「日比谷」駅、東京メトロ千代田線で「大手町」駅や「霞ケ関」駅など都心部にもダイレクトアクセスできる。東京メトロ日比谷線は「北千住」駅が始発となる電車が多く、座って移動できることもうれしい。2015（平成27）年にはJR常磐線が「東京」駅を経由して「品川」駅まで乗り入れるようになり、さらに利便性が増した。

「北千住」駅周辺に多彩なショッピング施設が集まる

千住一丁目は買い物の利便性にも恵まれている。「北千住」駅周辺には「ルミネ北千住」や「北千住マルイ」など大規模ショッピング施設が集まるほか、「千住本町商店街」や「宿場町通り北千住サンロード商店街」、「きたろーど1010」などの商店街が広がり、多彩な買い物ニーズに応えてくれる。

現在、千住一丁目では区内初の100m超建造物となる、30階建ての住宅建設計画が進行中。下層階にはショッピング施設や子育て支援施設も入る予定で、完成後は新たな賑わいが加わりそうだ。

エリア周辺には古くから地元で愛される居酒屋や定食屋に加え、近年は「ミシュランガイド東京」で星を獲得した店も登場するなど、個性豊かなグルメの店が集まっていることも魅力だろう。

身近に子育て・教育施設が充実

千住一丁目周辺は子育ての場としても魅力が多い。「中条幼稚園」や「たんぽぽ保育所 北千住園」など幼稚園や保育施設が身近に揃うほか、「足立区立千寿本町小学校」や「足立区立第一中学校」も通いやすい場所にある。

「北千住」駅周辺には、「東京藝術大学 千住キャンパス」や「東京未来大学」、「帝京科学大学 千住キャンパス」、「東京電機大学 東京千住キャンパス」など大学のキャンパスが続々と誕生し、文教の街という機能も果たすようになった。進学校でもありスポーツの名門校として知られる中高一貫教育の男子校「足立学園」など人気の学校も近く、教育の選択肢が充実していることもうれしい。

自然や文化、芸術に親しめるスポットも近い

隅田川と荒川が流れる千住一丁目は自然に親しめるスポットにも恵まれている。テレビドラマ『3年B組金八先生』のロケ地として使われた荒川の河川敷にはサイクリングロードが整備され、開放的な風景を楽しみながら散策やジョギング、サイクリングを楽しめる。毎年7月には「足立の花火」が開かれ、夏の風物詩を身近で鑑賞できる。

「学びピア21」内の「足立区立中央図書館」や総合文化施設「シアター1010（シアターセンジュ）」など文化や芸術に触れられるスポットも多い。「東京藝術大学 千住キャンパス」では公開講座なども開かれており、休日の過ごし方は多彩だ。

交通アクセスや買い物の利便性に豊富な子育て・教育施設が揃い、休日の楽しみも多い足立区千住一丁目。ここでは快適な暮らしを満喫できそうだ。