東京オリンピック・パラリンピックを見据えて各地で再開発事業が進んできた東京都内。東京駅・大手町周辺や神田、日本橋エリアでも多くの再開発事業が進んでいる。

日本橋再生計画

2004（平成16）年の「コレド（COREDO）日本橋」の開業を皮切りに進められてきた「日本橋再生計画」。2019（令和元）年9月には、台湾セレクトショップ「誠品生活日本橋」など31店舗が出店する「コレド（COREDO）室町テラス」がオープンした。

今後は、日本橋川沿いで複数の再開発が予定されており、首都高速道路の地下化が実現されれば、高速道路の高架が取り除かれ、日本橋に広い空と親水空間が誕生することになる。

東京駅前常盤橋プロジェクトA棟・B棟

「TOKYO TORCH（東京駅前常盤橋プロジェクト）」は2棟の超高層タワー、広場、公園が整備される大規模再開発。約390ｍと日本一の高さとなることでも話題のB棟「TORCH TOWER」は、オフィスを中心に都市観光施設等も入居するビルで2027（令和9）年完成予定だ。

大手町ワン（Otemachi One）

2020（令和2）年2月に竣工した複合ビル「大手町ワン（Otemachi One）」は、クリニック、託児所などオフィスワーカーをサポートする施設などが入居する。B棟上部には「フォーシンズンズホテル東京大手町」が入居しており、皇居や東京周辺を見渡せる眺望とロケーションに期待が集まっている。

KANDA SQUARE

2020（令和2）年2月に竣工した複合ビル「KANDA SQUARE」。商業施設や多目的ホールが設けられ、神田エリアの新たなランドマークとして、新しい人の流れや結びつきを生み出すことが期待される。