緑豊かなニュータウンが広がる若葉台・はるひ野エリア
稲城市は東京都多摩エリアの南部にあり、北側は府中市や調布市、西側は多摩市、東側の南側は神奈川県川崎市に接している。地形的には大きく分けて多摩丘陵の高台と多摩川周辺の平地からなり、多摩丘陵の部分は多摩ニュータウンの一部として開発が進められてきた。稲城市域は多摩ニュータウンの中でも近年の開発になったため、洗練された街並みが特徴で、とくに若い世代に人気を集めている。
水はけのよい多摩川周辺の平地部では、古くから梨の栽培が盛んに行われてきた。このエリアで採れる梨はみずみずしく甘みがあり、「稲城の梨」として広く知られるようになった。今も、夏の終わりのシーズンには市内の各所に直売所が開設され、多くの人が訪れている。地元の人の手土産としても人気で、稲城市のご当地キャラクター「稲城なしのすけ」のモチーフにもなった。
また、稲城市では梨のほか「高尾ぶどう」を栽培する農家もあり、ブルーベリー狩りができる農園もあるなど果樹栽培が多いことも特徴だ。
稲城市の西側の丘陵部に広がる若葉台エリアは、多摩ニュータウンの一部として開発された地域だ。京王相模原線の「若葉台」駅を中心に、近未来的な美しい街並みが広がり、生活施設も充実していることから暮らしやすさは抜群。
例えば、若葉台エリアの交通アクセスの利便性は高い。「若葉台」駅には、京王相模原線の区間急行電車や快速電車が停車し、「新宿」駅方面へ乗換えなしでアクセスできるほか、通勤時間帯を中心に「市ヶ谷」駅や「神保町」駅方面に向かう都営地下鉄新宿線直通電車もある。日中から夜間の時間帯は「調布」駅で特急電車に乗り換えれば、「新宿」駅まで27分で到着することもできる。
「若葉台」駅前には、スーパーマーケットなどがある「フレスポ若葉台」をはじめとした大型のショッピングセンターがあり買い物環境もよい。また、各科のクリニックも駅近くにあるので、かかりつけ医として利用できるのも便利だ。
若葉台エリアには、街中に使いやすい規模の公園が多く整備されているのも魅力だ。さらに周辺には、「若葉台公園」や「稲城中央公園」など緑豊かな大規模公園もある。「若葉台公園」には芝生の広場があり、週末にはバーベキューを楽しむ人々で賑わうなど、地域の憩いの場として親しまれている。
若葉台エリアの南側、川崎市麻生区内に位置するのがはるひ野エリアだ。このエリアには、2004(平成16)年に小田急多摩線の新駅「はるひ野」駅が開業し、新しい住宅地として開発が進められてきた。小田急多摩線は「新百合ヶ丘」駅で、新宿方面の急行電車や東京メトロ千代田線直通電車に接続し、都心方面へのアクセスもよい。
「はるひ野」駅前には、スーパーマーケットやドラッグストアが入る「はるひ野ショッピングセンター」をはじめ、クリニックなどがあり暮らしに必要な施設が揃っている。「若葉台」駅周辺のショッピング施設も利用しやすく、買い物で困ることはなさそうだ。
はるひ野エリアにも公園が多く整備されているほか、谷戸の地形をそのまま公園にした「黒川谷ツ公園」もあるなど、若葉台エリアと同様の暮らしやすさがある。
新しい街ならではの快適な暮らしと、身近に自然を感じながらの暮らしが両立できること、それが若葉台・はるひ野エリアの魅力といえそうだ。
緑豊かなニュータウンが広がる若葉台・はるひ野エリア
所在地:東京都稲城市