鴨江珈琲
「浜松市立西小学校」北の路地先にある自家焙煎珈琲専門店「鴨江珈琲」。店主の新谷達夫さんは市内の電子楽器メーカーを退職後、東京・台東区にある「カフェ バッハ」で焙煎や煎れ方を学び、このお店を2016(平成28)年にオープンした。「コーヒーは言葉が通じなくてもわかるコミュニケーションツールの一つであり、新しいつながりが生まれる場所をつくりたい」、そんな想いを持ってコーヒーを提供している。
店内はホワイトとグリーンの内装に手作りの木製カウンターテーブルやカリモクの家具が置かれ、温かさと心地よさを感じる落ち着いた空間。ゆっくりくつろげる空間も好評でリピーターも増えているそう。厳選した上質な豆をペーパードリップで一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーは雑味が少なく、深さと奥行きを感じさせる味わい。コーヒー豆は100g単位で販売されているので是非チェックしてみてほしい。
コーヒーメニューはシングル8種類、ブレンド2種類ではじめての一杯として選ぶなら「鴨江ブレンド」がおすすめ。シングルで提供する3種類の豆をブレンドし、バランスの良い味が特徴だ。また浅煎り、深煎りの2種類を用意する豆も。例えば「エチオピア イルガチェフェG1」の浅煎りはベリー系のフルーティな香りと酸味、深煎りでは甘さも楽しめる。そんな違いを楽しみながらお気に入りの味を見つけられるのも「鴨江珈琲」の良さだ。
コーヒー以外のドリンクはカフェ・オ・レをはじめ4種類。手作りスイーツも2種類を用意しており、中でも人気なのが朝に焼き上げる「ガトーショコラ」。口あたりなめらかにいただける生地は濃厚でいて甘すぎず、コーヒーとの相性も抜群。またチキンカレーも提供(数量限定)しており、これを目当てに通う人もいるそうだ。
同店では音楽イベントや浜松在住のクリエイターとのコラボイベントもときおり開催。また静かな環境で隠れ家のような雰囲気があるのも魅力だ。駐車場を完備しており、車で訪れるのももちろん良いが、ときには徒歩で利用するのもおすすめ。「鴨江アートセンター」や「鴨江寺」にも近く、くつろいだ後は周囲をいろいろ散策してみるのも面白いだろう。
鴨江珈琲
所在地:静岡県浜松市中央区三組町139-8
電話番号:053-571-2759
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日
https://www.kamoe-coffee.com/