四季乃舎
「ごも」に使われる米は幻の米といわれ、朝晩の温度差のある高原の、きれいな水と環境を必要とする貴重なお米・ミネアサヒを使用。
粒は小さいが、米の甘味が凝縮され、やや固めだが炊き込んでもつぶれにくく、「ごも」にはなくてはならない存在だ。
中には、にんじん、こんにゃく、ごぼう、鶏肉などが入り、しっかりと味付けされ、噛むに従い米の甘味が増し、どこか懐かしい味に心が満たされる。
「四季乃舎ランチ(2,000円)」は、鮎の榾火焼き、小鉢、湯豆腐、山ふぐ、精進せんべい、空也蒸し、吸い物、香の物、デザートにお替わりの可能な「ごも」が付いたセット。
風情ある雰囲気の中でいただく手の込んだ美味しい料理の数々。ランチといえども、その味わいはレベルが高く、これで2,000円はかなりのお値打ちだろう。
鮎の榾火焼きは、囲炉裏に起こした炭火でじっくり焼き上げ、塩加減も控えめにカリッと焼き上がっており、頭から尻尾まで余すことなくいただくことができる。
冬瓜のくずあんかけは、口に入れるととろけるほどやわらかく、くず餡はしっかりと味付けされ、暑さに疲れた体を癒してくれる。
ゴマ豆腐もコクがあり、なめらかな舌触りがさわやかで上品な味に仕上がり、どの料理をとってもヘルシーで栄養バランスが良く、体にも優しい一品だ。