最新マシンを使った体幹トレーニングで心身の健康をサポートする「Studio ohana Fitness(スタジオオハナフィットネス) 」
有名スポーツ選手が実践するなど、最近その重要性が叫ばれている「体幹トレーニング」。運動不足でぽっこり下腹が出てしまった…など、女性たちの間でも関心が高い人が多いのではないだろうか。そんな人たちにぴったりなのが、地下鉄桜通線「瑞穂区役所」駅を降りて徒歩1分の場所にある「Studio ohana FITNESS(オハナ フィットネス)」だ。
アットホームな雰囲気のスタジオでありながらも、名古屋市内でも珍しいマシンを扱うなど、ここにしかない本格的な体幹トレーニングがあり、地域の女性たちを中心に話題を呼んでいる。今回は、そんなスタジオに伺い、代表の鈴木智香子さんにフィットネススタジオ開講の思いを伺った。
2度の病を乗り越え、念願だったスタジオを開業
――「Studio ohana FITNESS」を開かれた経緯について教えてください。
鈴木さん:私自身、高校生の時、チャックウィルソン氏が経営しているスタジオに通うなかでフィットネスの面白さを実感し、「将来はインストラクターとして生きていきたい!」という夢を描きました。高校卒業後は、体育課程のあった「中京女子大学(現・至学館大学)」に通いつつ、インストラクター養成コースのある学校にも通って、指導の勉強もし、約30年ずっとこの世界で生きてきました。
ここは、元々私の実家があった場所で、以前は両親が鉄工所を経営していたのですが、引退を機に2016(平成28)年9月に家を改築して、「Studio ohana FITNESS」というスタジオを1階にオープンしました。
――30年間インストラクターをやってこられ、もう辞めたいなどと思ったことはありませんでしたか。
鈴木さん:これまで一度も辞めたいと思ったことはありません。若い頃は東京や名古屋でインストラクターをしていたのですが、25歳の時に胃癌を患ってしまったんです。病気はほどなくして克服したのですが、その後はフリーランスで各店舗のスポーツクラブと契約して、できる範囲でレッスンを行っていました。
病気になっても、高校生の頃に思い描いた「インストラクターとして生きていく」という軸がぶれることはなく、それよりも病気を治して更にいいレッスンをしたい、早く復帰しなきゃ、ということばかりを考えていました。
――それからは順調に歩んでこられたのでしょうか。
鈴木さん:前向きに取り組んでいるとありがたいことにお仕事の依頼も増えて、2011(平成23)年には、代表を務めるオリジナルプロダクション「株式会社ohana FITNESS」を設立することができました。
その頃にフィットネスウェアの販売をしていた夫と出会い、そこからは夫婦二人三脚で事業を行うようになりました。しかし、自宅を改築する時にフィットネススタジオを作ろうという話をしていた矢先、今度は乳癌になってしまったんです。44歳の時でした。本当にショックでした。左胸を切除したのですが、幸いなことに非浸潤癌だったので、抗ガン剤治療することはなく、またしばらくしてトレーナーに復帰することができました。復帰した直後にできたのが、このスタジオです。
スタジオオープンと共に自身のピラティスDVD発売など、仕事で大きな転機を迎えていた時期でしたが、2度の癌を乗り越える中で、夫を含め、周りのスタッフたちの支えを実感した時期でもありました。全てに感謝をしながら仕事ができるようになったのは、病気を体験したことが大きかったのかな、と今では思えます。
――とても大変な経験をされた30年間だったんですね。
鈴木さん:本当にいろんなことがありましたが、それでもこの仕事を辞めたいと思ったことは一度もありません。やっぱり天職なのかな、と思っています。
1人1人の生徒さんをしっかりケアできる環境
――こちらのスタジオはとってもアットホームな雰囲気ですね。
鈴木さん:当スタジオのレッスンは最大8名までなので、一人ずつケアできるようにしています。ピラティスは解剖学に基づいた一連の動きによって身体を正しい方向へと導くもので、1対1でやるリハビリのようなものなので、1人1人の生徒さんをしっかりケアできる環境を大切にしています。
パーソナルのレッスンもとても人気がありますし、目標を明確に持ってレッスンにいらっしゃる方も多いです。そのため、在籍しているインストラクター15名は、皆それぞれ生徒さんのケアができるスキルを日々磨いてます。
――プログラムの構成について教えてください。
鈴木さん:どのプログラムもオリジナルで考えたものばかりです。ほとんどが体幹トレーニングを中心にしたメニューで、13種類ほどあります。
最先端のマシンを使用して、それぞれの目標に向かって一緒に取り組む
――珍しいマシンを使ってトレーニングも行っていらっしゃいますよね?
鈴木さん:当店自慢のレッスンプログラムは、マシンを使ったものです。例えば“MOTR(モーター)”というコアフィットネスローラーに乗って体の軸を強化できる器具を使用すれば、2,500通り以上のトレーニングができます。サスペンションやバネで負荷をプラスする事で、より筋肉とコアを鍛えるエクササイズを可能にします。
“4D PRO バンジーフィットネス”はストラップに内蔵されたゴムバンドの収縮力を利用して動作に対する反応の調整力を高めます。全身が宙に浮いて弾む動作は膝や腰への負担少なく、新しい感覚でトレーニングできる器具です。
また、最近力を入れているのは、「オハナスタイルダイエット」です。3か月集中のダイエットコースで、週に1回90分のダイエットレッスンとグループレッスン、月1回のパーソナルレッスン、栄養士による食事アドバイスなどが付くコースです。一人ではキツいダイエットを講師が後押しします。本当に効果があるので、体型にお悩みがある方は一度相談にいらしてみてください。
――スタジオにはどんな方が通われていますか?
鈴木さん:小さいお子さんがいる主婦の方から、70歳くらいの方までが通われています。女性が9割以上です。中には、バレエやスポーツをしているお子さんの体幹を鍛えたいからと、お子さんを入会させてくださる親御さんもいらっしゃいます。あとは、これまでグループレッスンのフィットネスに通っていたけど、より高い目標を持って効果を出していきたいという志を持っている方が多いです。
先ほどもお話ししたように、当店は少人数のレッスンで先生が1人1人ケアできるので、もっと丁寧にトレーニングを見てもらいたいという方にはぴったりだと思います。
心身ともに健康に、充実した人生を送るために
――生活の中にフィットネスを取り入れる重要性はどんなところにあるのでしょうか?
鈴木さん:私自身も個人的に2度の癌を経験したので、運動をし、健康維持することの重要性を実感しています。当スタジオでのレッスン以外にも、様々なご縁で、病院でストレッチ指導のボランティアや、ドラッグストアの社員研修でのフィットネス指導、ご近所の整体院とのコラボレーションなど、医療とフィットネスの連携を進めるお仕事もさせていただいています。
人は誰でも心身ともに健康でありたいと思いますし、身体を鍛えることによって、歳をとってもシャキシャキ歩くことができれば、人生の楽しみも広がると思います。生活習慣病の原因の一つに挙げられる「運動不足」も、フィットネスを通して改善することができます。
開業から1年半経って、ようやく近所の方が徐々に足を運んでくださるようになりました。今後も、この場所から、フィットネスを通して心も体もいきいき健康に生きるヒントを発信し続けたいと考えています!
――最後にこの街の魅力について教えてください。
鈴木さん:山崎川通りの桜が綺麗で、散歩するのも楽しい場所です。近くには「名古屋市立大学」や「名古屋市博物館」などの教育施設や、市内随一の総合運動公園「パロマ瑞穂スポーツパーク」など様々な施設が充実し、教育やスポーツに熱心な方が多い地域でもあると思います。
フィットネスにいらっしゃる近所のお客様もとても感じのよい方が多く、みなさん、穏やかに笑顔で過ごしていらっしゃる方が多い印象ですね。安心、安全にそして健康に過ごすことができるのって生きていくので一番重要なことです。そんな暮らしが実現できる街なのではないかと考えています。
Studio ohana Fitness(スタジオオハナフィットネス)
代表取締役 鈴木智香子さん
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通2-31
電話番号:052-893-7643
URL:https://www.ohana-hawaii.net/
※この情報は2018(平成30)年1月時点のものです。
最新マシンを使った体幹トレーニングで心身の健康をサポートする「Studio ohana Fitness(スタジオオハナフィットネス) 」
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通2-31
電話番号:052-893-7643
営業時間:月曜日~金曜日8:00~21:00、土曜日8:00~18:00
定休日:日曜日・祝・祭日定休日
https://www.ohana-hawaii.net/