日常的に“使える英語”を目指した外国語活動を実践/杉並区立松ノ木小学校 校長 森 孝先生

杉並区立松ノ木小学校
森 孝 校長先生

日常的に“使える英語”を目指した
外国語活動を実践

「和田堀公園」や「善福寺川」など四季折々の移ろいが感じられる豊かな自然環境に恵まれた「杉並区立松ノ木小学校」。1958(昭和33)年の開校より57周年を迎えたコミュニティスクールです。ネイティブによる外国語活動や、隣接する「松ノ木中学校」と小中一貫教育で連携するなど、特色ある学校づくりに注目が集まっています。今回は、赴任して1年目となる森校長先生に「松ノ木小学校」の特色と魅力についてお話を伺いました。

まず、学校の沿革と特徴について教えてください。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
杉並区立松ノ木小学校インタビュー

「杉並区立松ノ木(まつのき)小学校」は、1958(昭和33)年の開校より今年で57年目を迎えました。2012(平成24)年4月には“杉並区地域運営学校”いわゆる“コミュニティスクール”に指定され、保護者はもちろん地域の方々とも連携をとりながら学校を運営しています。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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2014(平成26)年6月1日現在8クラス222名が在籍し、1年生と4年生以外は各学年1クラスの小規模校です。 学校の特色としては“外国語活動”が盛んで、通常よりも多く授業数を設けています。また外国語活動の授業以外でも授業や日々の生活のなかで英語を用いることで、日常的に“使える英語”の取得を目指しています。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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校内の掲示物に英語が使われているほか、階段の1段1段に英単語のカードが貼ってあったり、校内放送でディズニーの曲を用いたりと、普段から英語に触れられる機会を多く提供しています。

「サマーイングリッシュスクール」という取り組みもあるようですが?

一学期の最後に実施される「サマーイングリッシュスクール」では、ネイティブの先生と1週間を英語で過ごすもので、英語によるコミュニケーション能力を育みます。もちろんオールイングリッシュでは難しいため、日本語を織り交ぜての取り組みにはなりますが、外国人講師と対面しても子どもたちはまったく動じることはありません。

杉並区立松ノ木小学校 英語ルーム
杉並区立松ノ木小学校 英語ルーム

2020(平成32)年の東京オリンピックもありますし、子どもたちには世界を見据えてこうした活動をぜひ今後に役立てて欲しいと思います。

「松ノ木中学校」との9年間を見通した小中一貫教育にも取り組んでいるようですが、具体的にはどのようなことをしていらっしゃいますか?

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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例えば先ほどの外国語活動においては、小学校では“慣れ親しむ”ことを第一にしています。しかし、中学校では文法を学んだり、スペルを覚えたりの本格的な英語学習が始まります。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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そこで、中学校に入った途端に“英語がつまらなくなっちゃった”ということがないように、連携して取り組むことが小中一貫教育の狙いです。 松ノ木という地区はそもそも地域行事において小学校と中学校が結びついて行われていたという経緯もあり、小学校の運動会に中学生が参加したり、その逆もあったりと、こうした交流はこの地域の特色だと思います。

6学年8クラスの小規模校にはどんな特徴がありますか?

子どもたちの特徴で言えば、素朴で人懐っこい。子どもらしさがあるように感じました。また学校側の体制から見れば、子どもの数が少ないためきめ細やかな指導ができるという特徴があります。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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教職員全員が全校の子どもの顔と名前を知っています。「○○ちゃんまだ見かけないけど、お休みかな?」という会話が自然とできる、小規模校でよく言われるアットホームな雰囲気というのがあると思います。

学校周辺の生活環境や子育て環境としての魅力は?

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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地図を見ても分かるとおり、学校の周辺には「和田堀公園」や「善福寺川」があり、豊かな自然環境に恵まれています。また近くには千年の歴史がある「大宮八幡宮」や杉並区の歴史を知る「杉並区立郷土博物館」など、文化・歴史・自然が残る恵まれた地域だと思います。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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また近くには「松ノ木八幡通り商店会」もあり、町会の方々によるパトロール支援や、職場体験では「商店街盛り上げ隊」として見習い店員をやらせてもらうなど、地域と一体となって子どもたちを育てています。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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5年生を対象に年5回行われる「赤ちゃんとのふれあい授業」も地域の協力あっての取り組みで、赤ちゃんを通じて〈生〉を知る体験型の授業です。

学校に訪れるお母さんとその赤ちゃんは、学校支援本部を通じて紹介される地域の方で、10年以上前から続いている本校ならではの取り組みです。一緒に遊んだり、抱っこをさせてもらったり、お母さんに質問をしたりして、一年を通じて赤ちゃんの生長に触れていきます。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
杉並区立松ノ木小学校インタビュー

そうすると、「自分もこうやってお母さんからたくさん愛情をもらってたんだなぁ」と気がつき、自他ともに尊び“いのちの大切さ”を知るきっかけになってくれればと思います。

杉並区立松ノ木小学校インタビュー
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今回、話を聞いた人

杉並区立松ノ木小学校

森 孝 校長先生

杉並区立松ノ木小学校
所在地:東京都杉並区松ノ木1-2-26
電話番号:03-3313-2464
URL:http://www.suginami-school.ed.jp/matsunokishou/

※2015(平成27)年2月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

日常的に“使える英語”を目指した外国語活動を実践/杉並区立松ノ木小学校 校長 森 孝先生
所在地:東京都杉並区松ノ木1-2-26 
電話番号:03-3313-2464
http://www.suginami-school.ed.jp/matsuno..