子育てしやすい環境づくりをめざす昭和区の取り組み/昭和区役所 区民福祉部民生子ども係
名古屋市の中心部に位置する昭和区は、都心部への良好なアクセス環境をもちながら、興正寺公園といった自然も多く残る地域。区の多くは住宅地で、商店街もあるなど落ち着いた街並みが広がっている。また、古くから大学や高等学校が多く置かれ、市内有数の文教地区としても知られているため、教育に対する環境も整備されているという。
そんな昭和区の取組みの実際について、区民福祉部 民生子ども課 民生子ども係の鵜飼さんにお話を伺った。
地域全体で子育てを支える
――昭和区の子育て支援の概要と特色を教えてください
鵜飼さん:昭和区では、子育て支援として、市立と民間を合わせて17園ある保育園の協力の下、親子で参加できる子育て広場の実施や園児向けの人形劇の開催を行っております。また、主任児童委員など地域の方々の運営で、子育て中の親同士の交流の場として、0歳から3歳までの未就学児及び保護者を対象に、子育てサロンを学区単位で毎月実施しております。
――子育て支援ネットワークについてご説明ください
鵜飼さん:地域における子育て支援ネットワークに関する事業を総合的、円滑に推進するため、区役所、保健所を始めとした行政機関、及び子育て支援の関係機関による子育て支援ネットワーク連絡会を設置し、人的な交流や情報交換を通じて相互の連携を図り、協力体制を強化しております。具体的な取組みとしては、「しょうわ子育てガイド」、「SHOW輪 子育てウェブ」などがあります。
名古屋市全体での取り組みでもありますが、子育て家庭を地域から孤立させないよう、地域と子育て家庭をつなぐ取組みとして、赤ちゃん訪問事業を実施しております。昭和区では、生後4か月から7か月の第1子の家庭を児童委員、主任児童委員が訪問し、子育て情報や祝い品(ハンカチガーゼなど)を届けるとともに、子育てに対する不安感や負担感の軽減に努めております。
――地域子育て支援センター事業について教えて下さい
昭和区では、「いりなか保育園」及び「白金保育園」を地域子育て支援センターとして事業を実施しております。
「いりなか保育園」では、親子での遊び、子育ての悩みや工夫の交流、子育てのための講習会、保育園行事を一緒に楽しむ等、年齢別の取り組みも含めて月に6回~8回程度を午前中に行っています。遊びや、制作、散歩を通し子どもの発達のこと等に触れながらそれぞれの年齢に合わせた内容になっています。夕方に親子で自由に遊んでもらえるフリースペースの場所を開放しています。参加された皆さんは職員とだけでなく、お互いに話が弾んで交流をしたり、子ども同士が一緒に遊んで自然に関わりが広がっていったりしています。
また、「白金保育園」では、離乳食講習会・親支援プログラム講座・赤ちゃんチケットなどの特別企画などを通じて地域の子育て拠点となるように、児童館やコミュニティセンターと連携し、利用しやすい場の提供に心掛けております。保育の専門性や保健師の専門性を活かして、地域のニーズに合わせた事業に取り組んでいきたいと考えております。
――最後に昭和区の子育て環境としての魅力をお聞かせください。
鵜飼さん:昭和区は都心近くにありながら、四季折々の風情が楽しめ、区民の格好の憩いの場となっている「鶴舞公園」や「興正寺公園」などの自然環境も多く残っております。一方、地下鉄鶴舞・桜通線が区中央部を東西・南北に貫通しているなど都市基盤も整備されており、快適性・利便性にも恵まれた地域です。
昭和区役所 区民福祉部 民生子ども課 民生子ども係
所在地 :愛知県名古屋市昭和区阿由知通3-19
TEL :052-731-1511
URL:http://www.city.nagoya.jp/showa/
※この情報は2016(平成28)年12月時点のものです。
子育てしやすい環境づくりをめざす昭和区の取り組み/昭和区役所 区民福祉部民生子ども係
所在地:愛知県名古屋市昭和区阿由知通3-19
電話番号:052-731-1511
開庁時間:8:45~17:15
閉庁日:土・日曜日、祝日、年末年始
http://www.city.nagoya.jp/showa/