文化的な土壌に恵まれた教育環境/小平市立小平第四中学校 芝田博 校長先生
小平市立小平第四中学校
校長 芝田 博先生
文化的な土壌に恵まれ
落ち着いた教育環境における学校生活
玉川上水のせせらぎを身近に感じることのできる「小平市立小平第四中学校」。門標には学校名が記され、その下には“湯川秀樹”の文字も見える。初代校長が、同氏にお願いして書いていただいた字とのこと。アカデミズムの香りがただよい、また近くには「平櫛田中彫刻美術館」もある。周辺環境に恵まれた同校を訪ね、芝田校長にお話を伺った。
「小平市立小平第四中学校」の概要について聞かせてください。
本校は、1965(昭和40)年4月に開校しました。“自分で考え進んで実践する人間・公共心に富み情操豊かな人間・勤労を尊び責任を重んじる人間・健康でたくましい人間”の育成を教育目標に掲げています。
校歌は作曲家・渡邊浦人氏と詩人・草野心平氏の手によるもので、校名が掘ってある門標は、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹先生に書いて頂いた字が基になっています。いずれも“生徒に一流のものを与えたい”という初代校長の考えがあったからに他なりません。
近隣の幼稚園や小学校、また大学との連携について伺えますか?
幼児とのふれあい体験の様子
(提供:小平市立小平第四中学校)
家庭科のなかに、2年生が半日間、クラスごとに保育園を訪ねて保育士の手伝いをする「幼児とのふれあい体験」という授業があります。また、大学との連携については、様々な理由から教室に入れない生徒のために、授業補助という形で「津田塾大学」などの学生が毎日来てくれます。
学校生活をサポートする「学校支援ボランティア」という制度があるそうですね。
卒業生の保護者が中心となり、様々な場面で協力していただいています。彫刻刀を使用する授業であれば、大人の目が多ければ多いに越したことはありません。こうしたサポートは、我々としても本当にありがたく思っています。
部活動について伺いたいのですが、参加率はいかがでしょうか。
生徒の9割近くが参加しています。男子バスケットボール部や、サッカー部、男子バレーボール部は都大会の常連です。実業団のバレーボールチームがあった街なので、その名残も少しあるような印象を受けています。
学校行事の「地域めぐり」について、少し具体的に教えてください。
地域めぐりの様子
(提供:小平市立小平第四中学校)
「地域めぐり」というのは、1年生が班ごとに「小金井公園」を訪ねるものです。地域の魅力を知るだけでなく、修学旅行を見据えた班行動の予行演習という意味合いもあります。
毎年12月には「落ち葉掃きボランティア」を募っていると伺いました。
落ち葉掃きボランティアの様子
(提供:小平市立小平第四中学校)
本校の近くには玉川上水の流れがあり、その両岸には豊富な緑があります。秋から冬に掛けては、その周辺は落ち葉だらけになってしまうので、生徒の手を借りることになりました。期間中は毎日50名近い生徒が参加してくれます。
最後に、学校の周辺、また街の魅力について聞かせてください。
「平櫛田中彫刻美術館」
近代を代表する彫刻家・平櫛田中氏が晩年を過ごした小平市。本校の近くには「平櫛田中彫刻美術館」があり、授業の一環として同館を訪ねる小学校もあるそうです。こうした文化的な土壌に加え、カルガモが雛を引き連れて歩いているなど、穏やかな雰囲気があることも魅力のひとつではないかと思います。
今回、話を聞いた人
小平市立小平第四中学校
校長 芝田 博先生
住所:東京都小平市学園西町1-3-1
電話番号:042-341-4344
http://www.kodaira.ed.jp/34kodaira/
※2014年12月に実施した取材に基づいた記事です。内容については今後変わる場合がございます。
文化的な土壌に恵まれた教育環境/小平市立小平第四中学校 芝田博 校長先生
所在地:東京都小平市学園西町1-3-1
電話番号:042-341-4344
https://www.kodaira.ed.jp/34kodaira/