交通アクセスや子育て環境に恵まれた盆栽のまち、さいたま市北区土呂エリアの魅力
暮らしやすいまちとして注目を集める
埼玉県の南東部に位置するさいたま市は「埼玉県庁」を擁する埼玉県の政治、経済の中心地で、埼玉県内最大の人口を誇る。さいたま市は2001(平成13)年浦和市、大宮市、与野市が合併して誕生し、2003(平成15)年から政令指定都市になった。リクルート住まいカンパニーによる『住みたい街(駅)ランキング関東版2021』で「大宮」駅が4位、「浦和」駅8位とさいたま市内の2駅がトップ10にランクインしているほか、「さいたま新都心」駅も15位と上位に位置するなど、さいたま市はベッドタウンとしても人気だ。さいたま市民への調査でも、「住みやすい」「住み続けたい」という回答が8割を超えており、暮らしやすさがうかがえる。
JR宇都宮線「土呂」駅周辺に広がる土呂エリアも東京都心にアクセスしやすく、ショッピング施設や公共施設が充実することから、暮らしやすいベッドタウンとして注目されている。土呂エリア周辺は緑豊かな公園が充実するなど住環境に恵まれ、近年はマンションの開発が進み、人口は増加傾向だ。これに合わせて、ショッピング施設なども増え、さらに暮らしやすくなっている。スーモによる『資産価値が落ちない街ランキング2020』では「土呂」駅がトップに輝いた。その理由は、静かな住環境にありながら隣駅「大宮」駅の利便性を最大限に享受できることとされており、土呂エリアは暮らしやすさと住環境が両立するまちであることが裏付けられている。
2路線で東京都心に直結
JR宇都宮線とJR湘南新宿ラインの2路線が利用できる「土呂」駅に近い土呂エリアは交通アクセスの利便性も高い。JR宇都宮線は「上野」駅からJR上野東京ライン経由で「東京」駅、「品川」駅方面にダイレクトアクセス可能。JR湘南新宿ラインなら「池袋」駅や「新宿」駅、「渋谷」駅などにダイレクトアクセスできる。
JR上野東京ラインはJR東海道線と、JR湘南新宿ラインはJR横須賀線と直通しており、「横浜」駅や「小田原」駅、「熱海」駅、「鎌倉」駅などレジャースポットへも乗り換え不要でアクセスできる。「土呂」駅から「大宮」駅には1駅3分で到着し、「大宮」駅周辺のショッピングでの買い物、「大宮」駅から東北・北海道新幹線、上越・北陸新幹線でのレジャーも便利だ。
さいたま市ではコミュニティバスが運行されており、「土呂」駅西口からも北区コミュニティバスの西廻りと東廻りの2ルートが発着する。北区コミュニティバスには「ステラタウン」、「北区役所」、「大宮中央総合病院」、「鉄道博物館南」などに停留所があり、これらの施設へのアクセスに利用できる。
充実した子育て支援で子育てファミリーも安心
さいたま市では子育て世代の増加が続いており、「子育て楽しいさいたま市」をスローガンに子育て支援を重要課題として取り組んできた。とくに保育所等待機児童ゼロを目指して保育施設の整備を積極的に行い、この20年間で保育施設の定員は約19,200名増加し、約3.3倍になった。また、2018(平成30)年度からはさいたま市独自の制度として、8時間以上開園し、夏休みなども通園できる子育て支援型幼稚園制度が始まり、2021(令和3)年末時点で46園が認定されている。土呂エリア周辺では「植竹幼稚園」も子育て支援型幼稚園に認定されている。
「さいたまパパ・スクール」や「孫育て講座」といった子育てに関する講座も多い。今後も子育て相談や必要な子育て支援を提供する「子ども家庭総合支援拠点」を整備するほか、保育施設の整備、働きながら幼稚園を利用できるようにする「送迎保育ステーション」開設などを行う予定で、子育て環境のさらなる向上も期待される。
複合公共施設や大規模病院が徒歩圏内
土呂エリアは公共施設が使いやすいことも魅力だ。土呂エリアの西、徒歩圏内には「さいたま市北区役所」などが入る複合公共施設「さいたま市プラザノース」があり、行政手続きは身近で可能。ここにはホールや音楽スタジオ、アトリエもあり、芸術にも親しめる。「さいたま市立北図書館」では読書を気軽に楽しめるほか、おはなし会など子ども向けのイベントも開催されており、ファミリーにも好評だ。
「さいたま市プラザノース」の北には高度な医療に対応する「さいたま北部医療センター」が隣接している。ここには「さいたま市大宮休日夜間医療センター」が併設され、小児科は平日の夜間と日祝日の終日、内科は土曜の夜間と日祝の終日診療を行っている。土呂エリアの東には多彩な専門外来を持つ「彩の国東大宮メディカルセンター」もあり、体調を崩した際も安心だろう。
世界に知られる盆栽のまち
土呂エリア周辺は、関東大震災後に東京都内から植木職人が集団移住したことをきっかけに「大宮盆栽村」として知られるようになった。最盛期には約30か所の盆栽園があったという。現在も5か所の盆栽園が残り、日本のみならず海外からも盆栽愛好家が訪れるという。また、「さいたま市大宮盆栽美術館」では美しい盆栽を鑑賞できるほか、毎年5月には「大盆栽まつり」が開催され、多くの人でにぎわう。
土呂エリアおすすめのスイーツ
さいたま市はスイーツのまちとして知られ、総務省統計局の家計調査ではさいたま市の一部となった旧浦和市は1世帯あたりの年間ケーキ消費額が全国都道府県庁所在地で1位になったこともある。2017(平成29)年から2019(令和元)年はプリンの消費額も1位になった。こうした土地柄もあり、土呂エリアにも「ケーキとパンの店MURAKAMI」、「てんとう虫。~パフェカフェ~」、「クック」など人気スイーツ店がある。休日にはスイーツ食べ歩きでお気に入りの店を探すのもこのエリアに暮らす楽しみになるだろう。
交通アクセスに恵まれ、公共施設や医療機関が隣接、子育て環境もよい土呂エリア。確かにここには暮らしやすいまちとして人気を集めるだけの魅力がある。
交通アクセスや子育て環境に恵まれた盆栽のまち、さいたま市北区土呂エリアの魅力
所在地:埼玉県さいたま市北区