土地区画整理事業で変わっていく「新田」駅周辺。現在の様子を実際に歩いてレポートします!
東武スカイツリーライン「新田」駅周辺エリアでは、現在、駅西口・東口ともに大規模な区画整理事業が進行中です。今回は事業の概要に加え、開発中の現在を実際に歩いて見てきたのでレポートします!
住環境の向上を目指した区画整理事業
「新田」駅周辺では2002(平成14)年から、西口、東口ともに住環境の向上を目指したまちづくりが検討されてきました。そして、現在この計画に沿って、住環境の向上を目指した区画整理事業が着々と進んでいます。事業の大きな目的としては、総合的な公共施設の整備、商業機能の充実と誘導、土地の有効活用、そして暮らしやすい住環境の実現を掲げており、ファミリー世帯も安心して暮らせるまちづくりも進めています。完成は2030(令和12)年頃を予定しています。
まずは西口エリアの開発について見ていきましょう!
西口エリアの開発コンセプトは「落ちつきのある住宅地と駅周辺の活力あるまちづくり」となっています。具体的には駅前に「新田西口交通広場」が新たに誕生予定です。
現在の西口に降りると、まず目に飛び込むのは駐輪場。「新田」エリアは平坦な道が多いため、自転車を利用する方が多いようです。現在駐輪場が占めている場所には、新たに約4,000平方メートルの「新田西口交通広場」が誕生する予定です。広々と見渡せるようになるとより安心できそうです。
また、現在の駅前は駐輪場が多く、少し入り組んだ道になっていますが、今後は「新田」駅と「新田駅前旭町線」を結ぶ道路「新田西口停車場線」の工事が進められ、駅との往来もしやすくなります。
こちらの「新田西口停車場線」は、最大幅員18メートルで「ふれあい小路」まで続きます。歩道も広いので、徒歩や自転車、自動車などの交通利便性も格段に向上しそうです。
完成はもう少し先になりそうですが、着々と道路の整備は進んでいます。「新田幼稚園」付近の道路も舗装工事中でした。幼稚園へ通う道路が整備されて綺麗になれば子育てファミリーにとってもより安心ですね。「新田幼稚園」は体操やスイミング、アスレチックなど、体を動かす中で幼児の自発的な活動を促す教育を実践しています。預かり保育など、働く保護者のサポート体制も充実しているので子育て世代も安心です。
続いて、東口エリアの開発についてレポート!
東口はどんなふうに生まれ変わるのでしょうか。東口の開発コンセプトは、「孫子の代まで安心して安全に住み続けられる生活繁華のまち」となっています。2012(平成24)年に都市計画が定められ、にぎわいのある商店と住環境の調和した良好な市街地の形成を目標に再開発が進んでいます。
まず東口の整備では、駅周辺の利便性を向上するため、西口と同様に約4,000平方メートルの「新田東口交通広場」が整備予定です。
また、「新田」駅と県道49号線の間に幅員16メートルの道路「新田停車場線」も整備されます。現在は駅周辺の道路は狭いところもありますが、今後大きく変わっていきそうです。
そのほか東口周辺には、東口を出てすぐ正面にメインストリートがあります。こちらは、「新田ふれあいロード商店街」。「七夕まつり」や「年末大売出し」、「節分祭」など1年を通してさまざまなイベントが催される商店街です。
長年、新田住民の暮らしを支え続けてきた商店街も順次取り壊しが進み、生まれ変わりつつあります。1977(昭和52)年創業の喫茶店「コーヒーショップ ツネ」もその一つ。ジャズの流れる落ち着いた雰囲気はそのままに、おしゃれなカフェへとリニューアルしています。
いかがでしたか?「新田」駅周辺が現在進行形で進化を続けていることをお分かりいただけたのではないでしょうか。現在も都心まで1時間というアクセス環境、徒歩圏内に買い物・子育て施設が整っている環境があり、暮らしやすさは申し分ありませんが、今後さらなる住環境の向上に期待が持てますね!
※本レポートは、2021年3月時点の情報です。
土地区画整理事業で変わっていく「新田」駅周辺。現在の様子を実際に歩いてレポートします!
所在地:埼玉県草加市