焼き菓子では、スティックケーキもバナナ、メープル、チョコなど160円とお手頃価格。ゴマの甘いおせんべい「ムッター」（110円）はドイツ語で「ママ」の意味。食べるとドイツ人でなくとも懐かしい気持ちにさせてくれるお菓子だ。それだけに食べるとなんだか懐かしい気持ちにさせられる。

開店当初はザッハトルテくらいしか、ドイツやウィーンのお菓子は知られていなかったが、「メールシュパイゼ」のさまざまなメニューを通じて、ドイツ風スイーツの美味しさに目覚めたファンが増えているという。

最近では、アーモンドたっぷりの「ビーネンシュティッヒ」といった焼き菓子や「カイザークーヘン」など、それぞれ160円とリーズナブルなこともあって人気急上昇中だ。ちょっとバッグに入れておけるサイズも良い。そして、王道の「ザッハトルテ」は1ピース340円、ホールなら2,890円で購入することができる。

店舗の右手には、ザッハトルテをはじめとするお菓子をつくる工房が見える。ときには、ザッハトルテにチョコレートをかける作業が見られることもあるとか。スタッフに相談すれば、イベントなどに利用する場合やこんなケーキを作ってほしいといった要望にも対応してくれるという。