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「池上本門寺」の歴史と「本門寺公園」の緑が彩る大田区池上

大田区は東京23区の南西に位置し、古くから住宅街として発展してきた。池上は大田区の北東、東急池上線「池上」駅周辺に広がる。

「池上本門寺」の門前町として発展

“お山(おやま)”と親しみを込めて呼ばれているいる「池上本門寺」
“お山(おやま)”と親しみを込めて呼ばれているいる「池上本門寺」

池上は日蓮宗の大本山として知られる「池上本門寺」の門前町として発展した街だ。現在も「池上本門寺」には多くの参拝客が訪れ、とくに「お会式」には30万人もの人々が集まる。

春には梅見が楽しめる「池上梅園」
春には梅見が楽しめる「池上梅園」

都心に近く、閑静な佇まいに恵まれた池上は住宅地として人気を集め、大正時代には多くの文人や画家が移り住んできた。「池上梅園」はその一人、日本画家の伊藤深水の自宅兼アトリエの跡地で、現在は都内有数の梅の名所として知られている。

都心方面にも好アクセス

「池上」駅の東急池上線電車
「池上」駅の東急池上線電車

池上は交通アクセスの利便性も高い。最寄りとなる「池上」駅から東急池上線に乗れば「蒲田」駅に2駅4分で到着する。「蒲田」駅でJR京浜東北線に乗り換えれば、「品川」駅や「東京」駅など都心方面へのアクセスもよい。

現在、「池上」駅では駅舎の建て替えと駅ビルの新設工事が進められている。新しい駅舎は5階建てとなり、南側にも出入口が設けられるほか、構内踏切が廃止されることになっており、より安全、快適に電車を利用できるようになる。駅ビルにはショッピング施設のほか保育施設や図書館など公共施設も入る予定で、暮らしの利便性も高まりそうだ。完成は2020年が予定されている。

2020年の開業を目指す「池上」駅舎改良・駅ビル開発計画(完成イメージ)
2020年の開業を目指す「池上」駅舎改良・駅ビル開発計画(完成イメージ)
池上駅舎リニューアル後(完成イメージ)
池上駅舎リニューアル後(完成イメージ)

スーパーマーケットに加え、商店街も充実

池上本門寺通り商店街
池上本門寺通り商店街

池上は買い物環境にも恵まれている。「オオゼキ 池上店」、「ビッグ・エー 大田池上店」、「マックスバリュエクスプレス 池上店」などスーパーマーケットが充実するほか、「池上」駅周辺には「池上駅前通り商店会」や「池上本門寺通り商店会」、「池上東口商店会」など12の商店街が広がり、多彩な買い物を楽しめる。

東急プラザ蒲田
東急プラザ蒲田

東急池上線で「蒲田」駅に出れば、「東急プラザ蒲田」や「グランデュオ蒲田」などの駅直結の大規模ショッピング施設での買い物も可能だ。

恵まれた子育て環境

「大田区立池上第三保育園」など保育施設が充実
「大田区立池上第三保育園」など保育施設が充実

池上は子育てファミリーが暮らしやすい環境が整う。保育施設は「大田区立池上第三保育園」、「マミーズエンジェル池上保育園」、「池上長尾保育園」、幼稚園も「矢口幼稚園」や「徳持幼稚園」、「めぐみ幼稚園」と多くの施設が揃い、子どもに合った施設を選ぶことが可能だ。

大田区では子育て支援に力を入れており、急に保育が必要になった時に利用できる「緊急一時保育」、家庭福祉員の自宅や家庭的な環境が整うグループ保育室で保育してくれる「保育ママ」制度など、きめ細やかなサービスが提供されていることもうれしい。

キャンプも楽しめる「本門寺公園」

緑豊かな「本門寺公園」
緑豊かな「本門寺公園」

池上周辺は緑に親しめるスポットが多いことも特徴だ。「池上本門寺」に隣接する「本門寺公園」は都内とは思えない雑木林の中にデイキャンプ場があり、気軽にアウトドア体験を楽しめる。「徳持公園」は水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」があり、子どもに人気が高い。また、このような広大な公園が隣接することは、災害時の避難場所という観点でもメリットになる。

暮らしの利便性に加え、長い歴史と豊かな自然が育む落ち着きに恵まれた池上。この街に暮らす人は「池上」駅に降りて「池上本門寺」の緑が見えるとほっとすると言う。池上を愛する人々は多く、この地を離れた人はまた帰ってきたいと思うそうだ。国際化が進んだ現在、「羽田空港」に近い観光名所としても期待されている。池上にはほかの街にはない魅力にあふれている。

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