人気のショッピングタウン、二子玉川が徒歩圏内となる世田谷区瀬田エリア
世田谷区瀬田は「二子玉川」駅の北東に位置する。ショッピングスポットとして人気が高い二子玉川が身近にありながら、緑豊かで閑静な佇まいの住宅地が広がる。
行楽地からショッピングタウンへ
瀬田エリアにある「行善寺」は1500年代に北条氏の家臣がこの地に移り住んだ際に開かれたという。境内からの眺めは行善寺八景として知られ、行楽地として発展したという。また、江戸時代には多摩川沿いが玉川八景と呼ばれ、多くの料亭が並んでいたそうだ。
大名屋敷や政財界人の別荘としても人気を集め、水戸徳川家の屋敷跡にある「Aqua sports & spa」や三菱財閥を築いた岩崎家ゆかりの「静嘉堂文庫美術館」、東急電鉄の会長を務めていた五島慶太が蒐集した美術品を収蔵する「五島美術館」など当時の歴史を感じられるスポットも多い。
1907(明治40)年に玉川電気鉄道が開通し「玉川」駅が開業すると、「玉川遊園地」や「玉川第二遊園地(のちの二子玉川園)」が開園し、レジャースポットとして一世を風靡する。1969(昭和44)年には、日本初の郊外型デパートとして「玉川高島屋S・C」が誕生。二子玉川はショッピングタウンとして成長した。
1977(昭和52)年には東急玉川線に代わって、地下鉄の東急新玉川線(現・東急田園都市線)が開通。1978(昭和53)年からは営団地下鉄半蔵門線(現・東京メトロ半蔵門線)への直通運転もはじまり、さらに交通アクセスの利便性が高まった。1985(昭和60)年に閉園した「二子玉川園」の跡地では再開発により「二子玉川ライズ」が誕生。買い物の魅力も増している。
東急田園都市線で都心に直結
瀬田は交通アクセスの利便性も高い。最寄りの「二子玉川」駅からは東急田園都市線と東急大井町線を利用できる。東急田園都市線に乗れば「渋谷」駅のほか、直通運転が行われている東京メトロ半蔵門線の「表参道」駅、「青山一丁目」駅、「大手町」駅などへもダイレクトアクセス可能。東急大井町線に乗り、「自由が丘」駅で東急東横線に乗り換えれば「横浜」駅や「みなとみらい」駅方面に、「大井町」駅でりんかい線に乗り換えれば、お台場方面にも1回の乗り換えでアクセスできる。
「二子玉川」駅からは「羽田空港」直通のリムジンバスがあり、飛行機を使った旅行の際のアクセスもスムーズだ。周辺には国道246号や環八通りなど幹線道路も多く、自動車も使いやすい。環八通り沿いには首都高速3号渋谷線の「用賀」出入口や東名高速道路の「東京」ICなどがあり、遠方へのドライブも気軽に楽しめる。
人気のショッピングタウン、二子玉川が徒歩圏内
「玉川高島屋S・C」や「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」といったショッピング施設も近く、買い物の楽しみも豊富だ。「二子玉川」駅周辺に広がる「二子玉川商店街」には老舗の店からおしゃれな雑貨店、有名グルメガイドに掲載されたグルメの店まで多彩な店が集まる。「玉川高島屋S・C」南館の西側には風情ある町家風の建物が並ぶ「柳小路」もあり、散策がてらの買い物も楽しい。
また、エリア周辺には「オオゼキ 上野毛店」や「パルケNEW 上野毛店」といったスーパーマーケットがあり、日常の買い物を身近で済ませることが可能だ。
多彩な子育て・教育施設が集まる
瀬田周辺には「こひつじ幼稚園」や「世田谷区立玉川保育園」など幼稚園や保育施設が多く、子育てしやすい環境が整う。「瀬田インターナショナルプリスクール」や「セント・メリーズ・インターナショナル・スクール」といったインターナショナルスクールに近いこともこの地ならではの魅力だろう。
通学校である「世田谷区立瀬田小学校」と「世田谷区立瀬田中学校」も近いほか、隣接する上野毛三丁目には「多摩美術大学 上野毛キャンパス」があり、文教エリア的な雰囲気も漂う。
暮らしの中で豊かな自然を楽しめる街
瀬田一丁目周辺には緑を楽しめるスポットも多い。多摩川沿いには「兵庫島公園」や「多摩川二子橋公園」があり、水辺の散策を楽しめる。エリア付近の多摩川河川敷では毎年「たまがわ花火大会」が開催され、身近で鑑賞できることもうれしい。
エリアの南に広がる「上野毛自然公園」は2011(平成23)年度に再整備が完了し、湧水池の周囲に広がる緑を楽しめるようになった。2013(平成25)年には「二子玉川ライズ」の南に住民参加型の公園として「二子玉川公園」も誕生している。
少し足を延ばせば、武蔵野の風情が感じられる古民家が保存されている「岡本公園民家園」や桜の名所としても知られる「都立砧公園」や都内とは思えない風景が広がる「等々力渓谷」もある。
暮らしの利便性と豊かな自然環境を併せ持つ世田谷区瀬田エリア。ここには古くから人気を集めてきた街ならではの魅力がある。