都内有数の人気を誇る街に成長した江東区豊洲・東雲エリア
●飛躍的な発展を遂げた街
江東区豊洲・東雲は、臨海副都心の東側に位置するエリアだ。とくに東雲では大正時代から埋め立てが始まり、いわゆる「ベイエリア」の中でも長い歴史を持つ。近年は「東雲キャナルコートCODAN」をはじめ大規模なタワーマンションが続々と誕生。豊洲や東雲周辺に住み、上質なライフスタイルを過ごす女性たちを指す「キャナリーゼ」という言葉も生まれ、「シロガネーゼ」や「コマザワンヌ」と並び称されるほどの憧れの街となった。
このエリアには豊かな自然もある。豊富な公園では気軽に緑を楽しめるほか、海に近くさわやかな潮風を感じながら水辺を散策するのも心地よい。ウォーターフロントにあることから、船を通すために高く造られた橋を除いて、土地の高低差がほとんどないのもうれしい。
計画的につくられた街だけあり、交通アクセスの利便性も高い。東京臨海高速鉄道りんかい線「東雲」駅からりんかい線を利用すれば「東京テレポート」駅や「天王洲アイル」駅、「大井町」駅などへアクセスできるほか、一部の電車は「大崎」駅からは埼京線に直通しているため、「渋谷」駅や「新宿」駅方面にも乗り換えなしで移動できる。東京メトロ有楽町線とゆりかもめの「豊洲」駅も近く、目的地によって使い分けることも可能だ。
●子育ての場としても魅力がいっぱい
江東区は、街の開発や子育て環境の充実もあり、出生率は23区で4位となるなど若い世代が多く暮らすエリアになった。このため、江東区では「江東こども未来プラン」を策定し、さまざまな子育て支援を拡充してきた。とくに、中学3年生までを対象に支給される「児童手当」に加えて、中学3年生までの医療費の自己負担分が区から助成される「子ども医療費助成制度」があるなど、経済的支援が整っているのはうれしい。子どもの増加に伴い一時は待機児童数が増えたが、近年の認可保育所の整備により、2016(平成27)年の待機児童数は保育施設入所希望者数が増加しているのも関わらず、2014(平成25)年の半分以下に改善している。
さらに、2015(平成27)年度から2019(平成31)年度にかけて、放課後等に児童が安全で安心して過ごすことのできる「江東きっずクラブ」を区内全校に延長、保育実施施設数を2013(平成25)年度の65園から2019(平成31)年度までに122園に増やすことなどが計画されている。さらに、認可保育園を中心とした施設整備や一時預かり事業の展開も計画されており、さらなる子育て環境の拡充が期待できそうだ。
豊洲・東雲エリアでも、多くの教育・子育て施設が整備された。2011(平成23)年には「江東区立有明中学校」が開校し、同じ敷地内に「江東区立有明小学校」も併設されている。少子化が進む中で23区内の新設校は珍しく、このエリアが新しい世代が暮らす街ということがわかる。さらに、かつて市ヶ谷にあった「かえつ有明中学校・高等学校」も移転し、エリア全体にアカデミックな雰囲気ができつつある。
子育て施設としては、「グランチャ東雲」にある「しののめYMCAこども園」は高齢者施設を併設したユニークな施設として注目されている。また、「東雲キャナルコートCODAN」内にはハイレベルな教育を行なう学習教室、音楽教室などが集まっており、子どもの関心や教育方針に合わせた習い事施設を選ぶことができるのもうれしい。
●公園やレジャースポットもたくさん
計画的な街づくりが行われた豊洲・東雲エリアは公園や緑地が多いことも特徴だ。とくに「東雲水辺公園」から辰巳桜橋を渡って「辰巳の森海浜公園」に向かうのはおすすめ。「辰巳の森海浜公園」にはドッグラン、バーベキュースペースなどもあり一日ゆっくりと楽しむことができる。この公園に隣接した「東京辰巳国際水泳場」のプールはトップアスリートから初心者まで利用することができる施設で、高飛び込みやシンクロナイズドスイミングなどの競技も行なわれている。有明方面にも大規模公園があり、なかでも「有明テニスの森」は2020(平成32)年東京オリンピックのテニス競技会場になる予定だ。
ファミリーのお出かけに適したスポットも多い。「アーバンドック ららぽーと豊洲」には、仕事を体験しながら遊べる「キッザニア東京」や多彩な映画を鑑賞できる「ユナイテッド・シネマ 豊洲」など充実。「東雲キャナルコートCODAN」でもフリーマーケットや餅つき大会などのイベントが開催されているので、スケジュールを確認して出かけるとよい。「お台場海浜公園」などレジャー施設が集まるお台場エリアも日常圏内で、晴海エリアの東京湾で開催される「東京湾花火大会」も間近で体感することができるなど、ほかのエリアにはない魅力に満ちている。
都内有数の人気を誇る街に成長した江東区豊洲・東雲エリア
所在地:東京都江東区