八王子市北野町は京王線の「北野」駅の北側に広がる。「北野」駅前にはショッピング施設や公共施設が集まり暮らしの利便性が高い。周辺には多摩丘陵の緑も広がり、住環境に恵まれたエリアだ。

古くから発展し、戦後はベッドダウンに

北野という地名は、「北野」駅の北、国道16号沿いにある「北野天満社」に由来する。この神社は京都の「北野天満宮」を勧請したことが始まりと言われ、この地が長い歴史を持っていることが伺える。

1925（大正14）年に「北野」駅が開業すると、交通の利便性が大幅に向上した。戦後は「北野」駅周辺やエリア南側に広がる多摩丘陵で住宅地の開発が進み、ベッドタウンとして発展。現在は、暮らしの利便性が高い成熟した街になった。

京王線で「新宿」駅直結

北野町は交通アクセスの利便性も高い。最寄りとなる「北野」駅では京王線と京王高尾線が分岐し、すべての電車が停車するため、利用できる電車の本数が多い。「北野」駅から特急に乗れば「新宿」駅まで38分でダイレクトアクセス可能。「明大前」駅で京王井の頭線に乗り換えれば「渋谷」駅方面へのアクセスも良い。

エリア内を国道16号八王子バイパスや北野街道や野猿街道が通過し、国道20号にも近い北野町は自動車の利用も便利だ。国道16号八王子バイパスを北に向かえば、中央自動車道の「八王子」ICがあり、高速道路にも短時間で乗ることができる。

スーパーマーケットが複数利用可能

北野町はショッピング施設も恵まれている。「北野」駅直結のショッピングセンター「京王リトナード北野」にはスーパーマーケット「京王ストア北野店」をはじめ、ドラッグストアや書店などが集まる。

「北野」駅北口駅前の「コピオ北野」にもスーパーマーケット「アルプス北野店」や100円均一ショップ、ドラッグストアがあり、日常の買い物で遠くまで出かける必要がない。

エリアの北側には「八王子総合卸売市場」、「八王子総合卸売センター」、「八王子魚市場」と市場が集まっている。これらの市場は一般の人でも利用でき、格安で新鮮な食材が手に入れることが可能だ。

「北野」駅周辺には、住民票の交付などに対応する「八王子市役所　北野地域事務所」をはじめ、「八王子市中央図書館 北野分室」など公共施設が多く、利用しやすいことも魅力になる。八王子市は2015（平成27）年から中核市に移行し、取り扱う業務が増え、より市民に身近な行政を行うことが可能になった。

ショッピングタウンとしてにぎわう「八王子」駅周辺も日常圏内

「北野」駅からは八王子市の中心部にある「京王八王子」駅には1駅と近く、JR「八王子」駅にも「京王八王子」駅からの徒歩か「北野」駅からバス利用で容易にアクセスできる。

「八王子」駅周辺は「八王子東急スクエア」や「京王八王子ショッピングセンター」などが集まるショッピングタウンで、常に多くの人々でにぎわう。

近年は、「八王子」駅南口の再開発で新しい市民会館の「オリンパスホール八王子」やショッピング施設が集まる「サザンスカイタワー八王子」が誕生。「ビックカメラ JR八王子駅店」などが入る「セレオ八王子 南館」もオープンした。さらに2012（平成24）年には北口の駅ビルが「セレオ八王子 北館」としてリニューアルオープンするなど、さらに魅力が増している。

自然に親しめるスポットやレジャースポットも充実

北野町周辺には「長沼公園」や「平山城址公園」、「片倉城跡公園」など多摩丘陵の自然を楽しめるスポットも豊富。京王高尾線に乗れば、人気の高尾山の登山口「高尾山口」駅にもわずか15分でアクセスできる。

少し足を延ばせば「多摩動物公園」や「サンリオピューロランド」、「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」など休日のレジャースポットにも恵まれている。自動車を使えば、「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」や「東京サマーランド」などさらに多くのレジャー施設へ出かけるのも簡単だ。

「八王子」駅周辺を会場に多くの山車や神輿が練り歩く「八王子まつり」や「冨士森公園」で行われる「八王子花火大会」とエリア周辺のイベントも多い。

京王線の特急が停車する「北野」駅至近で、八王子市中心部も日常圏内、自然環境にも恵まれた八王子市北野町。この街は暮らしの場として理想的と言えるだろう。