BONHOMIE(ボノミー)

BONHOMIE(ボノミー)

「五反田」駅から通称「ソニー通り」を歩くこと数分、スーパーの脇にひっそりと佇む小さなビストロ「BONHOMIE」(ボノミー)は、2010(平成222)年のオープンから徐々に食通の間で噂を広げ、今では連日大繁盛している人気店だ。

BONHOMIE(ボノミー)

店の小さなドアをくぐると、間口に対して奥行きが深く、十分な席数があることに驚かされる。この席が連日満員になるというのだから、その実力は本物であると直感させる。店名の「ボノミー」とは、フランス語で「正直な」「人の良い」という意味の言葉。結論を先に言ってしまえば、この店の特徴を一言で言い表せば「いい店」である。その名の通り、人が良すぎるのではないかと思えるほどに、良心的な店だ。

BONHOMIE(ボノミー)

店側が提案しているのは「ネオ・ビストロ」というスタイル。これは決して料理が創作風という風ではなく、利用のスタイルを新しい時代に即したものにしたい、という提案である。従来型のフランス料理店は、フルコースが主体で形式を重んじた高級店「レストラン」と、そのカジュアルな形である「ビストロ」に大きく分かれる。当然、後者はよりサービスや食材のレベルを“ほどほどに”するというのが通例だ。しかし「ボノミー」では材料原価と手間をギリギリまで追い詰め、「レストランクラスの“本物”の料理をビストロの手軽さで」提供することを旨としている。

BONHOMIE(ボノミー)

日々変更されるレシピを仕切っている岩田氏は、フランスのレストランで数年間にわたって腕を磨いた本物志向のシェフ。素材に関して必要以上のブランドを追い求めることはしないが、本当に良いものを良い季節に、信頼できるルートから仕入れ、最適な手間をかけて提供している。そのため「看板メニュー」といった視点での紹介はしづらいが、どのメニューもひと口食べれば、その素材の良さが伝わってくるものばかりだ。

1 2 3 


PAGE
TOP