シェ カンタベリー

シェ カンタベリー
シェ カンタベリー

武蔵新城の北口商店街沿いにあるビストロ「シェ カンタベリー」は、商店街の一角に紛れるようにある小さな店。あえて括るとしたら「フランス料理とワインの店」ということになるかもしれないが、華美な装飾とは無縁な、庶民志向のビストロである。

シェ カンタベリー
シェ カンタベリー

この店の店主・石垣シェフは、都内の一流ホテルでフランス料理の腕を磨き、贅を尽くしたフランス料理を熟知した達人。しかし、自身の店を持つに至って選んだのは、フランスの小さな町には当たり前のようにある、日本で言えば食堂か小料理屋のような、小さなビストロだった。

シェ カンタベリー
シェ カンタベリー

日本でフレンチレストランやビストロと言えば、通常は雰囲気や調度品、サービスなども調味料のひとつと捉えられている。もちろん、その分も価格転嫁されているのは否めないだろう。しかし「シェ カンタベリー」の場合、一切余分なコストをかけず、徹底的に「美味しさ」だけにコストを絞っている。ありふれた素材でよいものはスーパーマーケットなどで新鮮なものを選んで仕入れ、特別なルートが必要なものは、その時期に旬のものを信頼できるルートから仕入れる。もちろん、価格は最低限に抑えるのを大前提としている。

シェ カンタベリー
シェ カンタベリー

このような店を持つに至ったのは、石垣シェフが色々な店を食べ歩き、その際に感じた物足りなさや素晴らしさを、「自分ならこうする」とまとめ上げたため。「フランス料理はとても美味しい。でも、日本のフランス料理は敷居が高すぎ、多くの人はフランス料理の魅力に気づくことが出来ない。ならば自分がその敷居を下げようではないか」とシェフは話す。この店には看板メニューと言うべきものが無い。メニューはシェフの気分でコロコロ変わるし、フランス以外にもイタリア、スペイン、ドイツ、ギリシャ、インドなど各国の料理がどんどん登場する。ワインもフランス産はほぼ無く、多くが南米やニュージーランド産。国境や国籍という概念は無く、「美味しい」がただひとつのキーワードだ。

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