白笹うどん 多奈加

白笹うどん 多奈加
白笹うどん 多奈加

関東三大稲荷の一つ、白笹稲荷の裏手の住宅地に、トタンで茅葺屋根を覆った古風な民家のうどん店がある。クルマのすれ違いすら難しいような細道を縫った先にこんな店があるとは、誰も想像しないであろうが、ここがじつは大変有名なうどん店で、秦野市内のみならず県内、都内からも、多くのファンを呼び寄せているそうだ。

白笹うどん 多奈加
白笹うどん 多奈加

店への入口は太い柱に囲まれた立派なもの。ガラス入りの引き戸になっているのがちょっとだけ現代的だ。玄関脇の椅子には鉢植えが飾られており、「ゆったりしたひとときをどうぞ」の文字が癒しを誘う。

白笹うどん 多奈加
白笹うどん 多奈加

店内に入るとすぐレジがあり、左手がテーブル席、右手が広い座敷席になっている。テーブル席の空間はかつて土間で、座敷が生活空間であったのだろう。ふすまは取り払われているので、入った瞬間に梁や柱の様子が見渡せて、これがじつに壮麗だ。

この家屋はもともとこの場所よりも少しだけ山側にあったものを、曳屋によって現在地に移したもの。オーナーがこの家を気に入って買い取り、うどん店として再生させた。すでに百年以上は経ている建物ということだが、修繕を加えているのでボロやガタつきは皆無だ。日本の伝統民家の力強さに、感動せずにはいられない。

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