西大宮どんぐり保育園 園長先生 インタビュー

家庭の様に安心できる“あたたかい保育”を大切に/西大宮どんぐり保育園 中野 恵子園長先生


JR川越線「西大宮」駅の目の前にある「西大宮どんぐり保育園」は、2016(平成28)年に開園したばかりの真新しい保育園だ。屋内は木のぬくもりを感じさせる明るいスペースが広がり、園庭やプール付きのベランダなども完備している。子どもたちが楽しめる行事に工夫を凝らしていることも特徴のひとつで、訪問したこの日は幼児クラスの子どもたちが数日後に迫った運動会の練習の真っ最中。元気いっぱいの子どもたちをあたたかく見守る園長先生に、園の特色や周辺の子育て環境などについて伺った。

走り抜ける電車に歓声があがる、駅近の保育園

西大宮どんぐり保育園 園長 中野 恵子 先生
西大宮どんぐり保育園 園長 中野 恵子 先生

――まずは園の概要について教えてください。

園長先生:「西大宮どんぐり保育園」は、2016(平成28)年に開園したばかりの私立保育園です。「ひとりひとりに寄り添い、家庭の様に安心できる“あたたかい保育”」を保育理念に、「地域社会や自然の中で育み、良い習慣を身につける」などの方針を大切にしております。保育目標は、「健康で明るい子」「考え表現できる子」「思いやりのある子」「自主協調性のある子」の4つです。

自由遊びの様子
自由遊びの様子

駅近であることが大きな特徴で、園舎から電車が見えるので、電車好きの男の子は喜んで眺めています。晴れた日には、0歳児さんから近くの公園にお散歩に出かけ、近くの消防署の消防車も見れるなど、保育環境に恵まれています。 定員は、0歳児6名、1歳児16名、2~5歳児が各17名の計90名です。

――子どもたちは園でどのような一日を過ごすのでしょうか?

園長先生:開園は7時10分からお預かりしています。8時半以降は各クラスへ行き、朝の会をします。10時~11時半は主な活動の時間となり、ふだんは園庭遊びやお散歩、製作などをして、日によってはお誕生会や季節行事などのイベントが入ります。

粘土で工作
粘土で工作

幼児クラスはクラスごとに水曜日は英語教室、木曜日は体操教室も行っています。活動の時間の後は、お昼寝やおやつの時間があり、16時には降園の支度をします。それから、園庭遊びや自由遊び、読み聞かせなどをしてお迎えを待ちます。18時10分以降は延長保育の時間で、補食として軽い食事を出しています。

――素敵なデザインの園舎ですが、特徴的な設備や子どもたちのお気に入りの場所はありますか?

園長先生:1階には0~2歳児の各部屋があり、全面に床暖房を完備して裸足で生活をしています。2階の保育室は3~5歳児が対象で、ふだんはクラスごとに可動式のパーテーションで仕切られていますが、お誕生会をはじめ行事の時は開放できるようになっています。体操教室も、広いスペースで運動ができます。 2階のベランダが広く、子どもたちがゴーカートで遊んだり、天気のいい日はランチを食べることもできます。ベランダの丸い穴から電車が通過する様子が見えるので、電車好きの子はよくそこから覗いていますよ。夏はベランダのプールで泳ぐこともできます。

皆で息を合わせてバラバルーンの演技を練習
皆で息を合わせてバラバルーンの演技を練習

園の設備ではないですが、近所の畑をお借りして野菜を育てて、成長の様子を見るといった食育にも取り組んでいます。今年はジャガイモがたくさん獲れたので、子どもたちはイモモチ作りにも挑戦しました。今はサツマイモが順調に育っているので、収穫したらスイートポテト作りをする予定です。

幼児クラスは毎週の英語教室・体操教室も

――年中行事にはどのようなものがありますか?

園長先生:七夕、お月見、ハロウィン、クリスマス、お正月、節分、ひな祭りなどの季節集会があり、七夕なら地域の方が持ってきてくださった笹につける笹飾りを作ったり、お月見であればお団子作りをしたりします。こうした行事の際は、先生方がいろいろなふん装をして、その行事の意味を劇遊びやパネルシアターで子どもたちに伝えています。その他にも、職員研修を兼ねた応急手当教室や交通教室など、たくさんの催しを取り入れています。

クラスの壁には作品が並ぶ
クラスの壁には作品が並ぶ

5月の親子遠足、10月の運動会は、保護者の方も参加していただく行事です。0歳児から参加する親子遠足では、西区の農林公苑へ出かけ、体操やスタンプラリーをするなど、親子で楽しんでいただきながら、園全体での交流を図っています。運動会は近くの小学校の体育館をお借りして、年中さんのバラバルーンや年長さんの組体操など、発達に応じた種目で実施しています。

白熱する玉入れの練習
白熱する玉入れの練習

毎月のお誕生会は全園児が集まって行い、保護者の方にもお声掛けしています。お歌でお祝いしたり、先生たちが紙芝居を見せたり、保護者の方に「一日保育士体験」という形で一緒に食事をしたり、絵本を読んでもらうなどしています。保護者さんからは、「よそのお子さんの様子が見れた」とか「家と違う園での様子が見れてよかった」など、好評をいただいています。

――幼児クラスの英語教室・体操教室では、具体的にどんなことを学ぶのでしょうか?

園長先生:英語教室は外国人講師を招いて歌を歌いながら体を動かしたり、クイズ形式で質問に答えたり、遊びながら英語を身につけられるようにしています。

体操教室は、外部のスポーツ教室の講師に指導をお願いしています。先生にお願いしているのは、できることを目標にするのではなく、できるようになるまでの過程を大事にするということ。競争心をあおるのではなく、並んで順番を待つといったことを含めて、ひとつのことをじっくり丁寧に指導していただいています。内容に関しては、今はマット運動が中心で、その他に鉄棒や縄跳びなどを取り入れています。

運動会に向けて
運動会に向けて

――地域の方との交流はございますか?

園長先生:今年12月に初めて開催する「生活発表会」で、近くの高等学校のコーラス部に来園していただくことになっています。子どもたちがクラスごとにお遊戯や劇遊び、楽器遊びを披露するのに合わせて、会を盛り上げていただきます。

また、近所の有料老人ホームとは、年に3~4回交流の機会を持っています。ホームへ行ってお年寄りに歌や踊り、運動会の体操をお見せしたり、逆に園までいらっしゃった方に劇遊びやお誕生会を観賞していただき、子どもたちと触れ合っていただき、交流しています。

それから、西大宮には「大宮アルディージャ」の練習場がありますので、スクールキャラバンのサッカー教室を開いてもらう予定です。

保育園や公園の整備が進みさらに暮らしやすいエリアへ

――周辺エリアの子育て環境としての魅力はいかかでしょうか。

園長先生:西大宮は都内や川越など、広範囲にいろいろなところへ出られる通勤に便利なエリアで、新しく移り住んでくる若い世代が増えています。開発が進みマンションが建設されるようになったこともあって、今後ますます子どもの数が増えていくのではないでしょうか。ここ数年で当園を含めて私立保育園が次々に新設されて、来年はさらに増える予定です。

給食の様子
給食の様子

また、さいたま市は小学校に上がるまでの保幼小連携に力を入れていますが、西区は特に保育園や幼稚園の交流が密接なエリアです。各園が集まって年に数回会議があり、地域の情報交換ができています。そうしたネットワークを活かした活動が、毎年秋に西区で行われている「子育て応援フェア」です。

西大宮どんぐり保育園外観
西大宮どんぐり保育園外観

――この街の魅力を教えてください。

園長先生:開発が進んで道路が整備され、住宅街なら住宅街としっかり区間整備されて、街並みがとてもきれいです。風紀がよく、子育て環境にはすごくいいと思います。あと、通勤圏として便利であるだけでなく、圏央道や東北自動車道、関越自動車道なども近いので、都内はもちろん、地方へもアクセスしやすいです。買い物も徒歩圏内にマルエツやイオンがあり、16号、17号方面へちょっと行けば、ニトリなど大型商業施設があります。

「指扇病院」
「指扇病院」

医療機関も充実していて、救急指定病院の「指扇病院」、整形外科に優れた「西大宮病院」、車で20分ほど行ったところには有名小児科医が在籍する「さいたま市医療センター」があります。医療センターはアレルギー対応もしてもらえ、何かあった時にとても心強いです。

当園の近くに公園が2カ所新設されましたが、住環境はこれからますます開けてくると思います。幼稚園、保育園の整備がさらに進んでいけば、若い世代にとってますます住みやすい街になるのではないでしょうか。

園長 中野先生
園長 中野先生

西大宮どんぐり保育園

園長 中野 恵子 先生
住所:埼玉県さいたま市西区大字指扇3711番地1
電話番号:048-783-3361
URL:http://nishidonguri.net/
※この情報は2017(平成29)年10月時点のものです。

家庭の様に安心できる“あたたかい保育”を大切に/西大宮どんぐり保育園 中野 恵子園長先生
所在地:埼玉県さいたま市西区西大宮1-1-3 
電話番号:048-783-3361
保育時間:7:10~18:10(短時間保育8:30~16:30、延長保育18:10~19:10)
休園日:日曜日、祝日、年末年始
http://nishidonguri.net