すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する/すくっぴーひろば 所長 平山 けい子さん
すくっぴーひろば
所長 平山 けい子さん
すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する
乳幼児とその保護者なら誰でも自由に利用できる、市が設置した子育て支援施設「すくっぴーひろば」。2016(平成28)年4月1日に開発の進むJR仙石線「多賀城」駅前へ移転してリニューアルオープンした。同施設は旧施設の約2.5倍の広さとなり、授乳室や相談室、クッキングスタジオなども新設。一時預かり事業なども新たにスタートした。充実の新施設と画期的なプログラムで市民の子育て支援を牽引し注目される同施設を訪れ、平山けい子所長にお話しを伺った。
新しい施設になって利用者の反応はいかがですか?
初めて来た子どもたちは「わぁー!」と声を上げ、目を輝かせてくれます。「すくっぴーひろば」は、明るくて、とても広く、おもちゃもたくさんあるので、子どもたちは楽しく遊んでくれます。
そんな子どもたちを見つめるお母さんの笑顔がとてもうれしいですね。
旧施設では、赤ちゃんも、走り回る子どもも、一緒のエリアで遊んでいたのですが、「すくっぴーひろば」では、「赤ちゃんひろば」「こどもひろば」「ふれあいひろば」と、成長過程によってエリアを分けているので、安心・安全に利用していただくことができます。
子どもたちとお父さん・お母さんの楽しそうな姿を見て、私たちスタッフもさらに元気をもらっています。
「すくっぴーひろば」の概要・役割をおしえてください。
「子育ての不安を解消する手掛かりを伝える最初の入り口」として、子育てをする方に寄り添い社会全体で子どもと子育てを支援するまちづくりを進める為の活動をしています。地域子育て支援拠点として親子同士の交流を活発にして、行政などの関係機関や地域企業などと協力し、総合的かつ効果的に子育てを支援していくところです。事業概要は大きく分けて「地域子育て支援事業」「利用者支援事業」「一時預かり事業」「ファミリー・サポート・センター事業」の4つになります。
利用対象者や、利用方法についてお聞かせください。
主に乳幼児と養育者が対象になります。利用は登録制で登録者は自由に来館できます。登録料は多賀城市民は無料、市外の方は初回のみお子さん1人につき500円かかります。開館時間は、午前9時から午後4時30分までで、土曜日、日曜・祝日も開館しています。毎週水曜日と祝日の翌日、年末年始はお休みになります。事前登録、面談、予約が必要になりますが、一時預かりもしています。一時預かりの利用料は市民の方は1時間700円で以降30分ごとに350円、市外の方は1時間800円で以降30分ごとに400円になります。生後6ヵ月以上未就学児までのお子さんが対象になります。隣接する市立図書館でゆっくり本を読みたいと利用されるお母さんもいて、大変好評ですよ。
イべントや企画も多いそうですが、どのようなイベントがあるのでしょうか。例を教えてください。
妊娠中から参加できて助産師から出産育児の話が聞け、妊婦同士の交流を通じて友人の輪がつくることができる「プレママ・プレパパ集まれ」や、6ヵ月児までと、7ヵ月から12ヵ月児の親子が集まりフリートークをして情報交換ができる「おしゃべり広場」、お子さんの月齢に合わせた遊び等を行って仲間づくりのきっかけをつくる「すくすくハッピー1.2」、身体を使った遊びを行う「すくすくハッピー3」「キッズデー」、地域の企業や図書館などとのコラボレーションで食育をふまえた教育を行う「すくっぴー親子DEクッキング」、地域の少年少女合唱団によるミニコンサート開催など年間150を超えるイベント・事業を企画しています。どのイベント・企画もおかげさまでいつも満員です。
移設されてから、新しく始める取り組みや企画などはありますか?
先ほどお話しさせていただいた中では、「一時預かり事業」と「親子クッキング」になります。「一時預かり事業」は乳幼児を一時的に預かることで、養育者の負担を軽減させることができます。「すくっぴー親子DEクッキング」は施設内にクッキングスタジオがありましてそこで行います。地元企業や市民の方に講師になっていただき簡単なお菓子づくりや四季折々の行事食づくりなどを親子で楽しみます。そのほかは、1歳児対象の育児体験事業を市役所の健康課と共催で行う「1歳児come☆かむ広場」や子育てコンシェルジュが中心になって相談を受け付け、子育ての情報提供を行うサービスも新たにはじめます。
地域の中でどのような存在でありたい、とお考えですか。
「つなぐ・つながる支援」を目指し、「孤育て」による孤立化をなくし、地域と、親子同士、親と親、子と子の交流をし、人とつながることで安心・心地よさを感じられるところでありたいと思います。
開発が進んでいる多賀城エリアですが、子育て環境の魅力を教えてください。
「多賀城」駅に隣接してすくぴーひろば、市立図書館、市役所、母子健康センター、文化センター等があります。多賀城市西部には西部児童センター、東部には鶴ヶ谷児童館があります。電車、バス、タクシーなどの交通機関が充実していて仙台市をはじめ他市町村へのアクセスも良いので子育てには最高の環境ではないでしょうか。
最後に一言お願いします。
「すくっぴーひろば」の“すくっぴー”とは、多賀城市の子育て応援キャラクターで、すくすく育ってみんなハッピーになりますようにという私たちの願いが込められています。「すくっぴーひろば」では各専門分野のスタッフが皆さんの子育てを支援していきます。気軽に子育てについて相談できる地域の拠点として利用していただいてみんなで成長していければ幸いです。ここ多賀城は歴史も深く大変美しい街ですし、新しくなった「多賀城」駅前も大変魅力的で活気があります。多賀城市へぜひお越しください。お待ちしています。
今回、話を聞いた人
すくっぴーひろば(子育てサポートセンター)
所長 平山 けい子さん
【後記】子どもたちと親御さんの為に、子育てについてのご自身と街の想いを丁寧にお話ししてくださった、やさしい笑顔がとても印象的な方でした。
所在地:宮城県多賀城市中央2-8-1 多賀城駅北ビルB棟2F
電話番号:022-355-7085
URL:http://sukupy.jp/
※この情報は2016(平成28)年4月時点のものです。
すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する/すくっぴーひろば 所長 平山 けい子さん
所在地:宮城県多賀城市中央2-8-1 多賀城駅前北ビルB棟2F
電話番号:022-355-7085
利用時間:9:00~16:30
休館日:水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)
http://sukupy.jp/