今年度から新たに国語教育と数遊びを導入し 心の教育と情操教育に惜しみなく 感性豊かな子どもに/柏さくら幼稚園副園長 染谷京子さん

柏さくら幼稚園
副園長 染谷京子さん

今年度から新たに国語教育と数遊びを導入し
心の教育と情操教育に惜しみなく
感性豊かな子どもに

1965(昭和40)年に開園し、来年で創立50周年を迎える「柏さくら幼稚園」。開園当時は97名の園児でスタートしましたが、現在の園児数はなんと580名!人気の高い大規模幼稚園として、柏の地域の人々に親しまれている。今回はこちらの幼稚園に赴任して30年になる副園長の染谷京子先生に、園の特徴や柏市の子育て事情についてお話を伺った。

柏さくら幼稚園は、来年創立50周年だそうですね。創立当時と現在で、こちらの柏市高田エリアはどのあたりが一番変わったのでしょうか?

千葉県柏市インタビュー
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私が柏さくら幼稚園に赴任したのは30年前です。当時はすでに園の周囲に家が建っていましたが、開園当時は「柏さくら幼稚園」しか建物がなかったとか。周りは畑しかなくて、砂埃もすごかったと聞いております。当時は “団地族”という言葉がありましたが、柏市も「豊四季団地」という大きな団地ができて、都内などから引越してこられる方が多かったようですね。現在も当園に通っている親御さんは、他のエリアから引越してきた住民の方も多いです。

千葉県柏市インタビュー
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今でもこの周辺は今でも自然が多くてのんびりした場所です。住宅もずいぶん増えましたが、ちょっと歩くとまだまだ自然が残っています。近隣には野鳥や昆虫がいる「野鳥の森公園」もありますし、自然の中で子どもを育てるにはいいエリアだと思いますよ。

そのほかにこちらに通われている親御さんの特徴はありますか?

千葉県柏市インタビュー
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保護者の方々は幼稚園の教育方針を十分理解して入園していただいておりますので、とても園に協力的な方ばかりです。例えば、当園では月に1回、「野菜の日」という食育の日を設けています。子どもたちが食べにくい野菜をテーマに設定し、お母様たちにお弁当のおかずとして料理していただくのですが、毎回お母様方は100%といっていいくらい協力してくれます。

千葉県柏市インタビュー
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また、当園は英語教育や音楽教育などのカリキュラムに力を入れた時間割制になっていますが、教育に対する意識は高い方が多いと感じます。「柏さくら幼稚園」は柏の北部中心と、つくばエクスプレスの流山エリアからのお子さんも通っていますが、柏の葉はご存じの通り、緑の街づくりを意識した教育機関が多い学園都市です。

英語教育はどんなところに力を入れていますか?

千葉県柏市インタビュー
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英語教育を取り入れ13年になります。現在ネイティブの英語教師が4人おり、子どもたちに英語を教えています。ライティングとじ「ふれ合う」英語です。我々がなぜネイティブにこだわるかというと、やはり子どもたちの“耳”の影響を考えてのこと。絶対音感などは6歳までと言われておりますから、それまでにネイティブな発音で慣れることが必要かと思います。

千葉県柏市インタビュー
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でも英語教育だけをやればいいのかというと、そうではありません。私どもの園では、かたよりのない教育を基本理念としております。私たちは日本の国に生まれ育っているわけですから、日本の言葉の美しさもしっかり伝える必要があると思います。実は今年度から「国語教育」と「数遊び」も導入しています。国語教育という響きは幼稚園なのにと思われるでしょうが、むずかしいことではなく、心の時間とでもいいましょうか、道徳を自然に園生活の中で身につけられるように、「言葉と作法」という音読の本を新たに取り入れました。子どもたちだけではなくご家庭でも利用していただけます。

千葉県柏市インタビュー
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園では我々教職員は常に挨拶を欠かしません。それは人と人との大切なつながりです。気持ちのいい挨拶は良い人間関係をつくります。子どものためにもまず私たちが良い見本とならないといけませんよね。挨拶は当たり前のことだと思いますでしょう。でも、その当たり前のことがなかなか出来ないんです。

英語教育や国語教育。数遊びのほかに、力を入れているカリキュラムはありますか?

千葉県柏市インタビュー
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幼児期に大切なことは体を動かすこと。毎朝「サーキット遊び」というものを導入し、毎日体を動かすことを習慣にしています。「サーキット遊び」の主な内容は、園庭を走る運動です。年少さんは1周から始まって徐々に2周3周と増やしていき、最終的に年長さんになると5周走れるようになるんです。また「柏さくら幼稚園」は芝生の園庭で、5月から11月までは「裸足保育」を行っているのも特徴です。

足の裏は脳を刺激するツボがたくさんありますし、芝生を足で踏むことによって自然を学びます。芝も生きていると実感し、四季の変化も楽しんでおります。自然は健康な心と体を作ります。

千葉県柏市インタビュー
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そして「音楽教育」は開園当時から行っている歴史ある教育です。毎年運動会では約200名の年長さんがマーチングバンド演奏をしていますが、これはまさに情操教育としての大切な取り組みです。
演奏と演技のレベルもかなり高いと思います。毎年、曲のテーマを決めて、同じ曲は行わない。歌謡曲やジャズ・クラシック等、様々な曲にチャレンジしています。ちなみに、今年はディズニーメドレーを演奏します。

レベルアップしても、子どもたちはついていけるんですか?

千葉県柏市インタビュー
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もちろんついていけますよ。一番大切なのは日々の“積み重ね”なんです。サーキットもそうですが、年少さんからまず1歩1歩。学期末では発表会や音楽会等で1年の成長が感じられます。
体育や音楽教育をするためには“何が大切か”“何でやる必要があるのか”ということをしっかりと子どもたちに伝えるんです。ですから、ちゃんと理解をし、意欲を持ち取り組むことができます。

そして先生のお話は、優しく、分かりやすく、伝えます。お座りする時は座る、遊ぶ時は遊ぶ。そのメリハリが教育の基本となっているので、子ども達は“やらされている”ではなく“やる”“できる”の意識をもって取り組めます。それが自らやれる子どもに成長し、成し遂げた時の達成感が自信につながり大きな成果となります。

こういったカリキュラムに力を入れる理由は何でしょうか?

千葉県柏市インタビュー
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幼児期は何事もスポンジのように軟らかく吸収する時期です。その中で子どもにとって何が得意になっていくか、将来の目安に繋がっていきます。して良いこと、悪いことを教え、子どもたちが心豊かに育つこと、感性を育てること。
私たちは大事なお子様を預かっています。「柏さくら幼稚園」に入園させて頂いた親御さんの期待に対して、出来る限り応えること。一番大事なこと、それは技術ではなく、心です。そして将来人のためになれるような人に成長してもらいたい、そんな願いです。

最後に、柏さくら幼稚園の今後について教えてください。

千葉県柏市インタビュー
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「柏さくら幼稚園」の原点です。創立者の今は亡き染谷晋一理事長の思いをこれからも継いでいくことだと思います。
基本に忠実に。その中で現代人が忘れかけている「日本の美しい言葉と心の教育」、先人達が教えてくださったことは、今後ますます重要になっていく時代になります。そして今やグローバルな時代と言われています。その中で日本という国の大切な言語や文化、日本の良さを子どもたちに継承していきたいですね。

柏さくら幼稚園インタビュー
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今回、話を聞いた人

柏さくら幼稚園 副園長 染谷京子さん

住所:千葉県柏市十余二248
電話番号:04-7143-0084
URL:http://www.kashiwa-sakura.ed.jp/

※記事内容は2015(平成26)年6月時点の情報です。

今年度から新たに国語教育と数遊びを導入し 心の教育と情操教育に惜しみなく 感性豊かな子どもに/柏さくら幼稚園副園長 染谷京子さん
所在地:千葉県柏市十余二248 
電話番号:04-7143-0084
教育時間:8:30~14:00
預かり保育:7:30~8:30、14:00~18:00
休園日:土・日曜日、祝日、夏季・冬季・春季休暇、園が定めた日
http://www.kashiwa-sakura.ed.jp/