株式会社タスク・フォース 施設サービス部リーダー池ノ谷ゆき子さん インタビュー

強く・正しく・たくましい子どもを育てる「ポポラー 東京ひばりが丘園」/株式会社タスク・フォース施設サービス部リーダー 池ノ谷ゆき子さん


ひばりが丘団地再生計画の一環として新たに建てられた大型マンション「シティテラスひばりが丘」。その中に作られた保育園「ポポラー東京ひばりが丘園」は、東京都の認可保育園として2017(平成29)年4月にオープンした。「子どもの自立を促す保育」を目指し、手を掛けすぎない保育を日々実践している。施設サービス部リーダーの池ノ谷さんに、教育方針から街の魅力までをお伺いした。

――—園の概要について教えてください

本園は2017(平成29)年4月に「シティテラスひばりが丘」の共用棟に開園した新しい園です。定員は60名ですが、現在園児は0歳~就学前まで合計33名が在籍しています。園は2階建てで、1階の部屋には0歳~1歳が、2階には2~5歳の子どもたちが日々過ごしています。2階にはテラスがあり、夏はビニールプールでの水遊びをしたり、植物を育てるなど有効に使っています。このひばりが丘園は国が定めた基準をクリアし、東京都に認可された認可保育園として運営しています。

――—1日の流れはどのようになっていますか?

基本的に朝の登園は何時でもOKですので、10時くらいまでは何歳でも自由遊びの時間になります。 0歳~1歳は、9時30分から補食(おやつ)、10時から朝の会、10時30分から近くの公園へお散歩に行き、帰ってからすぐに昼食の準備をしてお昼ごはんです。12時30分頃から歯みがき、着替えの後はお昼寝です。15時に手作りおやつを食べて、17時からは全園児で帰りの会、その後は全園児で自由遊びをしながらお迎えを待ちます。

2~5歳は10時から朝の会、10時30分から制作や歌などのカリキュラム、11時からお散歩に行きます。12時昼食、13時お昼寝、15時にはおやつを食べます。16時から再度カリキュラムを行い、17時からは自由遊びとなります。

外観
外観

子どもたちは元気いっぱい
子どもたちは元気いっぱい

みんな仲良し
みんな仲良し

キャンプやスポーツフェスティバルで養う体験が子どもを育てる

――保育方針などについて教えてください

子どもたちを「正しく強くたくましく育てたい」というのが、私たちの教育理念です。そのためには、幅の広い「経験」を重ねることで、その時自分がどうすべきなのかを自ら考え、行動に起こせる人になっていくと考えています。そのためにも小さい頃から本物の体験をたくさんしてもらいたいと考え、ポポラーでは100%子会社の「キッズ・コム」との協同で、さまざまな体験プログラムを用意しています。

――その体験プログラムというのはどのような内容なのですか?

例えば文化系のイベントとしては、大きなホールを貸し切りミュージカルや歌や音楽の生演奏で、本物の演劇や音楽に触れる機会を設けています。また子どもたちも舞台に上る体験ができたり、会場一体となって歌ったり踊ったり、特別な経験を通して、五感を刺激します。

また、スポーツ系のイベントとしては、大きなフィールドを借りてスポーツフェスティバルを年1回開催しています。徒競走やサーキット競争、親子競技に親のみの競技など様々な種目は当日エントリー制で誰でも参加可能です。最後まで諦めないこと、がんばることの大切さを感じてもらうイベントです。

他にも、キャンプやピクニック、スノーツアーなど盛りだくさんです。また、北海道南富良野町で当社が運営する、東京ドーム約7個分を誇る自然体験開拓村「キッズコムファーム」へのちびっこ開拓隊ツアーも大好評です。

――体験プログラム以外の行事などはありますか?

月に1回、園内行事を行います。例えば4月には、早くお友だちに馴染めるように近隣の公園へのミニ遠足を実施したり、7月には七夕などの季節行事や9月には防災訓練なども行なっています。ただ遊ぶだけの行事ではなく、季節を感じられるような行事や、知的好奇心を刺激する学びの要素が入ったもの、日常生活に役立つような行事となるよう工夫しています。日本の伝統的な季節行事などは、各家庭ではなかなか忙しくてできないこともあると思いますので、ポポラーでしっかりと体験して帰ってもらいたいですね。

園内の様子
園内の様子

園内の様子
園内の様子

栄養を考えた給食
栄養を考えた給食

園内の掲示板
園内の掲示板

保護者に負担のない行事で親同士の横のつながりを持ってもらう

――保護者が参加する行事なども行なっているそうですね

年に2回、夏祭りとクリスマスパーティには、保護者の方々も子どもたちと一緒に参加していただく会を開いています。このような機会にお母さん・お父さん同士も仲良くなってもらいたいという思いをもって取り組んでいます。

夏祭りは親子で団扇を制作したり、先生たちがヨーヨー釣りなどの出店をし、子どもたちも大喜びの行事です。またクリスマスは子どもたちによる歌の発表があったり、サンタさん(園児のお父さんにお願いをして)からプレゼントをもらったり、親子でケーキを食べたりと大いに盛り上がります。

保護者の方々はほとんどの方が共働きですので、なるべく行事参加への負担を軽減するため準備や当日の運営は先生方が全て行います。お母さん・お父さんたちには、普段の子どもたちの様子を少しでも感じていただき、楽しんで帰っていただけるよう心がけています。幼稚園のように同じ時間にお迎えがある訳ではなく、お母さん同士もなかなか顔を合わせられないので、こういった機会に横の繋がりを作っていただき、同じ年代の子どもを持つ親同士で悩みを共有したり、家族同士のお付き合いができるようになればと思っています。

――子どもに接するうえで大切にしていることはなんですか?

自分のことは自分でする「自立保育」を促しています。「すぐに手助けすることより、待つことも大切」。子どもの様子を見ながら保育に支障が出ない範囲で、少しだけ挑戦できるようなことを子ども自身にやらせてみるようにしています。「昨日はここまでできたから、今日はここまでやらせてみよう」と先生たちが個々の子どもたちに対して合わせて対応するのは、実は非常にエネルギーが必要です。それを実行するには、日々子どもを観察して成長を見極め、小さな課題を与え続けなければいけません。日々子どもたちのことを考え続けることは、その先生の愛情そのもの。この愛情が子どもを育て、成長させてあげられるのだと思います。

――ひばりが丘の街の魅力について教えてください

再開発された新しい街ですので歩道がとても広く、ベビーカーを押すのも子どもを散歩に連れていくのも安全で歩きやすいですね。いたるところに公園があって、たくさんの遊び場があります。ポポラーでは晴れていれば毎日外に遊びに行きますので、これは非常に助かっています。

また、近隣は緑が多くてのんびりしており、全体的にゆとりのある造りになっているので、とても暮らしやすい環境だと思います。同時に駅前にはパルコや西友などもあり、日用品からファッション系の買い物までなんでも揃う、静かな住環境とショッピングの利便性の両方が一つの駅で全て賄える便利な場所です。

給食の準備中
給食の準備中

しっかりと手を洗って
しっかりと手を洗って

お話を伺った池ノ谷さん
お話を伺った池ノ谷さん

手洗い場
手洗い場

今回、話を聞いた人

株式会社タスク・フォース 第一事業本部 施設サービス部

リーダー 池ノ谷ゆき子さん

※掲載の情報は2017(平成29)年12月のものになります。

強く・正しく・たくましい子どもを育てる「ポポラー 東京ひばりが丘園」/株式会社タスク・フォース施設サービス部リーダー 池ノ谷ゆき子さん
所在地:東京都西東京市ひばりが丘3-4-2 シティテラスひばりが丘 共用棟1・2F
電話番号:042-450-6020
保育時間:7:00~20:00
休園日:日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)
https://rabi-popo.com/city_popolar/area/..