音楽の魅力を伝え続ける/「ヤマハ音楽教室 藤崎センター」株式会社ヤマハミュージックリテイリング 横浜店 教室営業課 稲葉浩之さん
全国各地に数多くの教室を開講している音楽教室、「ヤマハ音楽教室」。そのひとつである「ヤマハ音楽教室 藤崎センター」は、川崎市藤崎地区の住宅地に隣接した通り沿いにある小さな教室。19年もの間この地に根ざしながら、数多くの子どもたちに、「音楽の楽しさ」を伝えてきた。今回はこちらの教室を運営する、「ヤマハミュージックリテイリング横浜店」の稲葉浩之さんにお話をうかがった。
――最初に、「ヤマハ音楽教室藤崎センター」の概要についてお聞かせください。
「ヤマハ音楽教室藤崎センター」は藤崎4丁目交差点近くのビル2階にある音楽教室でして、教室の中にはグループレッスンを行える大部屋がひとつ、個人レッスン用の個室が2つあります。数人で行う「グループレッスン」と、個人で行う「個人レッスン」という、2つの形態でレッスンを行っています。内容としましては、全国のヤマハ音楽教室共通のテキストとカリキュラムを使いながら、また独自の教材を使って、歌、エレクトーン、ピアノなどを通して、「音楽に親しむ」ということを基本に、レッスンを行っています。
――藤崎センターにはどんなお子さんが通っているのでしょうか?
藤崎センターは住宅地の中にある教室ということもありますので、本当に近所の方に多くお越しいただいている教室です。ほとんどの方が自転車か徒歩で来られている、地域密着型の教室と言えるかと思います。
年齢としては、小さいお子さんは2歳から、上は大人の方まで、中には親子で習って下さっている生徒さんもいらっしゃいます。
――年齢によって幾つかのコース分けがされていますが、どのような内容になっているのでしょうか?
ヤマハ音楽教室全体としては1歳児からコースを設定しているのですが、2014(平成26)年春からは、藤崎センターでは2歳児コースからとなっております。
2歳児のコースは「赤りんごコース」と言いまして、カーペットを使ったレッスンになっているのですが、ここでは親子で一緒に、「音楽の楽しさ」を覚えて、音楽に興味を持ってもらうことを目的にしておりますので、音楽を聴いて身体を動かしたり、生の演奏を聞いたりといったことが中心になります。この段階では、まだ鍵盤楽器に触るということはしません。
3歳児は「おんがくなかよしコース」になります。こちらでは、実際に楽器の前に座ってレッスンをします。とは言っても「弾く」というよりは、「鍵盤遊び」という感じで、歌を歌ったり、音楽を聴いたり、リズムに合わせて身体を動かしたりするほかに、実際にエレクトーンの鍵盤に触って、イメージしたことや感じたことを、感じたままに表現していきます。
4歳児からは「幼児科」になります。この頃から、本格的に鍵盤を弾くことも学んでいきます。
3歳児までの間は、みんなで一緒に音楽を楽しむことや、音遊びを通して、想像や空想をふくらませたり、それを表現したりということに重点を置いていますが、4歳から5歳の幼児期というのは、「音楽を聴ける力」が非常に伸びてくる時期になりますので、「幼児科」では「音楽を聴き分ける力」、「正しいテンポや音程で歌う力」「両手で鍵盤を弾く力」「楽譜を読む力」「自分を表現する力」といったものを育てていきます。ヤマハ音楽教室の理念として「適期教育」という言葉がありますので、基本的にはそれに沿ったカリキュラムとなっております。
この幼児科までは、すべてグループレッスンでして、保護者の方に同伴していただくレッスンとなっています。
※コース名は変更になっております。
――どのぐらいの年齢、コースから入るお子さんが多いのでしょうか?
現状としては4・5歳児の「幼児科」から入っていただく方が多いのですが、もっと小さい時からやっていれば、それだけどんどん吸収し、少しずつ素地が形成されていきますので、2歳や3歳の、早い段階で入っていただくのが良いのかな、と思います。
ただし、2歳児から受けられても、幼稚園や保育園が始まって、1回離れてしまうお子さんもいらっしゃいますから、私達としては、やはり小さなころから無理なく始めて、長く続けていただくのが、音楽力の養成には必要なことかな、と思っております。
なお、2歳児のコースまでは午前中に行っていますが、3歳児のコースからは、幼稚園に通う子も出てきますので、午後3時以降のレッスンとなっています。幼児科も同じように3時以降に始まりますので、幼稚園・保育園に入っても比較的続けて頂きやすいかと思います。
――親子で一緒にレッスンをするメリットは何でしょうか?
小さい子だけでレッスンを行うよりも、やはり、保護者の方が一緒に居ていただいたほうが、小さいお子さんには安心感につながると思います。また、お子さんと一緒に音楽を楽しむことで親子同士のコミュニケーションの場にもなっているかと思います。その日やったことを家に帰ってから「今日こんなことをやったよね」という具合に、家庭でも繰り返しやっていただく機会につながると思いますし、その反復が力につながっていくかと思います。
――クラスの人数はどのぐらいですか?
藤崎センターについては、2歳児・3歳児のクラスはそれぞれ1クラスでやっておりまして、最大10名ほど入っていただけるレッスンですが、5~6名でのレッスンとなっていることも多いです。幼児クラスはもう少し人数が多いですね。川崎駅前など系列の他の教室と比べると少人数で、より広い部屋でレッスンを行っていますから、ゆったりと受けていただけるかと思います。
――2歳や3歳から本格的に鍵盤を弾くということはできるのでしょうか?
「おんがくなかよし」コースの時から徐々に鍵盤に触れて慣れていきますが、本格的にやっていくのは「幼児科」からとなります。もちろん「早く弾かせたい」という保護者の方もいらっしゃるのですが、やはり指の力もしっかり付いていませんので、「適期教育」という観点から言いますと、やはり4歳から5歳がベストだと思います。
なお、グループレッスンではエレクトーンを教具として使用していきます。個人レッスンではご希望の楽器 ピアノ・エレクトーンのどちらかでのレッスンとなります。
――保護者同士で交流が生まれる、という光景も見られるでしょうか?
レッスン後に教室の前で喋っていたりする親御さんも多いです。基本的に、毎週同じ曜日に、同じ時間で来ていただいて、レッスンに参加されているので、顔なじみにもなりやすいですし、そこから交流も生まれやすいのかな、と思います。
――先生方はどんな専門性を持った方々なのでしょうか?
グループレッスンの講師については、ヤマハ音楽教室の独自の資格をもった先生方に指導していただいていまして、ヤマハの財団から派遣という形で来ている、プロの講師ということになりますので、高い水準のレッスンを受けていただけると思います。
個人レッスンについても、ヤマハ音楽教室の規定の試験を通った先生に見ていただいていますし、ピアノなど、それぞれ高い技術を持った先生方となります。ですから中学・高校になっても続けていただいている方は多いですし、音大進学などを目指す方にも、本格的なところまで、個人レッスンで対応しています。
――音楽を楽しむことが、ほかの分野の成長へ結びつくという感触はありますか?
音楽を楽しむということは、情操教育という観点からもすごく良い内容かと思いますので、長く続けていただいているお子さんは、やはり集中力もあると思いますし、何事も効率良く、器用にこなすお子さんが多いように見えます。
これはやはり、時間の無い中でも練習をして、続けてくださっているので、その効果なのかと思いますし、指先を動かすことも、頭の回転を早める良いトレーニングになっているのかな、と思います。
――最後に、この街の魅力について、教えてください。
小学生以上になるとお子様だけで来ていただくわけですが、ここは周りが住宅地ですので、お子様だけでも、歩いたり自転車で来たりしやすく、そういった意味では、安心して、安全に、学校や習い事に通わせることができる環境が藤崎ならではのメリットだと思います。
川崎駅へ向かうバスも多いですから、買い物に行くとしても便が良いですし、公園がすぐ近くにいくつもありますし、バス通り以外の道路は、車通りも少なく、坂も少ないですから、自転車での移動もしやすいですね。
この教室にも、兄弟で通ったり、長く通っているお子さんが多いですから、長く住みやすい場所なのかな、と思います。
株式会社ヤマハミュージックリテイリング 横浜店
教室営業課 稲葉浩之さん
ヤマハ音楽教室 藤崎センター
住所:神奈川県川崎市川崎区藤崎4-20-1
電話番号:0120- 935-633
URL:https://www.yamaha-ongaku.com/music-school/
※この情報は2014(平成26)年8月時点のものです。
音楽の魅力を伝え続ける/「ヤマハ音楽教室 藤崎センター」株式会社ヤマハミュージックリテイリング 横浜店 教室営業課 稲葉浩之さん
所在地:神奈川県川崎市川崎区藤崎4-20-1
電話番号:0120- 935-633
受付時間:平日10:00〜20:30、土曜10:00〜20:00、日曜10:00〜15:00
https://www.yamaha-ongaku.com/music-scho..