歴史と伝統を身近に感じられる川越ライフ〜休日のお出かけ&暮らし~
情緒あふれる蔵造りの町並みが今なお残る埼玉県を代表する観光地のひとつ、小江戸川越。昨今は着物姿で街歩きを楽しむ観光客も多く、歴史や伝統を身近に感じることができる場所となっています。今回は川越での暮らしをより豊かなものにしてくれる市内の観光スポットを巡りながら休日の過ごし方をご提案します。
蔵造りの町並み、小江戸と呼ばれる川越
小江戸川越の観光は、「川越」駅西口から発着する市内の循環バスを利用すると便利です。土日祝日は西口2番のりばからイーグルバス(株)が運行する「小江戸巡回バス」が利用できます。〈喜多院・菓子屋横丁ルート〉と〈蔵の街・氷川神社ルート〉の2つのルートがあり、まずは蔵造りの町並みを目指して〈蔵の街・氷川神社ルート〉のバスに乗車してみましょう。「川越」駅西口から約12分、蔵造りのお店が建ち並ぶ「川越一番街商店街」に到着しました。
川越のシンボル的存在「時の鐘」
蔵造りの街並みを眺めながらバス通りを歩いていると川越のシンボルとして知られる「時の鐘」が見えてきました。今からおよそ400年前に創建されたと言われており、江戸時代から親しまれている鐘つき堂です。現在の鐘は1893(明治26)年に起きた川越大火後に再建された4代目で、午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回、鐘の音を鳴らしてくれるそうです。
続いて「時の鐘」から歩くこと約3分。20軒以上ものお店が連なる「菓子屋横丁」にたどり着きました。むかし懐かしい駄菓子を扱っているお店もあり、大人も子どもも一緒に楽しめる賑わいのある場所です。また、この横丁周辺にはフレッシュなドライフラワーを扱う「une brise(ユヌブリーズ)」や、国産小麦・天然酵母・無添加、そして手作りにこだわる「川越ベーカリー楽々」など、毎日に彩を添えてくれるお店もあります。
縁結びの「川越氷川神社」、荘厳な「川越大師喜多院」
川越の中心地には神社やお寺も数多く、なかでも「川越氷川神社」は縁結びのパワースポットとして知られ、多くの観光客が訪れます。結婚式や安産祈願、お宮参りや七五三など、地域で暮らす人にとっても大切な心のよりどころになっています。 また、初詣で賑わう「川越大師喜多院」や開運・縁結びのご利益があると言われている「川越熊野神社」もあり、寺社めぐりをしながら小江戸川越を散策するのもおすすめです。「川越大師喜多院」までは「小江戸巡回バス」の〈喜多院・菓子屋横丁ルート〉が便利です。
JR「川越」から、西武線「本川越」まで続く商店街
観光スポットを巡って川越の歴史や伝統に触れた後は、「クレアモール商店街」で食事や買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。「川越」駅から約1kmにわたってお店が連なる賑わいのある商店街で、飲食や物販はもちろん、美容室やペットショップ、銀行、クリニックなど、さまざまなサービスが揃っています。 また商店街の一画には「丸広百貨店 川越店」もあり、日々のお買い物からちょっとしたプレゼントまで何でも揃う心強いお店です。
地元の名店をめぐる
また商店街通りから少し離れた路地にも個性的なお店が数多くあるのも川越散策の魅力。「川越八幡宮」の近くにある「バニトイベーグル 川越店」は30種類以上の自家製ベーグルが並べられ、そのもちもちとした食感にファンも多い人気のお店です。また、カウンターでいただく本格イタリアンとワインのお店「デイリースタンド コポリ」も人気のお店。 2021(令和3)年4月にオープンした焼菓子店「annon」も注目を集めているお店のひとつ。静かな住宅地の一画にあるため知る人のみぞ知るお店、といった雰囲気で、「裏川越(うらかわ)」の魅力を感じさせてくれるお店でした。休日に街歩きを楽しみながらお気に入りのお店を探してみてはいかがでしょうか。
夏の風物詩、花火大会と「川越氷川神社」の縁むすび風鈴
川越では年間を通じて行事やイベントが数多く開催され、四季折々の街の魅力を楽しめるのも注目すべきポイントです。毎年10月に行われる「川越氷川祭の山車行事(川越まつり)」はユネスコ無形文化遺産に登録されたことでも知られ、町会ごとに山車を運行しながら町中を練り歩きます。コロナ禍で中止が続いていましたが、2022(令和4)年度は3年ぶりの開催となるようで、盛大に盛り上がりそうですね。 また2022(令和4)年度は川越市にとって市制100周年を迎える節目の年でもあり、「安比奈親水公園」で開催予定の「小江戸川越花火大会」も多くの人で賑わいそうです。
遠方との接続に便利な長距離バス
最後にご紹介するのは「川越」駅西口バスのりばから発着している長距離のバス路線です。東京ディズニーリゾート®をはじめ、富士急ハイランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン行きのバスもあり、休日を利用して遠方にお出かけするのに便利です。また名古屋や大阪方面へ向かう夜行バスもあり、レジャーはもちろんビジネスでも役立ちそうです。 現在は運休になっていますが、羽田空港と成田空港にアクセスできるバス路線もあります。
発見ポイント!
- (1)休日は「小江戸巡回バス」で小江戸川越の観光スポット巡り
- (2)賑わいのある「クレアモール商店街」で食事と買い物が楽しめる
- (3)長距離バス路線を使って遠方のレジャースポットにも楽々アクセス
歴史と伝統を身近に感じられる川越ライフ〜休日のお出かけ&暮らし~
所在地:埼玉県川越市