暮らしの利便性に恵まれ、緑も多く、子育てしやすいまちとして注目される足立区竹の塚エリア
東京23区の北東に位置する足立区は、荒川や墨田川など水の潤いに恵まれた閑静な佇まいのベッドタウンが広がる。足立区の北部、東武スカイツリーラインの「竹ノ塚」駅周辺に広がる竹の塚エリアも、交通アクセスや買い物など暮らしの利便性に恵まれ、街路樹や公園など緑も豊富で落ち着いた住宅街だ。ここでは竹の塚エリアの暮らしやすさを探ってみたい。
東京メトロ日比谷線直通電車で都心へダイレクトアクセス
竹の塚エリアの最寄りとなる「竹ノ塚」駅に発着する東武スカイツリーラインは東京メトロ日比谷線への直通運転が行われており、「上野」駅、「秋葉原」駅、「銀座」駅、「霞が関」駅などにダイレクトアクセスできる。
1駅目の「西新井」駅では東京メトロ半蔵門線直通の急行や準急に乗り換えでき、「三越前」駅や「大手町」駅などへもスムーズにアクセス可能。「北千住」駅からは東京メトロ千代田線、JR常磐線、つくばエクスプレスにも乗り換えでき、「東京」駅や「品川」駅など都内の主要ターミナルにも約25分で到着する。
東武線沿線にある「東武動物公園」や、日光線から行ける日光、鬼怒川など観光スポットが多く、休日のレジャーへのアクセスもよい。
スーパーマーケットや専門店が充実
竹の塚エリアには「イトーヨーカドー 竹の塚店」、「マックスバリュ 竹の塚店」、「ピーコックストア 竹の塚店」などスーパーマーケットが充実。とくに「西友 竹の塚店」は24時間営業で便利だ。
100円均一ショップやドラッグストアなどが入る「竹の塚Joyぷらざ」をはじめ、ディスカウントストア「ドン・キホーテ 竹の塚店」、「スーパーブックス竹ノ塚駅前店」や「コーナンPRO足立竹ノ塚店」など専門店も揃う。「竹ノ塚」駅周辺には「竹の塚一番街」、「竹の塚駅前名店会」、「カリンロード商店会」、「四季通り商店会」、「ニコニコ通り商店会」といった商店街が広がり、多彩な買い物ニーズを満たせるだろう。
竹の塚エリアから南に向かえば、「西新井」駅周辺の「イオン 西新井店」や「アリオ西新井」といった大規模ショッピング施設も使いやすい。
恵まれた子育て支援
足立区は子育て支援も充実している。例えば、妊娠時に足立区立保育園などを「マイ保育園」として登録しておくと、子どもが6歳になるまで子育て支援を受けられる「あだちマイ保育園」が行われているほか、出産予定日の6週間前から出産後3か月まで家事をサポートしてくれる「産前・産後家事支援事業」もある。
足立区内の保育施設3園では日曜、休日の保育に対応しているほか、子育てホームサポーターが自宅またはサポーター宅で一時保育してくれたり、保育施設や学童保育室への送迎を行ったりするサービスも行われている。子育て経験者などのサポーターが自宅などで、妊婦や子育て中の親の育児の悩みや不安を聞いてくれるサービスがあるのも心強い。足立区では「あだち子育てガイドブック」を配布しており、こうした子育て支援をまとめて把握できる。
竹の塚エリア周辺にも「渕江住区センター 児童館」、「ギャラクシティ」に子育て支援の拠点があり、子育て支援を受けやすい。「竹の塚北保育園」や「竹の塚保育園」など保育施設、「竹塚幼稚園」や「ふちえ幼稚園」など幼稚園も多く、子育てファミリーが暮らしやすいまちといえよう。
公園や人気のグルメが豊富
竹の塚エリアは街路樹がある通りが多く、緑にも恵まれている。冬にはイルミネーションも行われ、幻想的な雰囲気を醸し出す。竹の塚エリア周辺は「竹の塚第一公園」、「竹の塚第二公園」など子どもの遊び場に適した公園も多い。「元渕江公園」にはお弁当を広げてピクニックができる「草地広場」、釣りができる「釣り池」、ボール遊びもできる「多目的広場」、カンガルーや馬もいる「生物園」などが揃い、ファミリーに人気だ。
少し足を延ばせば、最大斜度20度・幅44mの「ソリゲレンデ」、大きな回転滑り台のある「冒険の丘」、噴水やウォータースライダーのある「じゃぶじゃぶ池」、道具のレンタルもできる「バーベキュー広場」など多彩な施設がある「舎人公園」も広がる。
竹の塚エリア周辺には「キッチン エスプレッソ」、「イタリアンレストラン Vivo(ヴィーヴォ) 足立」、「かれへぇ スパイス商店」など人気のグルメも揃う。「ストリングスタンド イイト」、「縁側カフェ」、「CAFE RICCO」、「Cafe Hot’n」といった落ち着いたカフェもあり、くつろぎの時間を演出してくれそうだ。
スイーツ「マリオネット」、「トロワフィーユ」、ベーカリー「無添加ぱん工房 shukran ~しゅくらん~」、「市東製作所」などテイクアウトグルメの店も充実しており、家庭でも思い思いの休日を満喫できる。
高架化をきっかけにより便利で快適なまちへ
現在、「竹ノ塚」駅周辺では東武スカイツリーラインの高架化工事が行われている。すでに一部の線路の高架化が完成しており、2022(令和4)年3月には普通電車が走る線路の高架化も行われ、2か所の開かずの踏切が解消される予定だ。
また、竹の塚エリアでは「竹ノ塚」駅の高架化に合わせて、足立区の北の玄関にふさわしく回遊性の高いまちづくりを目指し、「竹の塚エリアデザイン計画」策定を進めている。現在は住民へのアンケート調査やオンラインでまちの将来像の説明などを実施中で、まずは3年間程度の短期的なまちづくり方針策定を目指す。その後、高架化後のまちの動きが見えてきた段階で将来的なエリアデザイン計画を策定する予定だ。
交通アクセスや買い物が便利で、子育てもしやすく、緑も多い竹の塚エリア。ここは子育てファミリーを中心に暮らしやすいまちとして人気を集めている。