武蔵野の緑と丘と水辺、スポーツや芸術も楽しめる「府中の森公園」

まず向かうのは、「府中の森公園」。旧米軍府中基地跡地を利用して1991（平成3）年に開園した17ヘクタールの広さを誇る都立公園で、『森と丘と水辺のあるファミリースポーツ公園』をコンセプトに、両サイドに桜の木が植えられた｢花のプロムナード｣を中心に、さまざまなゾーンが展開されています。

山なりの芝生広場「大きな広場」は開放感があり、ピクニックなどが楽しめそうです。「水辺の広場」には浅い人工池や小川があり、ゴールデンウィークと夏休み期間は水遊びができます。「もり公園にじいろ広場」には、大きな複合遊具やキリンを模したすべり台、立ったまま遊ぶ足付きの砂場、スプリングシーソー、鍵盤をたたくと音が鳴るメロディーパネル、受話器で声を聞いて遊んだりできる伝声管パネルなど、ユニバーサルデザインを取り入れた多彩な遊具がそろっています。

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8面ある人工芝の「テニスコート」をはじめ、「小野球場」、「サッカー・ホッケー場」などスポーツ設備も充実。ジョギングコースも設けられていて、体を動かしてリフレッシュしたい人にも最適です。また、事前に電話・WEB予約をすれば無料で使える「バーべキュー広場」もあります。器材や食材は用意していきましょう。

「府中の森公園」内には、「府中市美術館」もあります。近代以降の日本美術を中心とした2,200点以上の所蔵品から展示される常設展に加え、さまざまな企画展も行っています。誰でも無料で入れる1階には、カフェやミュージアムショップ、美術図書室、作品発表の場として利用できる市民ギャラリーなども設置。さらに、公開制作や子どもも気軽に参加できるアート教室などイベントも開催されています。その他、美しい景観の「日本庭園」や、園内に点在する11体の彫刻作品なども巡れば、色々な楽しみ方でアートを身近に感じられそうです！

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本格派の劇場ホール「府中の森芸術劇場」、習い事も豊富な「府中市生涯学習センター」

「府中の森公園」に隣接する「府中の森芸術劇場」は、全国の「優良ホール100選」にも選出された文化施設。2,000人以上収容できる「どりーむホール」、壮大なスケールのパイプオルガンを備えるクラシック音楽に適した「ウィーンホール」、日本の古典芸能や演劇に適した「ふるさとホール」の3つのホールがあり、コンサートやミュージカルなど多彩な催しを行っています。

美術館通りを挟んではす向かいにある「府中市生涯学習センター」は、体育室、天井開閉式の温水プール、各種マシン備えたトレーニング室、スタジオ、陶芸室、工作機器室、版画室などを完備。府中市民は割安で利用できます。親子体操、水泳、ヨガ、語学など講座も充実していて、子どもからシニアまで楽しめます。

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自然観察やトレッキングが楽しめる「浅間山公園」

続いて、「浅間山（せんげんやま）公園」を歩いてみます。こちらは公園といっても遊具や広場はなく、多摩の台地が河川によって削られた小高い丘「浅間山」を中心とした自然公園。高さ80mの「堂山」をはじめ「中山」「前山」の3つの頂が、貴重な自然景観として保全されています。園内を覆う雑木林にはコナラやクヌギが多く生えていて、どんぐりがいっぱい落ちていました♪

絶滅危惧種に指定されているムサシノキスゲが自生していて、花が咲く5月には毎年「キスゲフェスティバル」が開催されています。他にもヤマザクラやヤマユリなどが見られ、軽いトレッキングにうってつけです。なお、浅間山通りを挟んで隣接する「多磨霊園」とは陸橋でつながっています。

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ハケの湧き水や、ホタルに野鳥…武蔵野の自然の宝庫「野川公園」

「多磨霊園」の東には、西部多摩川線を挟んで「野川公園」が広がっています。調布市、小金井市、三鷹市にまたがる40ヘクタールもの広大な都立公園で、武蔵野の面影を色濃く残す自然の宝庫。夏には虫取り網を持った子どもたちが園内北側を流れる野川で遊ぶ姿が見られます。園内には多摩川に削られてできた国分寺崖線（ハケ）があり、崖下からは地下水が湧き出しています。

このハケに沿う形で細長い「自然観察園」が設けられ、雑木林の中で水が湧き出す様子や貴重な植物などを見ることができます。ホタルが生息する奥のエリアは通常立ち入り禁止ですが、例年6月に観察会が開かれています。対岸には園内の自然について学べる「自然観察センター」があり、野鳥観察会や植物観察会などが行われています。園内南側には、芝生広場、テニスコート、ターザンロープなどの遊具がある広場、バーベキュー場などもあります。

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飛行機も見られる「武蔵野の森公園」、大型イベントも楽しめる「味の素スタジアム」

今度は人見街道を挟んで「野川公園」の南に広がる「武蔵野の森公園」へ。各都道府県から集めた石が並ぶ「ふるさとの丘」からは、新宿副都心のビルが見えることも。大芝生広場でピクニックなどができる他、サービスセンターには「のびのび親子館」があり、未就学児と保護者が安心して室内遊びを楽しめます。おはなし会や親子体操といったイベントも開かれています。園内南側には、「サッカー場」「テニスコート」「サッカー・ラグビー場」「少年野球場」など多くの運動施設が備わっています。こちらの公園は府中市と調布市にまたがっていて、「調布飛行場」に隣接するため、飛行機が離発着する様子を間近に見れることもあります。

園の南、甲州街道沿いにはプロサッカークラブ「東京ヴェルディ」のホームグラウンド「味の素スタジアム」があり、サッカーの試合をはじめ、各種スポーツや野外コンサート、フリーマーケットなどが行われています。隣には、1万人を収容できるアリーナや50メートルプール、ジムなどを備えた「武蔵野の森総合スポーツプラザ」もあります。

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ゴーカートやプラネタリウムなど魅力あふれる「府中市郷土の森」

最後は南へと足をのばし、多摩川近くにある「府中郷土の森公園」に行ってみましょう！小さな子どもと出かけるなら、交通ルールを学びながら遊べる「交通遊園」がおすすめ。古い機関車やバス、消防車などが展示され、中に入ることも可能です。ゴーカート場もあり、安価に楽しめます。「総合プール」には流れるプールやウォータースライダーがあり、夏場は多くの家族連れで賑わいます。ほかにも「釣り堀」や「芝生広場」、「総合体育館」、「野球場」などがあります。多摩川沿いにある「バーべキュー場」は広々として開放的です。

道路を挟んで公園の隣に位置する「府中郷土の森博物館」は、敷地を府中市の縮図に見立て、府中の地形や風土、自然などを表現する野外博物館。かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟を移築・復元しています。他にも、水平型では関東最大級のドームを備えたプラネタリウム、芝生広場、水遊びの池、野外ステージ、観光物産館などがあり、幅広い世代が楽しめそうです。梅やアジサイも有名で、花の季節には多くの人が訪れます。

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この街ならではの豊かな自然を感じながら、日々のリフレッシュや家族で過ごす休日レジャー、本格的な芸術体験まで、魅力的なアクティビティが近隣エリアで楽しめそうですね。東府中に住んだら、ぜひこの魅力的な環境を実感してみてください！

発見ポイント！

• （1）「府中の森公園」に行けば、自然散策、遊具遊び、水遊び、スポーツ、芸術体験、バーベキューもできる♪
• （2）水のきれいな「野川公園」、トレッキングできる「浅間山公園」など、武蔵野の自然をそのまま体感できる！
• （3）普段使いできる「府中市生涯学習センター」から、本格派の「府中芸術劇場」「味の素スタジアム」など文化施設が身近に！