「国分寺」駅前という利便性と豊かな自然を併せ持つ街、国分寺市南町
国分寺市南町は「国分寺」駅の南口周辺に広がる利便性に恵まれたエリアだ。一方で、エリア内には「殿ヶ谷戸庭園」など緑豊かなスポットもあり、自然と歴史に彩られた住宅地として注目を集めている。
古くから地域の中心地として発展、再開発でさらなる進化も期待される
南町は地形的には武蔵野台地上の武蔵野面と呼ばれる高台にあり、エリアの南側に広がる一段低い立川面との間に国分寺崖線と呼ばれる斜面が伸びる。この国分寺崖線には豊富な湧水が見られ、水の利に恵まれていたため縄文時代から人々の生活が営まれてきた。
奈良時代中期には、エリア近隣に全国各地に造られた国分寺で最大級とされる「武蔵国分寺」が建立されたほか、現在の群馬県や栃木県方面に向かう東山道武蔵路が通り、地域の中心地として栄えたことがうかがえる。鎌倉時代になり鎌倉街道が整備されると、現在の恋ヶ窪周辺が鎌倉街道の宿場町として発展。江戸時代には今の国分寺市内に尾張徳川家の御鷹場が設けられるなど、常に歴史に名を残す地であった。
明治時代に入ると甲武鉄道の開通により「国分寺」駅が開業。次第に別荘地や邸宅街として発展した。現在の「殿ヶ谷戸庭園」も満州鉄道副総裁を務めた江口定條氏の別荘だった場所だ。昭和になると三菱財閥の岩崎家の別邸も設けられ、邸宅街としての地位を確立している。
その後、都心に短時間でアクセスできる便利な住宅地として人気を集め、成熟した街に成長した。現在は「国分寺」駅の北口で再開発事業が行われており、ショッピング施設や交通広場などが整備されることになっている。今後、さらに便利で快適な街になるのは間違いなさそうだ。
都心直結の便利な交通アクセス、ショッピング施設も豊富
「国分寺」駅はJR中央線と西武国分寺線、西武多摩湖線が乗り入れるターミナル駅で、とくにJR中央線は通勤特快や特別快速、通勤快速も停車する。特別快速に乗れば「新宿」駅まで21分、「東京」駅まで34分と都心方面へも短時間で移動可能だ。また、早朝には「成田空港」行きの特急成田エクスプレスが停車するほか、駅前から「羽田空港」行きの直行バスも出ており、飛行機を使った旅行の際もスムーズなアクセスがうれしい。
買い物環境にも恵まれている。「国分寺」駅の駅ビルには「国分寺マルイ」や「セレオ国分寺」が入るほか、「国分寺」駅前には「マルエツ 国分寺南口店」や「西友 国分寺店」などスーパーマーケットもある。「国分寺」駅周辺には商店街も広がり、多彩な買い物ニーズに応えてくれそうだ。
水と緑が暮らしに息づく街
緑に恵まれていることも特徴といえよう。「国分寺」駅南側の「殿ヶ谷戸庭園」は湧水を生かした池を中心にした和洋折衷の庭園が美しい。「国分寺」駅の北西側には、緑の中に野川の水源となる遊水地がある「日立製作所中央研修所」が広がり、春と秋の一般公開では構内を散策できる。「西国分寺」駅方面に向かえば「武蔵国分寺」跡を整備した「武蔵国分寺公園」もある。
また、エリア南側の国分寺崖線沿いには武蔵野の雑木林が残り湧水も豊富だ。とくに「真姿の池」や「お鷹の道」ではせせらぎを聴きながらの散策が楽しめ、季節の移ろいを感じることができるだろう。
暮らしの利便性に豊かな自然が両立する国分寺市本町。ここは心地よい時間を過ごせる街だ。
「国分寺」駅前という利便性と豊かな自然を併せ持つ街、国分寺市南町
所在地:東京都国分寺市