天野屋

「神田明神」の参道、鳥居のすぐ脇にある『天野屋』の創業は1846年。甘酒の老舗である。「三代、100年、同業で継続して現在も盛業」という3つの条件をクリアした老舗のみが加入できる「東都のれん会」に籍を置き、店舗は景観上重要と認められる建造物として、千代田区の「景観まちづくり重要物件」に指定されている。

天野屋
天野屋

江戸時代、「神田明神」から「湯島天神」にかけては、天然の地質を利用し、地下約6メートルの糀むろを築いて糀の製造を盛んに行っていたエリアで、糀屋や味噌屋など十数軒あったという。しかし、安政の大地震で、多くの糀むろが潰れる中、『天野屋』の土室は無キズだったそうだ。その後も、関東大震災で入口部分が崩れるなどの障害もあったが、レンガで補強し、現在に至っている。名物の甘酒も、創業当時からの土室でつくり出される糀をもとに、手を加え、熟成させたものだ。

天野屋
天野屋

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