手と手を取り合い団結してサポートする
地域に欠かせない子育てネットワーク いちかわ子育てネットワーク 副理事 林田香織さん

いちかわ子育てネットワーク
副理事 林田香織さん

手と手を取り合い団結してサポートする
地域に欠かせない子育てネットワーク

市川市には多くの子育て支援団体があり、それぞれの団体は「いちかわ子育てネットワーク」でつながっている。地域ごとの活動や、イベント開催はもちろん、子育てだけに限らず、子育てと仕事の両立の支援など、多岐に渡り活動している。そんな「いちかわ子育てネットワーク」の副理事、林田香織さんにお話を伺った。

「子育てに関わる人たち」へのサポート事業を行っている「いちかわ子育てネットワーク」ですが、取り組まれている事業の概要、また始められたきっかけについて教えてください。

事業の概要としては市川市内で開催される子育て支援イベントの事務局を担当しています。ネットワークが生まれたのは、市川市内で子育て支援をしている団体が個々で活動していたことがきっかけです。それぞれの団体と情報交換ができれば市川市全体として、子育て支援の基盤がしっかりするのではと思い、団体の中心で活動している方や、関わっている方々が集まり、立ち上げました。ネットワーク名は訳して「いちこネット」と呼んでいます。

また市川市内の公民館の自主事業を受託して講座を開催したり、市川市の「男女共同参画課」と共同で、お母さんの社会復帰のための講座を開いています。講座の内容は、子育てコーチングのような子育てに関わる講座から、復職などの社会支援、また支援する側の「支援者」として必要な能力を身につける講座など多岐にわたります。

そういった市川市からの事業を受託して運営し、講座やイベントを開催する、ということを担当しています。ネットワークでいろんな人とのつながりを持ちつつ、年に何回か共同でイベントを開催するというのが団体の趣旨です。

「いちかわ子育てネットワーク」に実際に参加される方は、周辺エリアの子育て世代が多いのでしょうか。参加者同士の交流についても教えてください。

子育て中の方もいますし、ご自身が子育てをしていらっしゃったときにサークルを立ち上げて、そのまま支援者として継続されている方もいます。なので子育て中と、子育てがひと段落した世代の方が参加しています。市川市は子育て世代が多く、真間エリアもマンションが増えているので、子育て世代も増えてくるのではないかなと思います。

交流については、支援者中心のミーティングを定期的に行ったり、イベントを共同開催したるりと、それぞれの団体に登録している人たちを中心に交流を持っています。一般の方たちにはイベントにお越しいただいたり、講座に参加していただいたりしていますね。

取り組みの中には、「子育て交差点」、「ハッピーマタニティフェスタ」、「いちこネットピンバッチプロジェクト」など、さまざまな活動をされていますが、それぞれどのような目的を持った取り組みなのでしょうか。

「子育て応援メッセin市川」「子育て交差点」「ハッピーマタニティフェスタ」、この3つの子育て支援と、「ハッピーキャリアフェスタ」というキャリア系のと合わせて、年間に4つ大きなイベントを開催しています。この4つのイベントは「いちこネット」のメンバーが総力を結集して取り組んでいます。行政と連携して、企業の方にも来ていただいき、民と官とで行うイベントです。市民の方々にも来ていただいています。

イベントについては、子育て支援団体、市川市の子育て支援センター、保健センター、子育て支援課など、それぞれの団体がブースを出し、活動紹介や子育てのお悩み相談などを行っています。また、市内のフルートやウクレレのサークルを招いて、演奏していただいたり、お父さんたちの座談会や、ベビーマッサージの体験なども開催しています。

「ハッピーマタニティフェスタ」では、産婦人科の先生方と連携して医療相談や、骨密度を測るなど医療系を取り入れています。「ハッピーキャリアフェスタ」では、県の労働局の方やキャリアカウンセラー、税理士さん、マザーズハローワークの方に来ていただいて、会場でそのまま就労支援ができるようなブースを出していただいています。2014(平成26)年は市川市の佐藤尚美副市長に、女性と仕事の両立についてお話していただいたり、他にも美しく歩くウォーキング講座を行ったりと、女性の自立に必要な情報を提供しています。

「いちこネットピンバッチプロジェクト」は、中山商店街の「中山おひなさまピンバッチ」というのがあり、それに倣いました。「いちこネット」の活動を広く知っていただくこと、そしてピンバッチをつけている人が沢山いることで地域の方々に、「自分たちはこんなに大勢にサポーターがいるんだ」ということを分かってもらえればいいなというのが目的です。

「いちかわ子育てネットワーク」の取り組みは、地域の方との連携も重要視されると思いますが、 実際、どのように地域の方々と関わっているのでしょうか。

「いちこネット」はいろんな団体のネットワークで、メンバーはそれぞれの地域に拠点があり、地域の方の支援活動をしています。

行政との連携については、年に4つのイベントを一緒に企画しています。また、年度ごとに市がどういう事業をやっていくかということに関して意見交換をしたり、「子ども子育て会議」に「いちこネット」からメンバーが3人が出席し、提言したりしています。

「いちこネット」も参加した「市民版子ども子育て会議」も行っています。そこで意見を取りまとめたものを「子ども子育て会議」にかけて、市川市の子育て支援制度に役立つような提言をさせていただいています。

近年、女性も子育てをしながら仕事をする働き方が多くなってきた中で、「いち☆カフェ@ウィズ」の取り組みはどのようにして生まれたのでしょうか。また、子育てと仕事の両立ではどのようなアドバイスをされているのでしょうか。

市川市の「男女共同参画センター」が、毎月第3木曜日に「いち☆カフェ@ウィズ」を開催しています。毎月ロールモデルの方をお呼びして、ご自身がどうやって子育てとお仕事や趣味を両立しているのかを話していただき、他のお母さんたちと情報交換をしています。

私が他で活動しているNPO法人「ファザリングジャパン」という父親支援の団体があり、その団体で最初に「ロールモデルカフェ」というお母さん支援のプロジェクトを始めました。それの市川版を開催しようということで始まりました。

アドバイスとしては、「自分がどういう人生を送りたいのか」、「どうやって毎日を過ごしたいのか」をまず明確にしてもらいます。例えば理想とすることが、フルタイムで仕事をすることなのか、パートで仕事をすることなのか、今は子育てに専念して数年後に社会復帰をすることなのかなど、色んなロールモデルを参考にして、自分の中で整理をし、「私はこうしよう」という、自分なりの道や、やり方を見つけることが大事です。

それを見つけた時に自分一人でやろうとするのではなく、家族や周りの人を巻き込み、子育てが大変なときは手伝ってもらいながら、子育てと仕事や、やりたいことを両立していこうとアドバイスしています。お母さんたちは一人でやらなきゃと思ってしまいがちなので、周りに助けを求めても良いと伝えています。

子育てにおける市川市での取り組みや、これまでの活動を通して、今後の展望を教えてください。

まずは今行っていることを継続していくことですね。最近は若い世代が入ってきていて、そこから派生して「いちコネクト」という別の事業ができたり、ピンバッチも若いお母さんたちのアイディアで生まれました。そういった若い力を活用して新しい事業につなげていきたいです。

また、切れ目のない支援もやりたいと思っています。生まれる前から始まって、妊娠して、出産して。子育てを継続してやっていくときに、継続的な支援ができる基盤を作っていきたいと思います。そのための計画中の事業も現在進めているところです。お母さんだけじゃなくお父さんの支援も、いろんな形で取り組んでいこうと思っています。

最後に周辺エリアの子育て環境の魅力について教えてください。

CMSいちかわキッズ 子育て支援センター

市川市には、温かさや「みんなで子どもを育てていきましょう」という雰囲気があります。熱い想いを持った方が多いですね。また、子育て世代がすぐに足を運べる子育て支援センターが点在しているので、家にずっと閉じこまらずに出かけて、同じ子育て世代の方々と交流する場が、とても沢山あると思います。

また、年4回のイベントや、あちこちで開催される講座に足を運んでいただくと、他のエリアでの情報も得られるような仕組みになっています。このような子育てにやさしい、ネットワークがしっかりした街であることも、市川市が、とても連携している証だと思います。

今回、話を聞いた人

いちかわ子育てネットワーク

副理事 林田香織さん

いちかわ子育てネットワーク
電話番号:047-336-2614
URL:http://ichikonet.org/

※この情報は2015(平成27)年3月時点のものです。

手と手を取り合い団結してサポートする
地域に欠かせない子育てネットワーク/いちかわ子育てネットワーク 副理事 林田香織さん

所在地:千葉県市川市北方2-7-18 
電話番号:047-336-2614
http://ichikonet.org/