レストラン ハシモト

「荻窪」駅南口から少し南へ。商店街と住宅地が交わるあたりにひっそりと佇む「レストラン ハシモト」は、2004(平成16)年に開業して以来、地元の人々を中心に愛用されているフランス料理店。昼は気軽にランチコースをいただける店として、夜は大切な人への「おもてなし」を手頃な価格で実現できる店として、多くの固定ファンがついている店である。この店が人気を集めている理由はいくつかあるが、突き詰めれば「橋本新一シェフ」こそが店の最大の魅力と言える。橋本シェフは、もともと銀座4丁目の老舗フランス料理店「銀座レカン」で腕をふるっていた人物で、舌の肥えた人々を相手に11年間を勤め上げた。そして自身の店として初めて出店したのが、ここ「レストラン ハシモト」である。「地域に密着したお店にしたい」というシェフの思いが細部まで行き届き、それが店の魅力を形作っている。

2016(平成28)年の秋に全面改装した
2016(平成28)年の秋に全面改装した

細部までこだわる橋本新一シェフ
細部までこだわる橋本新一シェフ

記念日などにもぴったり
記念日などにもぴったり

メニューはランチとディナーで若干価格帯が異なり、いずれもコースのみ。ランチは1,700円の軽めのコースから、6,000円の「おまかせコース」までの4本立て。ディナーは4,000円程度から、上は8,000円のおまかせコースまでの4本立て。昼は女性同士の集まりなどで使われることが多く、ボトムラインのコースがよく出るという。対してディナーは8,000円の「おまかせコース」が人気で、こちらでは橋本シェフのスペシャリテであるフォアグラ料理も楽しめる。好みを伝えればメニューの小変更などにも対応してくれるし、子どもについても、小学生以上で大人しくできる子であれば歓迎してくれる。実際に家族3世代、4世代で訪れるお客さんもあるということで、誰でも肩肘を張らず過ごせる雰囲気がある。

デザートにもこだわりが光る
デザートにもこだわりが光る

全面改装され、明るい雰囲気に刷新された
全面改装され、明るい雰囲気に刷新された

ディナーの「おまかせコース」
ディナーの「おまかせコース」

彩り鮮やかな前菜
彩り鮮やかな前菜

シェフはワインにも造詣が深く、フランスを中心に幅広い品揃えをしている。店内には大きなセラーがあるが、じつは、こちら以外にも多数のストックを持っているとのこと。「ワイン通の方に来ていただければ、品揃えの良さ、安さを分かっていただけるはず」とシェフは胸を張る。また、脇役であるパンにもしっかり手間をかけている。自家製の天然酵母から作ったパンは、テーブルごとに焼きたての状態で提供、その後のお替わりも無料でサービスしてくれる。これはなかなか手間がかかることだ。こういった脇役メニューにも注目して、味わい尽くしてほしい。

店内は2016(平成28)年の秋に全面改装が施され、従来よりも明るくカジュアルな雰囲気に刷新された。調理中、シェフは覗き穴から頻繁に客席の様子を確認し、最適なタイミングで料理をサーブしてくれる。客がシェアをしているか否か、何が好みで、何が苦手なのか。そんな些細な点についても、さりげなく見ているという。付かず離れず、適度な距離感でのサービスは、やはり名店で培ったものであり、「レストラン ハシモト」の魅力となっている。このサービス精神はスタッフにも徹底されているので、いつ訪れても心地よい時間を過ごせるだろう。

洗練された高級感のある内観
洗練された高級感のある内観

自家製の天然酵母から作ったパン
自家製の天然酵母から作ったパン

幅広い品揃えのワイン
幅広い品揃えのワイン

橋本シェフのスペシャリテであるフォアグラ料理
橋本シェフのスペシャリテであるフォアグラ料理

誰もが一流と認める橋本氏だが、その人柄はきわめて謙虚でフレンドリー。「まだまだ研鑽中です」と謙遜するほどで、そのギャップがリピーターの心を掴む。驕らず、媚びず、真面目に仕事をして、さらなる高みを目指す。そんな姿勢がまた素敵だ。食事を終えて帰る時には、シェフ自らが店の外まで出て、見送ってくれるというサプライズも。こんな心遣いあふれる店が、この値段で楽しめるのだから、荻窪という地は素晴らしい。

レストラン ハシモト
所在地:東京都杉並区荻窪4-20-15 山田共同ビル1F
電話番号:03-3398-5552
営業時間:11:30~15:30(L.O.14:00 土・日曜日はL.O.14:30)、18:00~22:30(L.O.21:00)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業) ※月1回不定休あり
http://r.gnavi.co.jp/a090200/



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