ようがし家 ラ・ラ・ムーン

ようがし家 ラ・ラ・ムーン
ようがし家 ラ・ラ・ムーン

追浜のメインロードから、左手にある「東町商店街」のアーチをくぐって20mほど。目立たない場所に小さな小さな店を構える「ラ・ラ・ムーン」は、穏やかな笑顔のご夫婦が営む洋菓子の専門店。もう還暦過ぎという店主ではあるが、ショーケースには若々しい彩りにあふれたケーキが並んでいる。

店主の槻橋氏はもともと、まったく異なる飲食業界で長年腕をふるっていたが、定年を迎える前に「何か新しいことを」と思い立って逗子の名門洋菓子店「珠屋」に入門。そこで洋菓子の基本を一から学び、若きパティシエ達と同じように、腕を磨いてきた。

そして2009年に独立し、ここ追浜の「商店街のはずれ」に店を出した。「資金が無かったからこんな場所なんですよ」と語る表情も、どことなく嬉しそうだ。ケーキ作りに新たな人生の目標を見出し、それに向かって走り始めたばかりの槻橋氏は、いま「青春まっただ中」なのかもしれない。そして、そんな店主を支える奥様は、笑顔でホールを担当し、心のこもった接客で訪れるお客さんをもてなしている。

ラ・ラ・ムーン
ラ・ラ・ムーン

槻橋氏が生み出すケーキの数々には、桃のロールケーキなど逗子「珠屋」の流れを汲んだものもあるが、大半はまったくのオリジナルケーキだ。「修行先の味をそのまま出すだけでは意味がない」と語り、今でも自らのアイディアで試行錯誤を繰り返したり、有名パティシエに師事してさらに「引き出し」を増やす努力をしたりと、寝る間も惜しんでケーキのことを考え続けている。

店内に並ぶのは、その膨大な試行錯誤から生まれた、選りすぐりのケーキ達。それでは、どこにもない、オリジナリティの高い品々を幾つか紹介していこう。

1 2 3 4 




PAGE
TOP