子どもも大人も笑顔のままで成長できる/育児サークル「ピンクとブルー」 加藤さん
主に「長町コミュニティーセンター」を活動拠点とする「ピンクとブルー」は、歴史のある太白区公認サークルだ。転勤で長町に移ってきたメンバーが大半とのことで、その範囲は全国に及ぶという。笑顔で声を掛け合っている様子からは、メンバー同士の仲の良さやサークルの和やかな雰囲気が窺える。1年で最も大きなイベント「卒会」の前に、「ピンクとブルー」について代表・加藤さんが語ってくれた。
歴史のある育児サークル
――まずは、育児サークル「ピンクとブルー」の概要から聞かせてください。
「ピンクとブルー」は太白区の公認サークルで、私たちの親世代が立ち上げた歴史のあるサークルです。サークル名についてですが、ピンクは女の子、ブルーが男の子を意味するのだと思いますが、現在のメンバーに伝わっていないので詳しいことは分かりません。
長町エリアは転勤で移ってこられた方が多く、メンバーの入れ替わりも激しいのですが、ここ3年近くは10名から20名で活動しています。メンバーは、活動拠点のひとつである「長町コミュニティーセンター」から自転車・徒歩圏内に住んでいる方が大半です。6か月ころから幼稚園に入園される前の子どもさんとその保護者が対象で、会費として月額400円を頂戴しています。
それぞれが“やりたいこと”をみんなで作り上げる
――どのような活動をされているのですか?
活動日は毎週月曜日で、午前10時から11時までが通常の活動時間。11時から12時がお弁当タイムになっています。役員はリーダー、サブリーダー、会計の3人体制ですが、何をするかについてはメンバーの持ち回りです。“これをやらないといけない”といった決まりはなく、当番のメンバーがやりたいこと――例えば、クッキングや絵本の読聞かせ、リトミック、制作など実に様々です。
――それ以外の行事・イベントにはどのようなものがありますか?
季節行事として、花見、七夕、ハロウィン、運動会、クリスマス会などを行っています。それ以外では3ヶ月に一度、合同の誕生日会を開いています。一番大きなイベントということでは、幼稚園に入園する子どもたちを祝う「卒会」です。本日ご覧いただいているのがそうですね。「ピンクとブルー」で過ごした時間をみんなで振り返る、特別な日です。ご参加いただいている保護者の方が一生懸命この日のために準備をしてくれます。あの時こんなことしたね、大きくなったね、幼稚園に行っても頑張ってねと、子どもの成長を分かち合える時間です。
――「ピンクとブルー」に参加していかがでしたか?
もともと“家から近い”ということが参加の決め手だったのですが(笑)、まさかここまで楽しくつづけられるとは思っていませんでした。和気あいあいとした誰でも仲良くなれる雰囲気に、いつしか居心地の良さを感じるようになっていました。子どもだけでなく私も、たくさんの友だちができました。子育ての不安や情報を共有し会える場というのは、本当にありがたいものだなぁと思います。
利便性が高いのは「仙台」駅だけじゃない。発展した長町の住環境
――長町エリアの親子で行けるおすすめスポットを教えてください。
私の家から少し距離はありますが、「あすと長町中央公園」は大きくておすすめですね。それと、「長町コミュニティー・センター」のすぐ近くには、子育て支援をしている「長町自由の星保育園」があります。未就園児向けのイベントが開かれたり、子どもを連れていけるカフェがあるので子育て世代にはありがたい存在です。それ以外では、子育てふれあいプラザ「のびすく長町南」もあります。
――最後に、これから長町で子育てする方にメッセージをお願いします。
私は仙台出身なので、学生時代からこの街のことを知っています。その当時と比べると信じられないくらいに発展し、いつの間にか「仙台」駅まで行かなくても生活できる街になりました。日用品だけでなく子育て用品も手に入ります。それに、整備された平坦な道がつづいているので、徒歩やベビーカーで楽に移動できます。電動自転車がなくても問題ありません。渋滞は少なく駐車場にも困ることはなく、道幅がゆったりしているので運転に自信がない方でも安心です。
先程、“長町は転勤族が多い”と言いましたが、引越してくる前から“長町は住みやすい”という話を聞いていたメンバーもいるようです。地縁のない方でも、すんなりと溶け込める街ではないかなと思いますよ。
※この情報は2018(平成30)年3月時点のものです。
子どもも大人も笑顔のままで成長できる/育児サークル「ピンクとブルー」 加藤さん
所在地:宮城県仙台市太白区長町2-13-36
問い合わせ:pinkandblue2012@yahoo.co.jp
http://pink-blue2015.jugem.jp/