「一生に一度は食べてほしい食パン」が朝霞に登場! /高級食パン専門店『一期一会 朝霞販売店』(埼玉県)
埼玉県朝霞市の『朝霞市役所』から徒歩すぐの場所に、2020(令和2)年2月にオープンした『一期一会 朝霞販売店』は、いまブームになっている“高級食パン”を、2斤800円(+税)というワンプライスで販売する食パン専門店。高級と銘打っているだけあって素材の吟味には強いこだわりを持ち、安価なパンでは使うことができないような材料をたっぷり使い、安心・安全かつ、“ひとくちで美味しいとわかる”ような極上食パンを提供しています。
訪れてみてまず驚くのは、「高級」という響きとは真逆のシンプルな店構え。ショーケースさえも無く、3種類のパンのプライスが手書きで表示されているのみです。スタッフさんの後ろの棚には、食パンがズラリと並んでいる店内。しかしこのスタイルは“商品にコストを注ぐ”という心意気のあらわれでもあるそうです。
「一期一会」のパンを焼いている本店は埼玉県蕨市にあり、そこから毎日、焼き立てのパンをここまで運び、1日で売り切っています。「しっとり」「ふんわり」「もちもち」が三位一体になった食パンは、たしかにひと口目から衝撃的で、一度食べたら忘れられない味。今回はその美味しさの理由と、朝霞の街の魅力について、販売責任者の野口朋子さんにお話を聞いてみました。
2020年2月オープン!高級食パン専門店『一期一会 朝霞販売店』
――お店を作られたきっかけと、商品を食パンだけに絞った理由について教えてください!
野口さん:『一期一会』の店主は私の主人です。まず、2019(令和元)年の10月に、蕨に製造と販売の両方を行う店舗をオープンしました。それとほぼ同時に「志木販売店」を、続いて、2020(令和2)年2月に「朝霞販売店」をオープンしました。朝霞は3店舗目、販売店としては2店舗目ということになります。
もともと、私も主人もパン関係の仕事をしていて、主人は「いつか自分で事業を立ち上げたい」っていう思いを昔から持っていたんです。実は、主人の前の職場で「新しく食パンの専門店を出そう」という話があり、主人はやってみたいと思ったのですが、結局は会社の方針でその話はなくなりました。
パン屋さんっていろいろな種類のパンがあって、すごく夢がある世界ですけど、売れるパンとそうでもないパンがあるので、どうしても売れ残りが出てしまいます。一生懸命作っているのに、全部が売れることはまずありません。
野口さん:主人は「ひとつのパンに徹底的にこだわって作って、残さずに売り切る」というポリシーを持っています。「独立してパン屋さんを始めよう」となった時に、自分で事業計画を作りながら、「本当に食パン専門のお店が無理なことなのか?」と、もう一度考えてみたんです。その上で「本当においしい食パンなら、食パン1本でもうまくいく」という確信を持ち、今の形のお店を始めました。
私は接客が好きで、ずっと接客に携わってきたので、「ひとりでもたくさんのお客さまに、この美味しさを知ってもらいたい!」と思いながら、頑張って接客をしています。
おいしい食パンが毎日の食卓を豊かにする
――『一期一会』という名前には、どんな思いが込められているのでしょうか?
野口さん:お店の名前については、ローマ字のお店の名前で「なんて読むのかなあ?」と思われるよりも、読みやすいお店で、すぐに覚えてもらえたほうがいいなと思って、『一期一会』にしました。お客さんとの1回の出会いも大事だと思いますし、そのあとも、2回、3回と来てもらえたらいいな、と思って、そのきっかけになる名前にしています。キャッチフレーズ「一生に一度は食べて欲しい」で、皆さんに、そんなふうに思ってもらえるようなパンを目指しています。
――食パンのこだわりについて教えてください!
野口さん:一番大事にしているのは、おいしい状態のパンをお客様に提供することです。パンは焼きたてが美味しいと思っている方が多いと思いますが、実は高級食パンは焼きたては味が落ち着かないので、おいしくないのです。一期一会では、おいしい状態、おいしいタイミングで販売できていると思います。また、素材も厳選していて、材料ひとつとっても、美味しさはもちろん、安心・安全を追求し、高級な素材もふんだんに使用しています。
食べ方いろいろ!生のままでもトーストしてもおいしい食パン
――おすすめの食べ方を教えてください。
野口さん:まず基本としては、購入日と翌日は、生でちぎって食べていただくのがおすすめです。そもそも、2日目くらいまではやわらかくてうまく切れないんですよ(笑)。3日目くらいになるとまっすぐ切れるようになるので、それからは切って、トーストして食べてもおいしいです。食べ切れない分は切って冷凍しても大丈夫です。
主人は生で食べるのが好きなんですが、私はトースト派です。トーストするとすごく甘くなるんですよ。でも、最近は主人もトーストのおいしさに目覚めたみたいで「こんなに甘くなるんだ」って驚いています。どちらも是非、食べてもらいたいですね。
あと、塩気のあるものと合わせても、意外と合うんですよ。レトルトのカレーを乗せたり、チーズを乗せたりしてもおいしいです。甘いパンだからこそ、塩気のあるものも合わせてみてほしいです。
――プレーン以外にも、いくつかの味があるんですね。
野口さん:そうですね。今この店にあるのは、シンプルなプレーンのお味と、かぼちゃのお味と、いちごのお味の3種類なんですが、2020(令和2)年3月からはショコラ味も始めます。ショコラ味はお客さんからのリクエストが多かった味なので、楽しみにしていてください。
ちなみに、4つのお味とも、お値段は全部一緒です。本当のことを言うと、ショコラなどはちょっと手間もかかっていて、原価も高いんですけれど、値段を同じにすることで、お客さんが「今日はこれを食べたい」「今度はこれを食べたい」って楽しんで買ってくださるので、これからも値段は同じでやっていきたいと思っています。
より多くの人に『一期一会』の食パンを食べてもらいたい
――朝霞店にはどんなお客さんが多く来られますか?
野口さん:朝霞店は、3店舗ある中でもいちばんファミリーが多いですね。ベビーカーを押して、お子さんと来られる方が多いと思います。地域的に、そういう方が多くお住まいなんでしょうね。
朝霞店はすぐ近くに市役所やスーパーのある立地です。最初、目の前の道の交通量の多さを少し心配していましたが、実際にオープンしてみたら、この道を通る皆さんが「あれ?」って振り向いてくださって、たくさんの方に来ていただけて、今は「ここにオープンしてよかったなあ」って思っています。
――ホームページなどを作っていませんが、これもこだわりのひとつですか?
野口さん:いえ、何か狙いがあるわけではなくて、手が回っていないだけです。ホームページに時間を割くよりは、より手間をかけて、ひとつでも多く作って、多くみなさんに味わってほしい、と思います。
開店時にポスティングをした後は、口コミで皆さんに来ていただいています。「もらっておいしかったから」とか、「おいしいパン屋さんができたと聞いたから」とか、そんな方が多くて、ありがたいですね。
朝霞市は家族みんなで楽しめる街
――最後に、朝霞エリアの魅力と、おすすめの場所を教えてください。
野口さん:私たちも1年半くらい前から朝霞に住んでいますが、やっぱり、都会に出やすいというのは魅力です。それでいて、朝霞自体もほどよく都会というのがいいですね。近くにスーパーがたくさんあるので、買い物もしやすいです。
私自身は子どもがいないので詳しくはないんですが、朝霞は第10くらいまで小学校があって、すごく子どもの数が多いところだという話を聞いているので、子育て中の世帯にとって、すごく住みやすい街なんだろうなあ、と感じます。
おすすめの場所は、『わくわく広場』という農産物の直売所です。スポーツセンターの近くにあるんですけれど、地元の新鮮な野菜を安く買えます。『わくわく広場』以外でも、畑のそばに野菜直売所があって、穏やかというか、四季を感じられる地域でいいですよね。
あとは、『氷川神社』もおすすめです。年末年始や、盆踊りの時期などに、いろんな行事をされていて、地元の人もたくさん来て、地域に大事にされている神社なんだなあ、と感じています。朝霞駅前でもよくイベントをやっていて、仕事帰りに通りかかると、すごく楽しそうな雰囲気がありますね。そういう、地元のいろんなイベントやお祭りもあって、家族みんなで楽しめる街だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここ最近、街でよく見かけるようになった食パン専門店。少し昔は朝の定番としてトースト用という認識でしたが、ここ数年のパン技術の変化や素材などから食パンも高級化し、味付きやもちもちふわふわのものも増えました。そんな食パンブームのなか、菓子パンを置かずにそれだけで店舗を3店舗もかまえるお店のご紹介でした。そんな状況からも人気ぶりがうかがえます。高級食パン専門店『一期一会 朝霞販売店』は、朝霞駅南口を出て、徒歩5分の場所にあります。
高級食パン専門店『一期一会 朝霞販売店』
一期一会 販売責任者 野口朋子さん
所在地:埼玉県朝霞市本町1-10-49
電話番号:048-461-3355
※この情報は2020(令和2)年3月時点のものです。
「一生に一度は食べてほしい食パン」が朝霞に登場! /高級食パン専門店『一期一会 朝霞販売店』(埼玉県)
所在地:埼玉県朝霞市本町1-10-49
電話番号:048-461-3355
営業時間:10:00~(完売次第終了)
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