放課後を楽しく有意義に過ごそう!/キッズベースキャンプ大倉山 店舗マネージャー 梅澤奈津子さん

キッズベースキャンプ大倉山
店舗マネージャー 梅澤奈津子さん

放課後を楽しく有意義に過ごそう!

「キッズベースキャンプ」(以下KBC)は、東京都と神奈川県の東急沿線に16店舗(2012年現在)を構える、小学生専門の民間学童保育施設。
KBC大倉山は大倉山駅から徒歩1分もかからない商店街沿いのビル2階にあり、放課後の時間帯になると周辺の小学校から次々と子どもたちが集まってくる。

今回はKBC大倉山のマネージャーであり、ベテランキッズコーチである梅澤奈津子さんと、本部広報の三沢敦子さんに、KBCの人気の理由についてお話を伺った。

「KBC」の概要と特徴について教えていただけますか?

KBCは小学生の児童を放課後や長期休みの期間にお預かりする施設です。

一般的に「学童クラブ」や「放課後児童クラブ」などと言われる施設と同じものですが、その運営の形には「公設公営」、「公設民営」、「共同保育」など幾つかのケースがありまして、KBCは完全に民間の施設となります。

行政の補助金などを受けていないため費用は他に比べて高いですが、クオリティの高いサービスを提供することで、「子どもに少しでも有意義な放課後を過ごさせたい」という保護者のニーズに対応しています。

ちなみにKBCの主な利用者層となる小学生低学年児童の場合、授業で過ごす時間は年間1,200時間です。それに対して、放課後、土曜日、長期休みに過ごす時間はおよそ1,600時間もあるんです。ですから、放課後の時間というのは、子どもにとって大事なものなんです。

公設の学童クラブですといろいろと不便な点や融通が利かない点があり、例えば横浜ですと、夕方の6時には終わってしまいます。保育園の時には遅ければ22時ごろまで延長保育があったのに、小学校入学を境にぐっと短縮されてしまうわけですね。
ですから、都内などで働いている保護者の場合はお迎えが間に合わず、働き方の変更を迫られる方も多くいらっしゃいます。これを含むさまざまな問題は「小1の壁」と呼ばれていまして、共働き世帯にとって大きな問題となっています。

そういったワーキングマザーの声を踏まえたうえで、KBCでは「サービス」「プログラム」「キッズコーチ」の3本柱に重点を置きながら、きめ細かなサービスを提供しています。

「サービス」の面ですが、預かり時間、利用できる日数などを教えてください

まずお預かり時間ですが、KBCでは基本的には19時まで、最長で22時までお預かりをしております。19時から22時までは延長オプション料金になります。

毎日延長を利用される方というのはまずいらっしゃらないんですが、週に1日、月に1日など、仕事がどうしても終わらない日などに対応できますので、いざという時にも安心です。

利用日数についても融通が利くようになっておりまして、初期登録をすれば、利用日数は月ごとに決められます。基本的には週1日のコースから週5日のコースまで選んでいただけまして、これを月ごとに更新していきます。1回も利用しない月が生じても大丈夫です。
仕事の忙しい月には週5日、忙しくない月には週1日、などといった具合ですね。

定期的に使われない方は「スポット」という利用の方法もありますので、1回来て登録していただければ、月に数日だけ、夏休みの期間だけなどという利用も可能です。

安全面での配慮、セキュリティ対策について教えてください

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当施設は学校の中にある公営学童クラブとは違いますので、各学校からKBCまで通っていただく必要があります。

道中で事故があってはいけませんので、提携する幾つかの小学校からKBCまでの間は送迎バスを運行しています。
バスが到着するまでは、各学校の学童クラブで待機してもらいます。

送迎対象校ではない学校のお子さんに関しては、ご自身でご入室いただくか、オプション送迎を利用していただいています。
ちなみに、大倉山KBCに通うお子さんはほとんどが公立の送迎対象校の児童さんです。

もちろん私立小学校や、送迎対象外の公立校の方もいらっしゃいますので、最初は送迎を数ヶ月使って、その後は自分でで通われるというケースもあります。
帰宅に関しては送迎はオプションとなっておりますが、大倉山KBCは駅も近いですから、お迎えに来られる保護者がほとんどです。要望があれば自宅の最寄りの駅や、自宅前まで送迎するサービスもしております。もちろん、保護者に直接引渡しをするまで責任をもって同行します。

日常的な安全に関しては、お子さまが本当に入室したか、退室したかということを保護者様に確実にお知らせするために、ICカードを使った入退室時の自動メール配信を行っています。
また、月に1回の避難訓練も実施しています。

急病の際には、スタッフが付き添って医療施設まで同行します。
公営施設では対応できない、学級閉鎖や臨時休校の際の受け入れ対応もしております。

「プログラム」の内容について、具体的に教えていただけますか

KBCでは塾などで教えてもらえる「学力」ではなく、「社会につながる人間力」、つまり、コミュニケーション能力や、論理的な思考方法など、「数字では測れないようなもの」を伸ばすことを大切にしていまして、日常的なプログラムと、イベント的なプログラムをバランスよく配置することで、子ども達を飽きさせず、楽しく過ごせるようにしています。

特徴的なプログラムとしては、お金と社会について学ぶ「キッズMBA」、「KBCマナー&生活技術」、「世界を知ろうKBCイングリッシュ」、「エコボラキッズ研究所」、「化学実験教室」、農業体験「KBCファーム」、「アート工作」、「食育・歳時記・クッキング」などがあります。

クリスマス、ハロウィンなど季節のイベントもありますし、友達の誕生日をお祝いするバースデーパーティーもあります。

夏休みには2泊3日の「サマーキャンプ」も恒例になっていまして、子どもたちの夏の楽しみのひとつになっています。共働きですと両親と一緒にキャンプに行く機会も少ないですから、子どもたちには貴重な体験のようです。
その他にも、大使館を訪問したり、水族館のバックヤードにお邪魔したりといった「お出かけイベント」が幾つもあって、普段はなかなか出来ないような体験をプログラムとして組み込んでいます。

また、年に1回、16か所のKBCが合同で開く「KBCタウン」というイベントがありまして、ここでは「キッズMBA」で学んだ知識と生かして、自分達で作った商品を擬似マネーで売買します。2011年度には1,500名以上の来場者がありました。

昔は家族が大人数でしたし、近所に色々なコミュニティもあり、公園でも自由に遊べ、都会にも放課後を過ごす”居場所”はありました。でも、共働き・核家族時代の今はそうもいきません。
本当は小学校時代に沢山の体験をさせることが大事なんですけど、結局は家でテレビゲームをしたり、一人で過ごすということになりがちです。

一方で保護者の側も、学童保育に頼ることに対して、「自分のキャリアのために子どもを預けなくてはいけない」という”罪悪感”を抱いている方が多いようです。

そこを「子どもが行きたいと言っているから行かせている」という風に、発想を転換していただければ、気持ちよく預けていただけるのではないでしょうか。

そんな願いが、私達の「プログラムの充実」という方針にもつながっています。

KBCではスタッフさん方を「キッズコーチ」と呼んでいますが、
これはどのような方々なのでしょうか

KBCでは「人材の育成と配置」という点にとても気を遣っていまして、公設の施設だと大人1人に対して子ども数十人という配置が一般的なのですが、KBCは「大人1人に対して子ども10人」という独自基準を設けています。また、イベントで屋外に出る時などリスクが高まると思われる時には、7人に1人の割合にしたりと、ケースごとにコントロールしています。

「キッズコーチ」というのはKBCの現場スタッフのことで、弊社の登録商標でもあります。
現在、日本の保育関連業界は採用倍率が1倍以下の”広き門”になっているのですが、KBCキッズコーチの採用倍率は約30倍という難関でして、優秀な皆さんが多数応募されてきます。

その中には保育師、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格を持っている人も多くて、KBCの立ち上げ当初はそういった周辺資格を持っている方を優先して採用していたのですが、最近は「資格よりも経験、経験よりも人柄」という基準で採用していまして、色々な職歴をもったキッズコーチが在籍しています。

キッズコーチは採用決定後、上級救命講習を受講して、育成目的やコーチ倫理、行動規範を完璧に講習し、初めて子どもたちの前に立つことができます。キッズコーチの平均年齢は20代後半と若いですから、子ども達にも「親しみやすい」と好評です。

学童保育は人材が何よりも大切です。
KBCでは学童保育業界の全体を底上げしたい、という願いもありまして、自社基準の独自資格制度なども設けて、日々より良いキッズコーチの育成と、サービスの向上に努めています。

KBCでの1日の流れを教えてください

1日の流れとしては、だいたい午後2時から3時ごろに学校が終わりますので、学校内で送迎バスを待ってKBCに来て、まず最初に宿題を終わらせるようにします。

宿題は基本的に自分で解いてもらって、間違いを正すようなことはしていません。聞かれたらキッズコーチがお手伝いをするような感じです。

その後、短いおやつの時間があって、自由時間になります。ここを基地にして塾や習い事に通う子も多いですね。自由時間の途中で塾や習い事に出かけて、また帰って来て、道具を置いて帰宅するといった具合です。

実は公営の学童クラブだと「中抜け禁止」という施設がほとんどですので、それが可能な点も、KBCが選ばれる理由のひとつになっています。

帰り時間が遅くなった場合の食事はどうしているのでしょうか

時間延長となった場合や、夏休みなどの1日預かりの場合は、スタッフが調理する「キッズミール」をオプションとして提供しています。
使っている食材も生協などから調達した安心・安全が保証されているもので、栄養バランスにも考慮しています。時間延長の際や夏休み期間に利用される方が多いですね。

公営の場合は長期休みでも昼食は無く、弁当持参となりますから、働くお母さん方にはかなりの負担軽減になっているようです。

新しい友人関係も広がりそうですね

KBCでは色々な小学校の子ども達が集まって、学年の違いも関係なく過ごしますので、他校の友達、学年の違う友達が沢山できると思います。これも普段の学校生活ではなかなか得られないところではないでしょうか。

公設の施設ですと、基本的には放課後も同じ学校の友達同士ですが、キッズベースキャンプだとそれがリセットされますので、友達の環もぐっと広がります。

最後に、大倉山の住みやすさのポイントや、
お薦めスポットなどがあれば教えてください

大倉山は都心にも横浜にもアクセスが良くて、働きながら子育てをするには適した町だと思います。公園の数も多いですね。駅のすぐ裏の大倉山公園には、KBCのプログラムでもよく出かけています。

あとは、住んでいる方の年齢層が幅広くて、駅前の商店街通りにいろいろな店があるのもいいですね。どの世代の人でも馴染みやすい街だと思います。
商店街のお店ではパン屋さんの「トツゼンベーカーズキッチン」や、和菓子「わかば」のカフェオレ大福や、ラーメン屋さん「摩天楼」がお気に入りです。

いまは周りにはマンションも沢山できていますから、これからもっと活気のある街になっていくと思いますよ。

今回、話を聞いた人

キッズベースキャンプ大倉山 店舗マネージャー
梅澤奈津子(うめざわ・なつこ)さん

株式会社キッズベースキャンプ 広報・マーケティング担当 マネージャー
三沢敦子(みさわ・あつこ)さん

キッズベースキャンプ大倉山 http://www.kidsbasecamp.com/

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。