食育や情操教育に力を注ぐ地域密着の認可園

地域の住民と一体になった 地域あっての保育園/和泉保育園 菅沼輝美園長先生

和泉保育園
園長 菅沼輝美さん

和泉保育園 園長インタビュー
和泉保育園 園長インタビュー

地域の住民と一体になった
地域あっての保育園

住宅地に囲まれた閑静な土地で、30年余りの間、地元の人々に親しまれてきた「和泉(いずみ)保育園」。鉄筋造りの2階建ての建物に園庭も備え、100人以上の子どもたちがのびのびと毎日を過ごしている。この園の特徴のひとつは、広く地元の人々を巻き込んで、さまざまな取り組みやイベントを行なっていることだという。今回は園長の菅沼輝美先生をお訪ねし、園の特徴や、泉エリアのおすすめポイントについてお聞きした。

まず最初に、園の沿革についてお聞かせください。

和泉保育園 園長インタビュー
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ここは昭和56年に開園しまして、今年で33年目になる保育園です。当初は定員100名から始まりましたが、途中で増築を行ないまして、現在の定員は128名となっています。0歳児から5歳児までを受け入れしておりまして、0歳児が12名、1歳児が20名、2歳児から5歳児までは24名で、各年齢ごとに1クラスの構成になっています。

保育方針についてお聞かせください。

和泉保育園 園長インタビュー
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まず、全体的な保育理念としては、「子どもの最善の利益を優先する」ということを第一に掲げていまして、職員はその言葉をつねに自分の中で確認しながら、行事についても、日々の保育にしても、取り組んでいます。もちろん、「子ども優先」ということは、その向こうには保護者さんもいますので、保護者の皆様のことも考えながら、ということになります。それがまず根本ですね。

個別の保育目標としては、あいさつや返事、情操教育、地域の人々との交流なども掲げており、重視しています。また、開園当初から障害児保育にも積極的に取り組んでいます。

園の特徴についてお聞かせください。

和泉保育園 園長インタビュー
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いろいろとありますが、ユニークな点としては、「地域に向けてのさまざまな取り組みを、強く出している」という点があると思います。園の行事に地域の方をお誘いしたりすることも多いですし、2年前から小学生のボランティアを受け入れる取り組みも始めまして、異世代の交流も強く意識しています。高齢者施設に行ったり、逆に高齢者施設の方に来ていただいたり、といったことも行なっていますし、駅前の書店さんに職員が行って、絵本の読み聞かせをする活動にも取り組んでいます。

カリキュラム面の特徴について教えてください。

和泉保育園 園長インタビュー
和泉保育園 園長インタビュー

教育的な側面としては、「情操教育」を特に大切にしています。情操教育と言っても、何か規定があるわけではないのですが、たとえば自然を感じられること、日本の伝統文化を感じられることなどを、日々の保育の中で取り入れていければいいね、ということで、職員で相談しながら取り組んでいます。

一例を挙げますと、年長児さんは毎年1月くらいから茶道の体験がありまして、お雛祭りの時には年長児の女の子がお茶を点ててお供えする、ということを目標にしてやっています。それはちゃんと「茶道」でして、行儀や礼儀もしっかり教えますし、お喋りをしないとか、箸遣いのマナーとか、全部をひとつの「茶道」として勉強しています。あとはこういう時代ですから、年長児だけになりますが、月に2回の英語のレッスンを行っています。小学校進学に向けての準備という意味合いもあります。

和泉保育園 園長インタビュー
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また、3歳児から5歳児については、週に1回、これも外部講師ですが、体操の先生に来ていただいています。運動会はこの体操の先生に指導していただいて、跳び箱やマット運動の披露をしますし、4歳児と5歳児については、組体操を特に頑張って行なっています。組み体操を通して、協調性や忍耐なども養われるんですね。

年中行事も多く計画されていると聞きました。

和泉保育園 園長インタビュー
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そうですね、運動会も大きなものですし、遠足も年に何度かあります。今までは年長さんが秋の遠足で山登りをしていて、それが大きな行事だったんですが、震災以降は子どもの安全を第一に考えて、遠足に関しては「歩いて帰れる場所にしましょうね」ということで、近場の公園になっています。

ユニークなものとしては、食育に関する行事などがあります。うちは給食の食材も地域の方とのつながりを考えて、食材もほとんど地域の商店から仕入れているんですが、たとえば魚屋さんに見学に行って、魚を捌く様子を見学したり、魚を一匹で見てもらって、「そこから命を頂くんだよ」ということで、園庭で火を起こして魚を焼いて、まるごと一匹食べるということもやっています。「おさかなまるごと見てみよう」という行事ですね。今のところは魚屋さんだけですけれど、八百屋さんとかにも来ていただければ良いですよね。

和泉保育園 園長インタビュー
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地域の商店さんにはお餅つきの時にも来ていただいていて、みんなでお餅をついています。牛乳屋さん、畳屋さん、教材屋さんの営業のおじさんなどにも来ていただいているんですよ。なるべく、そういう風に、行事でも地域の方々との関わりをもつように意識しています。お正月の時期には保護者の方やおじいちゃん、おばあちゃんにも一緒に来ていただいて、羽根つきやお手玉などの遊びもやっています。

そのほかの行事としては、お芋ほり、焼き芋、お泊まり保育などもありますし、9月には「プール閉まい」の行事があるんですが、この時にはすいか割りなどもあって、地域の方も沢山ご招待しています。その前にある夏まつりにも、地域の方が沢山来られますね。

運動会にも、地域の方の競技が入っていますし、地域の小学生の競技もありますし、本当に、いろんな行事にも地域の方に関わっていただいています。在園の保護者さんにしてみれば、「保育園の行事なのにどうして地域の方も来るの?」と思われる方もあるかもしれませんが、私たちは「地域あっての保育園」だと思っていますので、地域の方もできる限りお誘いするようにしています。

建物、設備の特徴についてお聞かせください。

和泉保育園 園長インタビュー
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今年、手洗い場を全クラスで取り替えまして、衛生面では少し向上したかなと思います。一番よく使うお部屋については、自動水洗になっています。

和泉保育園 園長インタビュー
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あとは、廊下が比較的広い造りになっていますから、雨の日に廊下を使って運動あそびをしたり、という活用ができています。周囲の環境としても、住宅地の中にありますから、静かで安全な環境かとは思います。もちろん、防犯カメラは何台か設置していますし、シャッターと自動施錠についても、以前から採用しています。

園の子ども達の特徴についてお聞かせください。

まず、「活発」だと思います。うちの園の卒園生には、小学校に上がってからリレーの選手に選ばれるような子が多いんですね。鬼ごっこが流行っていて、よく走りまわっている子が多いからでしょうか。お散歩についても、わりと遠くまで行きますし、足腰が丈夫な子が多いと思います。

地域に対する子育て支援活動も行なっていると聞きました。

子どもをお持ちの地域の方に向けて「パートナー登録」というものを行なっていまして、パートナーに登録していただくと、定期的に行事などのお知らせが届くようになっています。

先ほどお話したような、地域の方をお誘いするイベントのことを「いずみーランド」と言っていまして、毎月1回、何かしらのイベントを行なっているんですが、パートナーの方々にはそういった行事のお知らせも出しますし、在園保護者向けに出している保健情報や栄養情報なども、パートナー向けに少しアレンジして、「いずみー通信」として発行しています。

「いずみーランド」には、保育園の年中行事も含まれるんですが、そのほかに「いずみーランド」独自の企画というものもありまして、たとえば「七夕飾りを作ってみよう」とか、「小麦粉粘土で遊んでみよう」とか、色々とやっています。これらに関しては、地域の方であれば、すべて無料でご参加いただけるんですよ。

最後に、このエリアの魅力についてお聞かせください。

和泉保育園 園長インタビュー
和泉保育園 園長インタビュー

何と言っても、自然が多いことですよね。時々、「ここは本当に東京?」って思うこともあります。和泉町に関して言えば、わりと昔ながらの商店が多いですから、旬の食材をお店の人とやりとりしながら買いたい、という方にはいいかもしれませんね。給食の食材についても、そうやってやり取りをしながら、地元のお店から買っているんですよ。

行政面としても、市長さんが今年から変わりまして、その市長さんはもともとお医者さんの方ですので、介護や子育て支援にも力を入れてくださるということは聞いています。

子育てをする環境としても、公園が多いですし、少し遠いんですが東大農場もすごく良いですよね。夏にはひまわり迷路を作ってくれるんです。散歩に行く先々にいろいろな畑がありますから、子どもたちも農作物を実際に目で見て、「あ、これにんじんだ!」とか覚えていくんですよ。

和泉保育園 園長インタビュー
和泉保育園 園長インタビュー

今回、話を聞いた人

和泉保育園

園長 菅沼輝美さん

和泉保育園
所在地:東京都西東京市泉町2-6-10
電話番号:042-422-7114
URL:http://www.ans.co.jp/n/izumihoikuen/

※記事内容は2013(平成25)年10月時点の情報です。

地域の住民と一体になった 地域あっての保育園/和泉保育園 菅沼輝美園長先生
所在地:東京都西東京市泉町2-6-10 
電話番号:042-422-7114
保育時間:7:00~18:00
延長保育:18:00~19:00
休園日:日曜日、祝日、年末年始 ほか
http://www.ans.co.jp/n/izumihoikuen/