お子さま連れでも安心な料理教室/フードメイト・キッチン主宰 安齋花子さん
お子さま連れでも安心な料理教室
「フードメイト・キッチン」
「お子さま連れでも安心な料理教室」というコンセプトで2006(平成19)年にオープンした「フードメイト・キッチン」。阿佐ケ谷の住宅地にある教室におじゃますると、玄関の前にはママチャリがずらり並んでいました。今では口コミでキャンセル待ちになるほどの人気の秘密は、乳幼児のいる家族に、毎日の食事を少しでも安全に、そして気軽に作ってもらえるよう考えられた安齋さんの心のこもったレシピと教室の雰囲気にあるようです。
なぜ、「お子さま連れでも安心な料理教室」にしようと思ったのでしょうか。
子どもが産まれるとしばらくは、習い事や趣味の外出がしづらくなりますよね。うちは乳幼児連れでも気軽に参加いただけるよう託児料もいただいていません。教室中でも授乳やおむつ替えもできます。ゼロ歳児連れでも大丈夫ですし、はじめてのお子さんが離乳食の時期になって、大変だなと思っても、大人と同じ食材を上手にアレンジする方法もお教えしています。
大人と同じ食材を使って離乳食や幼児食を作る方法も提案しているというのは?
私自身、はじめての子育てのときに離乳食作りの本を参考にしたら、専用の道具が必要だったりちょっと大変だったんですね。それで、もっとやさしく作れる方法はないかと。教室では、自分の体験を元に、大人と同じ食材や調理法のアレンジで簡単にできる離乳食、幼児食を具体的にご紹介しています。気負わずに毎日作り続けられる料理を提案できたらと思っています。
今日の料理教室でも、お母さん用とお子さん用の離乳食を同じ素材でアレンジしていましたね。
今日のレシピの鮎ご飯を、1歳のお子さんの離乳食にアレンジする時に、生徒さんには、「お子さんに鮎の香りのするご飯だけを用意するか、鮎も入れたご飯にするか」を確認しています。同じ月齢でもお子さんによって食べ方や好みが違うので、お母さんに確認してレシピもアレンジするようにしています。アレルギーがあるお子さんの場合も同じです。
教室で教える料理のレシピの特長は、どんなものですか。
『旬の素材を使ったおもてなし料理』がテーマですが、素材はあくまで特別なものではなく、いつものスーパーで買えるもの。“ふつうの食材で作る特別な料理”を紹介しています。二つ目のポイントは、添加物を使っていないもの。アレルギーの大人や子どもが増えているということも考えて、できるだけ安全なものを食べてもらいたいと思っています。
どんな生徒さんが多いですか。
区内の方が8割で平日は100%女性です。お子さま連れで参加される主婦の方が多いのはもちろんですが、土日はご夫婦とお子さんというご家族の参加もあります。80%がリピーターで、8年前の設立当初から通ってくださる生徒さんも。
私は、完璧なタイプではないので、ときどき生徒さんから「先生、この食材は使わなくていいんですか」なんてうっかり忘れていることを教えられることもあるくらいなんです(笑)。レシピを発表する前から次の教室の予約が入るのも、そういう教室の雰囲気を気に入っていただけているのかなと思います。ただ、私の話を聞いて出来上がった料理を食べて帰るというのではなく、生徒さんも一緒に作って盛りつけもする『楽しい参加型の教室』を目指しています。
今回、お話を聞いた人フードメイト・キッチン主宰 安齋花子さん所在地:東京都杉並区成田東2-30-7 ※記事内容は2013(平成25)年6月時点の情報です。 |
お子さま連れでも安心な料理教室/フードメイト・キッチン主宰 安齋花子さん
所在地:東京都杉並区成田東2-30-7
電話番号:090-2426-2034
http://foodmatekitchen.com/