ロートンヌ中野店 店長 浅田梓さん インタビュー

ラグジュアリーな雰囲気と親しみやすい接客が織り成す地域密着の洋菓子店/ロートンヌ中野店店長 浅田梓さん


五感すべてで味わえる、まるで芸術品のようなスイーツが堪能できる洋菓子店「ロートンヌ」。カリスマパティシエのひとりとして知られる神田広達シェフのお店で、ショーケースにならぶスイーツは非日常も感じられる季節感のある色彩であふれています。今回は2010(平成22)年のオープンより、多くのファンに親しまれている「ロートンヌ 中野店」の店長として活躍する浅田梓さんに、お店の特色や近隣の地域についての魅力についてお話を伺いました。

子どもの頃からの憧れの職業“洋菓子職人”

店長の浅田梓さん
店長の浅田梓さん

――まず、店長のプロフィールについて教えてください。店長に抜てきされた経緯は?

浅田店長:「ロートンヌ」の本店は東村山市の秋津にあるのですが、2010(平成22)年に中野店を出店することが決まり、そのタイミングで店長になりました。それまでは本店でパティシエールとして生菓子の製造を担当し、店頭で販売をしていた時期も含めるとかれこれ勤続14年になります。

お菓子づくりが得意だった母に育てられ、子どもの頃から洋菓子職人に憧れていました。地元の山梨を離れて東京の製菓学校に通っていたのですが、就職先を探すにあたって、雑誌などを参考にしながら掲載されているお店を片っ端から食べ歩き、もっとも好みに近かったのが「ロートンヌ」でした。
その頃はまだ神田広達シェフのお店ということも知らず、面接に臨みヴァンドゥーズ(洋菓子の専門知識をもった接客のプロ)として接客を経験するところからはじまりました。約4年間、店頭で販売を経験した後、憧れのパティシエールとして製造を任されることになり現在に至ります。

店長であり、パティシエールとして

洗練されたデザインの外観
洗練されたデザインの外観

――3店舗を展開する企業だけに、経営を任される店長と製造に携わる職人とは異なるようにも感じていたのですか?

浅田店長:そもそも神田シェフがお店と工場とを分けて考える方ではないため、むしろ販売のことが分からないと良い商品がつくれないとも仰っていて、「ロートンヌ」では一般的に製造志望のスタッフでも販売からはじまります。
また製造のことが分からなければ「おすすめは?」とお客さまから聞かれたことに対して十分な説明ができないことも多く、販売も製造もどちらの経験も重視しています。

地域密着の親しみやすさもあるラグジュアリーな空間

人気の商品がずらりと並ぶ
人気の商品がずらりと並ぶ

――中野店の特色は? また本店との客層の違いなどはありますか?

浅田店長:「ロートンヌ 中野店」の特色のひとつは“ラグジュアリー感”のある空間です。特徴的なその外観もさることながら、店内も広々としていてゆっくり買い物をお楽しみいただけます。
その一方で、大きな声で「いらっしゃいませ」「こんにちは」などと地域密着のお店ならではの親しみやすさを心がけ、多くの方にお越しいただいています。

西武線とJRの乗り換えの途中で、いろいろな層のお客さまがいらっしゃる本店と比べ、中野店には近隣にお住まいのご年配のお客さまも多く、また男性のお客さまにとってもひとりでも入りやすいと好評をいただいています。

店内のサロンスペース
店内のサロンスペース

さらにサロンスペースがあるのも中野店の特色です。開店当初はなかったのですが、しばらくしてお客さまから「店内で食べられる場所があったら良いわね」とリクエストをいただき、それに応えるかたちで設けたのがはじまりです。現在は屋外にもサロンスペースを拡張し、店内に6席、屋外に4席、店舗正面にも4席分のソファ席を設けています。

好みのケーキ2種をお得に楽しめる人気の「KOUTATSU Style」

色鮮やかなショーケース
色鮮やかなショーケース

――中野店限定の商品などはありますか? またこちらで人気の高い商品はどのようなものでしょう?

浅田店長:地域の名前を冠した「eco田シュー」「eco田プリン」は、当初、中野店のみの限定商品だったのですが、本店と中野店のどちらにも足を運んでくださるお客さまも多く、これもお客さまの声に応えるかたちで現在は商品ラインナップを統一しています。再生材の包み紙や再生材のギフトボックスを使用した“エコ”な「eco田シュー」「eco田プリン」は本店でもお買い求めいただける人気商品です。
また1個540円までのケーキであれば、お好みのケーキ2種プラスコーヒーもしくは紅茶のサロンメニュー「KOUTATSU Style」も人気です。

「KOUTATSU Style」
「KOUTATSU Style」

組み合わせるケーキの種類や担当するシェフによって盛りつける食器や魅せ方も異なり、好評をいただいています。今日は抹茶ムースの中にミルクチョコレートムースとオレンジのジュレを閉じ込めた「古都〜KOTO〜」と、私自身も好きな季節限定の「エキゾチック」を用意してみました。
もちろんお好きなケーキを2つお召し上がりいただくこともできるため、いろいろな組み合わせでお楽しみください。

穏やかな時間が流れる都心に近い新江古田エリア

焼き菓子なども種類豊富
焼き菓子なども種類豊富

――最後に、この地域の魅力についてお聞かせください。

お店のある新江古田エリアは、都心に近く都会ではある一方で、田舎のような落ち着いた雰囲気もあり、穏やかな時間が流れているのがこの地域の魅力だと思います。お店の周辺にはご年配の方も多く住んでいらっしゃいますし、2世帯も多く、ファミリー層が多いイメージもあります。だからこそ中野店も地域密着のお店として、それぞれのご家庭の記念日や誕生日など、特別な日を彩るケーキとして選んでいただければ嬉しいなと思いますし、気軽に足を運んでいただけるお店の雰囲気づくりにも努めています。

手土産にぴったり
手土産にぴったり

江古田の方に足を伸ばせば学生も多く、お友だちの誕生日やちょっとしたサプライズなどにもおすすめです。ご予約分以外にもホールケーキを用意しておりますし、「バターカステラ」やマカロン、焼き菓子など種類も豊富に取り揃えております。
今後は製造主任として工場を任せている今村とも研究を重ねながら、夏場でも楽しめる氷菓子の開発にも取り組んでいく予定です。
地域とのつながりも大切に、近隣の小・中学校のまち探検や工場見学などにもご協力をさせていただいているほか、本店のように大学との連携も視野にいれ、今後ますます地域にとって身近な存在となるようお店づくりに励んでいきたいと思います。ぜひ気軽にお問い合わせください。

ラグジュアリーな雰囲気と親しみやすい接客が織り成す地域密着の洋菓子店「ロートンヌ中野店 」
ラグジュアリーな雰囲気と親しみやすい接客が織り成す地域密着の洋菓子店「ロートンヌ中野店 」

ロートンヌ中野店

店長 浅田梓さん
主任 今村さん
所在地 :東京都中野区江原町2−30−1
TEL :03-6914-4466
URL:http://www.lautomne.jp/
※この情報は2016(平成28)年6月時点のものです。

ラグジュアリーな雰囲気と親しみやすい接客が織り成す地域密着の洋菓子店/ロートンヌ中野店店長 浅田梓さん
所在地:東京都中野区江原町2-30-1 
電話番号:03-6914-4466
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜日
http://www.lautomne.jp/